TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

トム・ヤム・クン

2006-04-30 23:55:11 | 映画
2004年最も熱かった映画「マッハ!!!!!!!!」は、その邦題のノータリンぶりとは裏腹に、「本物」の格闘アクションのみが持つ絶大な魅力を再び現世に知らしめし、タイ映画の存在感を世界クラスに引き上げました。まぁその後に出てきたタイ映画は「トカゲ女」とかそんなんばっかですが。

ともあれそのマッハ!!!!!!!の主演俳優、トニー・ジャー大先生の最新作が公開となれば命にかえてもいかねばなるまい!と鼻息荒く劇場へ突撃。文字通り全国規模で上映されてたマッハに比べ、公開劇場がやたらこじんまりしとるのう…と一抹の不安も感じつつ、鑑賞と相成りました。
<公式サイト>


…えー結論。マッハの方が良かった。

アクション部分は今回もマジに頑張ってます。
ブルース・リーの「死亡遊戯」を思わせる塔を登りながらのアクション(しかも4分ぐらい一切カットなし)、様々なオブジェを縦横無尽に駆け巡りながらバイカーと戦う工場のバトル(こちらも長回し)、背後から車に襲われた際の鏡の垂直登りなど、ため息が出そうな超人アクションが続々登場。
タイマン勝負のシーンでは格ゲーの如き必殺技がガシガシ炸裂、特にカポエラ使いとの戦闘はカッコ良さ大爆発。「魅せる格闘」としては最高峰の出来栄えです。

アクション以外では、序盤にある象がメインの描写もGood。
少年時代の主人公と象との交流は、「象」という動物の雄大さ・神秘性・優しさを思い出させてくれますし、街中を象が疾走するカーチェイスの象バージョンなどはそのアイデアに感服したものです。

しかしこれら全ての足を引っ張ってるのがあまりにグダグダなストーリー展開。
一本道で分かりやすかったマッハと違い、登場人物が無意味に多く話の流れがゴチャゴチャしており、その上それぞれの行動がイチイチ唐突で白髪が数本増えそうです。
そこまでして描かれてるストーリーの中身はと言えば、超ステロタイプな中国マフィアの良くある悪巧みに過ぎないわけで、そんなん描くくらいならその分アクションに回してくれよと。

確かにこの手の映画ではストーリーなんて添え物に過ぎないわけですが、そうは言ったって限度があるだろと私は思ってしまうわけです。
あんなグダグダじゃ感情移入出来やせんよ。
同じ製作チームが作った「七人のマッハ!」も、「無茶の為の無茶」という感じでなんだかバランス悪かったですし…


断っておきますが、この映画が全面的にダメだったというわけでは決してありませんよ。
「マッハ!」に感銘を受けた熱き魂を持つ者なれば、必見であることには間違いありません。
ただオイラの場合、期待値が大きすぎて自爆したって感じですかね。

まぁ、いかにもワイヤーで「吊ってまーす」なアクションが生理的にダメ(だから「HERO」とか「カンフーハッスル」はどうも受け付けない)な私としては、ジャー君には是非とも頑張って欲しいわけです。
次回に期待。


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エミリー・ローズ

2006-04-29 02:09:37 | 映画
観る機会を逸してる内にどんどん公開が終わっていってたので、これは見逃し確定かな…と思ってたら、池袋のヒューマックスで唐突にレイトショー開始。
さすが悪趣味の街池袋は一味違うぜ、ということで大急ぎで駆け込んできました。
<公式ページ>

さて、お話は顔のパーツがちょっと濃い19歳の大学生・エミリーが死亡するところから。
エミリーは幻覚・肉体硬直・発作に悩まされ続けており、神父が「悪魔祓い」を敢行したものの甲斐なく昇天。
その際、精神病としての医学的治療を阻んだことが死因であるとされ、神父様は「過失致死」の疑いで起訴されてしまいます。
ヤリ手の検察官相手に敗色濃厚の神父ながら、野心家の女弁護士は自分の出世の為にこの事件を受け持つのですが…

