舒文堂の屋号の揮毫は落合東郭氏によるもの

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この扁額ご覧になったことがありますか？

これは細川刑部邸の御玄関に飾ってある扁額です。 

落合東郭氏が書かれたもので、力強く、そして美しいです。

でも、今は見ることができません。

熊本地震の影響で、現在細川刑部邸は休館中だから・・・。

 

 

でも、落合東郭氏の書は細川刑部邸以外でも見ることができます。

 

舒文堂さんの屋号の揮毫はなんと落合東郭氏が書かれたものです。

 

落合東郭氏って誰？って方もいますよね。。。

落合氏は元田永孚氏の外孫で、元田永孚氏の没後、明治天皇の恩召にて宮中に入り、明治・大正・昭和の三代の天皇家に侍従として勤めた方です。

一時期、帰郷し第五高等学校の教授に。同僚はあの夏目漱石です。

そうそう、夏目漱石繋がりですと、漱石は落合氏の家を借りていた時期もあります。

明治30年9月から落合氏が熊本に戻る明治31年3月まで大江村の家を借りていました。

これが今、水前寺に移築保存されている家です。この家から小天に旅行に行き、後の草枕になります。

 

【関連記事】2016年5月15日の記事

⇒ジェーンズ邸の横にある夏目漱石第三旧居は一般開放しています

 

舒文堂さんの屋号の揮毫から話がどんどん広がっていきます。

もっといろいろと書きたいんですが・・・　そうすると上通さるくのお楽しみがなくなるのでこのへんでおしまいにします。

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