むすぶ つなぐ

「悪の枢軸」とされる国から思いつくまま……。

言い訳無用?

2009年07月19日 01時58分11秒 | Weblog
本気を感じる。

就任から半年。
オバマ米大統領が初めて多くの黒人を前に、人種問題に触れてスピーチした。

「黒人であることは、成功できない“言い訳”にはならない。科学者にも、最高裁判事にも、大統領にもなれる」
■BBC
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/8155077.stm



スピーチでは、今も黒人差別が残っていること、貧困地域では困難な状況が立ちはだかっていることに触れつつ、「貧しいことは、成績が悪いことの理由にならない」と厳しい言葉を放った。
全く米国を礼賛する気はないけれど、これほど率直に夢を語れるトップがいる国って魅力的だ。


説得力があれば、たとえ理想論でも結構だと思う。
これを聞いた1万人のうちたとえ1人でも真剣に夢を追う人間が出れば、どれだけの活力が生まれるだろう。



「自分はどれだけちっぽけなことでつまづいているのか」
米国人じゃなくても、少しだけ勇気がわいてくる。
(そんな単純な人ばかりじゃないだろうけど……笑)


  ×    ×


1カ月半後、日本でも「チェンジ」が起きる可能性が高い。
けれど、またもやトップになるのはおそらく元首相の孫。
周囲には財界のトップの息子もいるし、世襲議員もまだ結構いる。


以前の政権よりもまし……。
それだけじゃ、夢はふくらまない。