宣伝では「これはホラーではない、実話である」と、B級ホラー定番の枕詞に彩られる本作ですが、実際はこの文句およびそこから想起されるB級臭とはかなりかけはなれた位置にいます。
本作のキモは、検察官と弁護人による法廷劇の部分にこそあり、実際上映時間の大半は法廷でのシーンです。
医学的見地から過失致死を主張する検察、どうにかそれを突き崩そうとする弁護人。証拠を揃え、理屈をくみ上げ、時には誘導し、時には退き。このやりとりが非常に面白く、法廷ドラマとしてかなり楽しんで見れました。
やったことないけど「逆転裁判」ってこんな感じなのかな?

この話の最大のポイントは、弁護人自身、信仰としての悪魔を無条件に信じてはいない点です。話が進むにつれ、だんだんと「見えないなにものか」の存在を感じ、認め始めますが、法廷ではあくまでも科学的、法律的、論理的見地から検察の主張を覆そうとしており、それはこの話のスタンスそのものに共通します。
従って、本作を「オカルト」のカテゴリに入れるのは大間違いと言えるでしょう。

ただまぁ、悪魔云々のお話である以上は恐怖シーンもしっかり入ってまして、ドアが勝手に開閉したり何者かに締め付けられたりといった「USOジャパン」ちっくな現象に始まり、道行く人がみな「スクリーム」みたいに見えたり、エミリーが肉体硬直でイナバウアー状態のまま奇声を発したり、なんかブツブツ言ってると思ったらクモをポリポリ召し上がっていたりと、ショック系・嫌悪感系おり交ぜたイヤーなシーンがしっかりゴッキリ満載です。怖くないかと言われたらはっきり怖い映画です。
特に肉体硬直についてはそのありえない姿勢が不気味の一言でして、しかもこれ女優さん本人が頑張って体現したというのですからその気合には頭が下がります。
まぁ単純に「ショック度」だけ比べたらさすがに他のホラーより大人しいのですが、なまじ「科学的見地から検証する」というスタンスがあるだけに、単なるオカルト映画よりもやたら印象的に思えたことでした。

最終的に神父の判決がどうなったのかは書きませんが、ラストもなんとも後を引く展開。こればっかりは、直接見て皆様で感じて頂きたい。

ここ最近見た映画では一番面白かった作品でした。(B級ばっか選んでるせいもあるでしょうが)
オススメ。


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マッサージ

2006-04-28 02:04:38 | 雑記
会社帰り、パソコンの拡張メモリを見ようと秋葉原のヨドバシに寄りました。

そして店にいた時間のほとんどをマッサージチェアの体験コーナーで過ごしました。



いやほら、てもみんとかでやってもらったら結構な額が飛んじゃうじゃないですか。
マッサージチェアの試用だったら無料で出来るわけですよ。節約人生万歳ですよ。
遅い時間ならそこそこ高級なヤツが試用し放題ですから、もう存分に身体ほぐしまくりですよ。
※長時間の独占はしないとかの最低限のルールは厳守

我ながらあまりにみみっちいなぁと思いますが貧乏なんだからしょうがないじゃないか。(えなり)


ちなみに同じことを考えるお客さんが多いのか、同コーナーの注意書きが「お一人様15分まで」→「ここは休憩コーナーではありません」「睡眠・読書等はご遠慮下さい」とどんどんグレードアップ中。誰だよ寝たヤツは。

DOOM ドゥーム

2006-04-26 00:43:49 | 映画
やっぱり「癒し」と言えばB級バカアクションしかねぇだろう、ということで貴重な休日に銀座へ足を伸ばしてきました。
アメリカで大人気のガンシューゲームの映画化っつーことで、どうしても「バイオハザード」と比較されがちな本作ですが、一応原作の方はゲーム版「バイオ」の先輩格と言えるのであながち間違った比較でもないです。
<公式ページ>

