くまもとよかとこ案内人の会

熊本観光ボランティアガイドの会です。主に熊本城や熊本市内をご案内いたします。

林桜園の私塾『原道館(げんどうかん)跡』

2017年03月03日 | 熊本いろいろ

おはようございます。

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一昨日の千葉城の城主・出田氏から、昨日は宮本武蔵へ。そして今日は千葉城跡にある林桜園の私塾『原道館(げんどうかん)跡』です。 

ここは肥後熊本の歴史の宝庫です。だから、先日も書きましたが、NHKが花畑公園横に移転したら、ここに熊本の歴史館を作ってほしい。

NHKのすぐ下にある千葉城公園。ここに林桜園の私塾『原道館(げんどうかん)跡』の碑があります。

 

 

大きくてどっしりした碑なので地震の影響はなかったようです。

熊本人でも歴史に興味がなければ、林桜園も原道館も知らないかも。林桜園ってすごい人なんですけどね。

林桜園は寛政10年(1798年)、肥後藩士・林英通の三男として生まれました。幼いころから利発で、藩校・時習館では才能が認められ、将来を期待されました。でも、時習館の学風になじめず自主退学。その後、あの本居宣長の門人・長瀬真幸(まさき)について、国学と神道を学びました。

林桜園が40歳の時に、ここに私塾・原道館を開きました。多くの人々が入門し、門人は千数百人にも及びます。

肥後勤王党の宮部鼎蔵や河上彦斎、神風連の乱の太田黒伴雄や加屋霽堅(はるかた)、長州の吉田松陰、大村益次郎、久留米の真木和泉、そして一時的ではありますが横井小楠など歴史上の有名人がたくさんここで学んでいます。

明治になると、有栖川宮や岩倉具視と会っています。

林桜園のことを調べていくと、知っている名前が次から次へと出てくるので、こんなにすごい人が肥後熊本に居たんだよと一人でも多くの人に知ってほしくなりますね。

 

 

(2017年2月3日撮影)

ここは千葉城跡の前にあります日本たばこ産業です。解体が始まりました。これは地震とは関係なく、解体が決まっていたものです。

 

 

 

 (2017年2月3日撮影)

ここが更地になったら、この辺りも変わるでしょうね。

 

 

 

(2017年2月18日撮影)

解体作業は順調に進んでいます。ここが更地になると高橋公園がよーく見えるようになります。

そこらへんはまた後日紹介しますね。

 

最近の熊本の変化はすごい。地震の影響で解体される建物、地震前から建て替えが決まっていて工事が進んでるところなど、あちこちで変化が起こっている。

半年後、一年後の光景はどんな風になっているんだろう。

 

 

くまもとよかとこ案内人の会は、

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観光ボランティアガイド 『くまもとよかとこ案内人の会』
http://www.k-yokatoko.com/

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   桜の馬場 城彩苑 総合観光案内所内
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