晴朗無上

日々の出来事など

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2008-06-03 19:52:28 | Weblog
もうちょっとだけ

 昨日は、現実にもどろう、なんて殊勝なこと考えたけど、
 やっぱり、もうちょっとだけ。


あの講演の印象など

 先生のお話は、いきなりというかんじだった。
 パソコンをひらき、画面をじっとみつめ、
 ほんのちょっとの前置き。
 そのあとは、画面内の原稿を猛スピード(に私には聞こえた)で、
 読み上げる、あの、少し高い、優しいトーンの声で。
 リズムを刻むように、先生の身体も少し揺れる。
 
 最初は静かだったのが、だんだん、少しづつ声が大きくなっていく。
  
 終わりは唐突だった。
 「これで終わります。」
 なんだか、ボレロを聴いたみたい。
 
 最後まで同じリズム、だんだん高まる気分、なのに、
 「これで終わります。」


見た目の印象は・・・

 昨日から、ずっと思ってたんだけど、
 エリザベス女王の就任50年記念のコンサートのときの
 Brianのようだと思った。
 背が高くて、華奢。 
 でも、ときに、なにかに憑依されたかのように激しい感じに変わる。
  
 ちょっと、そばにいたら理解しづらいかな。


終わって

 8階から、階段を使っておりた。
 長時間座っていたので、頭がぐらぐらしてたけど、
 大勢でエレベーターに詰め込まれるのがいやだったから。
 
 そのとき、ふと頭をよぎった曲は「さくらんぼの実る頃」
 なんでだ?と自分に質問、わからないな。

 この曲は「哀しみの終わる時」の中で使われた曲で、
 この映画では2番目に好きなんだけど、なぜ、これが出てきたのかな。
 
 ちなみに1番は「Tous Les Bateaux... Tous Les Oiseaux 」

 ブログを読んでいると、ときどき先生が「涙が出た」と
 表現してて、でもなんだか、大人の男の人と涙は似合わないな、
 なんて思ってた。
 でも、実際に先生にお会いすると、あー、この方なら、
 こういう場面で泣いたりするんだろうな、と素直に思えた。

 もう、お会いすることはないかもしれない。
 ほんとに、夢の一日だった。