ちなみに以前書いた「前売券の当日購入」テク売り切れにより失敗。
文中の「汎用的」という言葉を早々に我が身で否定。orz


えーさて内容ですが、火星で謎の緊急事態が起きたんで海兵隊のゴツイ人たちが突入してみたら、そこでは見事にバイオハザードが発生中でして、以後ゴツい人たちと謎のクリーチャーどもとがゴツい武器とキモい図体を延々衝突させる火薬過剰な超展開、とでもなってくれればもっと楽しめたのですが。

本作は正直なところ展開にスピード感が足りなくて、爽快感がモニョモニョです。
どの程度原作に準拠してるのかは分からんのですが、クリーチャーの設定部分の演出を妙に丁寧にやってくれてまして、まぁそれはそれでいいのですが、なまじ構えてる重火器類がズシリとカッチョええ分、どうしてもこちらの期待はそれらがド派手にぶっ放される方に向かうわけで、ちょい肩透かしな気分です。
銃器のバラエティと構え方のキマり具合は異様にスバラしく、そこだけでもまぁそれなりには楽しめましたが。

そんな感じで後半までなんとなく消化不良感を抱えて観てましたが、最後の方でいきなりバカパワー爆発。
なんと原作ゲームと同じ一人称視点を忠実に再現という暴挙に突入、銃器の先端だけが表示されたお馴染みの構図で化け物をドカドカ撃ち取ります。
シメでは武器をチェーンソーに持ち替え肉弾バトルを展開、やはり人類最強の武器は電ノコだろと勝手に納得したところでこのシーンは終了です。
いやぁここだけで一気にモトをとった気がしました。もういっそ尺の半分くらいこの視点で良かったんじゃないかと。


総評としましては、まぁB級映画としてはわりとしっかり作りこんであるとは思うんですけど、やっぱ迫力不足でイマイチおすすめ出来ない作品。
ザ・ロックの肉体美とか、重火器類の造形美とか、そういった男臭さに燃えるのが正しい接し方かも知れません。


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本当の私、デビュー!

2006-04-23 16:32:38 | 雑記
最近視力が低下気味なのと、一部女性からの圧力により、ついにメガネを購入しました。


















あ、間違えた。







 


某店にて12,600円也。
いわゆるアンダーフレームというヤツです。

購入に当たってはメガネカイザーこと紫苑さんのご助力を賜ろうかとも思いましたが、色々ありましてさくっと買っちゃいました。

基本的には裸眼でも問題ないんで、必要に応じてかける、という程度になりそうです。
まぁイベントなんかで一部女性とお会いする時などは、強制的に常時着用させられると思いますがそれもまた良し。

写真

2006-04-20 02:01:29 | 雑記
えー、最近コスプレへの臨み方の変化に伴って、写真の撮りようもちょっと変わってきとります。
前は基本的にコミケでしかコスせず写真も撮らず…だったんで、いいなと思った人の写真を1~2枚、構図とか深く考えずに撮って「ありがとうございましたー」で以上!というわけでしたが。

最近はオンリーとかコスプレイベントとか、わりとゆったり写真が撮れるモノに参加する機会が増え、色んな角度から何枚もガシガシ撮るというやり方に変わってきました。
写真へのこだわりが強い人たちが周りに増えたこともそれに拍車かけてまして、こうなってくると光の加減とか構図とか色々勉強したくなってきますねー。

こうして現像代がものっそい勢いで上昇したり、カメラの新調を考えてしまったり、カメラ入門みたいな本(だいたいカラーなので高い)を買おうとしたりと、またひとつ家計圧迫の要因が増えていくわけでございます。
やはしこの趣味は金かかりますね。楽しいけど。

ネウロ合わせ@晴海

2006-04-17 02:28:41 | 漫画・アニメ・特撮


晴海にて大規模ネウロ合わせに参加してきました!
もう本当にステキさんばっかで、でも話すとオモロい人ばっかで、人見知り激しい自分がたいそうちっぽけに見えたことでした。

すっげー楽しかったッス。
お誘い下さったアイさん、主催のコウイチさん、参加された皆様、ありがとうございました。1日お疲れ様でしたー。


※後日加筆予定。もう少々お待ち下さいすいませんしばらく無理です