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TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

HOSTEL2

2007-09-29 23:51:45 | 映画
ロシアジンノオトコタチハヤスイヨ(予告より)
<公式サイト>

スロバキアに来たバックパッカーを地域ぐるみで誘拐し、金持ち相手に拷問・殺人の権利を売る、という内容で、スロバキアのイメージ悪化に全力で貢献した前作。
そこそこの拷問描写と都市伝説の巧みな流用、あと「東南アジア系の女優にカタコトの日本語を連発させて日本人と言い張る手法」とか「意味もなく顔出ししてた三池崇史」辺りの脱力要素も相俟って、一部の変人(含むオレ)相手に微妙なヒットを飛ばしました。

さて、今回は前作から完全に話が続いているので、「1」の事前鑑賞が必須です。
基本的には前作と同じく拷問ビジネス、まぁ若者が捕まってウギャーギョワーというお話ですが、今回はそれプラス組織側・顧客側の視点も加わり、うまくマンネリ化を防ぐよう工夫がなされておりました。
スプラッタ方面の描写も前作通りそれなりで、コレ系に目がない奇人(含むオレ)ならそこそこ楽しめる作品です。

と言ってもこれより残酷な映画はいくらでもあるし、前作同様後半の展開にご都合主義感が否めないので、まぁ「佳作」というところでしょうか。
「R-18」に過剰な期待をすると肩透かし必至。


ラストのアレ切断だけは本気で嫌だったけどな!


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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

2007-09-09 01:04:39 | 映画
ミサトさん=新のび太のママ
<公式サイト>


干支ひと回り分の時間を経て蘇った本作。

まぁ話の大筋がテレビシリーズと変わっていないので、こちらとしても一本の映画を観に行くというよりは変更箇所を確認しに行く、というスタンスだったわけで
そういう視点で見た場合、最大の驚きは結城比呂が「優希」比呂に改名してたことでした。
いつの間に変えたんだよ!最初気付かなかったよ!

…まぁそれはさておき。
映像面の変化は、これはもう予告編で流されている通り。
前半はごく一部をCG化してる程度でしたが、vsラミエル戦(正八面体)はほぼ全て描き直され、使徒からエヴァから都市から警告表示からありとあらゆるものがグリングリン動きます。
当時から映像的には結構凄かったですが、今の技術で作り直すだけの意味はある!と素直に感心。

ストーリー面は、まぁ各所で言われてる通りやや駆け足な印象。
とはいえ、混乱を招くほどではなかったので問題ないかと。
まぁ、正直わたくしそこまでどっぷりハマってたクチではないので、そもそも細かな展開や設定はもう覚えておらんかったのですが…。

なにやらちょこちょこと設定変えてる部分も多く。
これが積み重なって後半驚きを与えてくれるのか、単なるハッタリで終わるのかは今後のお楽しみということで。

ところでエヴァと言えば名言の数々ですが、12年間様々なメディアにパクられまくった結果、もはやシンジが「逃げちゃダメだ」って言うだけでなんとなくギャグに聞こえてしまうのは有名作ゆえの悲劇でしょうね…

とりあえず、興味がある人は観て損はない仕上がりと言えましょう。
エンドロール後のおまけシーンもお見逃しなく。


あ、あと、今回は綾波のちく(ry がしっかり描かれてました。
以上。



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ピアノの森

2007-07-26 01:43:29 | 映画
俺とピアノを や ら な い か (気になってしょうがなかったセリフ)
<公式ページ>


自由奔放な天才ピアノ少年「海(カイ)」と、
ピアニストの息子でピアノが半ば「義務」になってしまってる「修平」、
元・世界的ピアニストである音楽の先生「阿字野」。
原作は「カイ」中心の話だそうですが、
映画の方の主軸は、ピアノを中心として交錯する3人の人間関係と、
少年2人の成長です。

才能と努力の重みの対比だとか、
ちょっとした誤解から生じるわだかまりだとか
根っこのストーリーがしっかりしてるので
基本的には楽しめたんですが、
尺の関係なのか展開が駆け足だったり
個々の人物描写が薄いなど物足りない面もちらほら…
ちょっともったいない感じでした

ラストシーンのピアノ演奏は圧巻。
やはりここは実際に”音”を出せる「映画」という表現ならでは。
あたしゃ音楽なんてさっぱり分かりませんが、
ここの凄さは充分に伝わってきました。
分かる人が聴けばもっと凄みを感じられるんでしょうね

声の配役は一切知らずに見たんですが…
修平が超棒読みで誰だよこのヘタクソはと思ってたら神木きゅんでしたよorz
カイ役の上戸彩はまぁ及第点でしょうか
阿字野が雰囲気抜群で、これは普通にプロ声優だなと思ったら雨上がりの宮迫で余韻台無し。
(本人も「お前じゃねぇだろ」と言われまくったそうで)


残念ながら「傑作」というには若干抵抗がある作品ですが、
少なくとも「のだめ」ブームの安易な便乗企画ではございません。
ひと時のファンタジーにオススメ。

あと、本作のMVPは、終盤に予想外のツンデレっぷりで萌えさせてくれた丸山誉子嬢で。



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リサイクル -死界-

2007-07-18 23:51:48 | 映画
途中で急に冷房を強くするのはやめてくれ>映画館
<公式サイト>


これもタイ映画。正確にはタイと香港の合作です。

えー内容ですが、一言で言えばサイレントヒル(ゲーム版)でした。
松たか子と松嶋菜々子を足して2割痩せさせたような小説家が本作の主人公。
このヒトが突然異世界に巻き込まれるわけですが、その異世界の生理的恐怖感・嫌悪感がもうモロにサイレントヒル。
特に予告でも流れる胎児だらけの空間はトラウマ必至の気色悪さ。
主人公はそんな中を時にビビり、時に走り、時にアイテムで切り抜けて、異世界からの脱出を目指します。

