くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

熊本洋学校教師ジェーンズ邸はブルーシートに覆われています

2016年05月16日 | 熊本市内の史跡、観光施設

先週の土曜日(2016年5月14日)に水前寺にある熊本洋学校教師ジェーンズ邸に行ってきました。

ジェーンズ邸は熊本地震で全壊しました。

館長さんがお見えになったので話しを聞いたところ、

4月14日の前震では外壁が剥がれ落ちたけど、15日の朝はしっかり建っていたそうです。でも、16日の本震には耐えられず全壊したそうです。

 

 

 

 

5月14日に撮った写真です。すでに建物はブルーシートに覆われ、建物は一切見ることはできませんでした。

どんな風になったのか怖いもの見たさで見たかったんですが、きっと見ればショックを受けるから見えなくてよかったかな。

 

 

ちょっと前の熊日に熊大の教授・伊藤重剛氏が再建について、『著しく損壊したが、柱や梁の本体はおおもね無事ではないか。再建は難しくない』と語っておられたので、元に戻ると信じています。

だって、この建物はたくさんの歴史が詰まっており、とても貴重なものですからね。元に戻してほしいです。

 

熊本洋学校教師ジェーンズ邸
熊本市中央区水前寺公園22-16

以前の美しいジェーンズ邸が見えます ⇒ 熊本市記念館

 

 

 

過去に撮った写真を探していたら、2011年8月に撮ったジェーンズ邸の写真がありました。 

この洋館は熊本県第一号の洋風建築です。

熊本洋学校に外国人教師・ジェーンズを迎えるために明治4年(1871年)に建てられました。今から145年前です。

ジェーンズが熊本を去った後、西南戦争の時には征討大総督・有栖川宮熾仁親王の宿舎にあてられ本営になりました。また、佐野常民が有栖川宮から博愛社(日本赤十字社の前身)の設立許可を受けた場所でもあります。

その後、県の物産館や県立高等女学校創立時の校舎として使われたり、日露戦争の時にはロシア軍将校の捕虜宿舎としても使用されました。

この建物は明治時代のいろいろな出来事の舞台になった貴重な建物です。多少時間がかかってもいいので元に戻してほしいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本洋学校教師ジェーンズ邸
熊本市中央区水前寺公園22-16

 

熊本市内観光施設開館状況(平成28年5月12日現在)
 
 ⇒ 詳細はこちらを参照してください(PDFファイル)

 少しずつですが、観光施設も開園できるようになりました。

 

観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』

http://www.k-yokatoko.com/

電話 096-356-2333



 

 



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