なんかこう書くと「パクリ」っぽく見えるかも知れませんが、実際はそういう印象はあまりないです。
演出力の見事さゆえに終始ガクブル出来ました。

ホラー演出だけでなく、実はメインストーリーが結構しっかりしてて、そっちの面でも満足出来ます。
メインの女優さんや子役の演技も巧いです。

まぁ安っぽいメイクで普通に走ってくるゾンビがギャグ寸前だとか、異世界に至るまでが急過ぎるとか、最後のシーンって思いっきり蛇足じゃね?とか色々難点もありますけども、基本的にはなかなか楽しめる作品です。
監督であるパン兄弟、要注目。


なお、このレビュー自体が前にmixiで書いた日記のリサイクルである点は見ないフリをするといいだろう。


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レベル・サーティーン

2007-07-16 23:51:28 | 映画
レベル5のシーンさえなければ人に薦める。
[公式サイト]

最近とみに頑張ってるタイ映画。
クビを言い渡された直後、主人公・プチット(クリサダ・スコソル・クラップ)の携帯電話が鳴った。大金のかかったゲームへの挑戦権が得られたと聞き、借金で悩むプチットはゲームへの参加を決める。未知数のネットユーザーからの注目を浴びながら、13通りの究極のゲームを通して、次第にプチットの人間性は壊れてゆく。
…と、もうこの舞台設定だけでお好きな人にはタマリマセン!

で、実際観てみたら、あるシーンがあまりにイヤ過ぎて他の部分がほとんど消し飛んでしまいました。
後半、ゲームがエスカレートして人の命がかかってきますが、この辺は逆に割り切って観られる部分がありまして、それに対し序盤で速攻お目にかかれるあのシーンは 容易にイヤさが想像出来てしまう分本当にえげつない。
それの余韻を全編通して引きずった為、テンポがいいとかツッコミどころが多いとかそういったプラスマイナスが全部どうでもよくなっちゃいました。オェ。

とりあえず、前後に食事しちゃダメとだけ言っておきます。
知り合いが「観たい」って言ったら多分止めます。

まぁその部分さえ置いとけば、こういうゲテモノ映画が好きな人には充分楽しめると思います。
実際、「このテがあったか!」という衝撃はなかなかのモンですからね。
たまにこういうダイヤの原石があるから単館映画漁りはやめられないんですよ。


ちなみに、凡百のお洒落スリラーになっちまいそうなハリウッドリメイク(するんですよこれが)は期待3割、諦め7割で。



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300[スリーハンドレッド]

2007-07-08 23:57:47 | 映画
スパルタブートキャンプ(多分同ネタ多数)
<公式サイト>


史実「テルモピュライの戦い」を元にした、フランク・ミラー(「シン・シティ」)の劇画の実写化。

まぁ予告やポスターを見ていただければ分かるとおり、全編これ男性ホルモンの本格マッチョ映画であります。

放射能すら弾き返しそうなムッキムキの益荒男どもが、延々腹筋を躍動させて大軍相手に大暴れ。
身に纏っている物がビキニパンツとマントだけなので、画面にはほぼ常にムキムキの腹筋かきわどい股間が写っているという壮絶な事態。
観た後は筋トレに励みたくなること必至。

戦闘シーンではスローと早回しを交互に挟み独自のテンポを確立。
これによりタダでさえ迫力ある(筋肉で)ぶつかりあいが更に熱さ倍増。観るほどに血液沸騰!
出血描写は控えめながら、「切り株」はバッチリ描かれていて容赦のなさも伝わります。
敵さんも無意味にバリエーションに富んでいて飽きさせません。

これに加え、CG加工により常にザラついている背景も独特の雰囲気を醸します。
新感覚の映像体験というアオリもあながちハッタリだけではないなと。

まぁ、上記のノリそのままで主人公とその奥方が一戦お始めになられたあげく、前から後ろへのラーゲチェンジまで丁寧に描写された時はリアクションに困りましたがそれはどうでもいいことですね。

ストーリー面はやや陳腐、とは言え本格歴史モノを期待しなければ充分面白がれるでしょう。
最近はこういう「真正面から熱い英雄譚」は珍しく、そういう路線がお好きな愛すべきバカ(含む自分)にはたまらない作品です。
つーか、敵方に魔術士だの巨人だの両手が剣になってるハート様もどきだのがいる時点でB級なのは丸分かりですけども。


ともあれ、LOTR以降むやみに増えた「大軍勢バトル」に新たな方向性を示した功績はデカいと思います。
必見。


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スパァァルタァァァ

2007-06-23 23:52:02 | 映画
えー本日は珠玉のバトルアクション「300」の感想を書こうと思ってたのですが、劇中のムキムキ筋肉に魅せられてスポーツクラブで激しいプログラムに挑戦し見事玉砕、マトモな文章を書くのはあまりにも眠すぎるので、関連する動画を紹介してお茶を濁したいと思います。







すぱ☆るた ~もってけ!300(スリーハンドレット)~
http://www.youtube.com/watch?v=xQQdHiZodQA

こういうセンスを持った大人になりたい。