※2022年8月16日追記:画像差し替え作業中です
ようこそお越しくださいまして、厚く御礼申し上げます。
毎度おなじみKボーイでございます。
本日も相変わらずのNゲージ話を一席申し上げます。
お題はTOMIX 185系200番台OM08編成・国鉄特急色です。
TOMIXのハイグレード仕様の185系電車としては第2弾の製品ですが、現在主流の斜めストライプ色に続いて、まさかの「色物」が出ちゃいました。特急「踊り子」や「湘南ライナー」でも活躍をしたので、もちろん我が家にも入線しました。
製品は上野口で活躍をしていた2012年頃を想定していますが、私の方は東海道線東京口、すなわち特急「踊り子」で楽しみたいと思います。
製品には「踊り子」のトレインマークは含まれていませんので、既存の斜めストライプ製品から持ってきております。
◎製品概要
まずは製品の概要からです。
〇製品名:品番98691「JR 185 200系特急電車(国鉄特急色)セット」
〇模型の主な仕様
- プロトタイプは赤とクリームの国鉄特急色をまとった185系OM08編成
- 上野口で活躍していた2012年頃の姿を想定
- 車両番号は印刷済み
- 前面スカートは黒色タイプが装着済み、交換用に灰色タイプが付属
- トレインマークは「あまぎ」が装着済み
- 交換用ヘッドマークは「あかぎ」「草津」
- 「上州踊り子」「湘南日光」のヘッドマークが付属
- 屋根上クーラーは銀色のAU75Gタイプ
- 動力はM-9モーター仕様
〇車種構成
●クハ185-214
●サロ185-214
●モハ184-228
●モハ185-228(動力車)
●モハ184-227
●モハ185-227(T車)
●クハ185-314
〇付属品
ハイグレード製品なので付属品がたくさん。
パーツ類は小袋が3つあります
●小袋1:床下関係
・トイレタンク
・スノープロウ
・ジャンパ栓(クリーム色)
です
●小袋2:上回り関係
・列車無線アンテナ
・信号炎管
・ホイッスル
・特急シンボルマーク
・交換用トレインマーク(「あかぎ」「草津」)
・ヘッドマーク(「上州踊り子」「湘南日光」)
になります
「上州踊り子」「湘南日光」なんて
面白いヘッドマークをつけているなと思います
実車ではトレインマークの上に手すりが設置され、
そこにヘッドマークをかけていましたが、
流石にNゲージではそれは不可能なのでで、
トレインマークのところに差し込む方式です
小袋3:そのほか
・列車無線アンテナ用治具
・交換用の灰色スカートに
なります。
OM08編成が国鉄特急色になった直後は黒色スカートでしたが、2012年6月にスカートが灰色に変わっております
パーツ類のほか説明書が入った袋に
各トレインマーク・ヘッドマークに対応した
列車番号用シールも同封されています
模型の概要は以上です
◎簡単な実車の解説
簡単に実車のお話をします。
この国鉄特急色をまとった185系OM08編成は、かつて特急「あまぎ」等で活躍した157系電車をイメージしたもので、私なんかは「あまぎ色」と呼んでいました。
(実車画像:特急「踊り子109号」新子安にて)
実車OM08編成が国鉄特急色だったのは2012年2月から2015年2月までで、それ以降は斜めストライプ塗装です。
国鉄特急色で登場した頃の定期運用は上野口のみでしたが、2013年3月改正で東海道線東京口に進出、合わせてグリーン車・サロ185形を6号車から4号車に移動する編成組み換えを実施されました。そして翌2014年3月から逆に東海道線運用のみとなりました。
実車の解説は以上です。
◎模型の細部
模型の細部を見ていきましょう。
なお、お見せする画像は全て整備後の画像で、号車表示と禁煙表示、側面方向幕は他社製パーツを利用しております
ただし、発売前から嫌な予感はしていましたが…
この塗り分けの乱れが残念です。
裾が酔っ払いみたくヘロヘロ。
ご存知の方も多いかと思いますが、TOMIX製品は横須賀色や湘南色といった国鉄標準のツートンカラーの仕上がりがイマイチなことが多く、この国鉄特急色でも案の定でしたね。
側面を見てみましょう。
(クハ185-214の側面)
前面との境界部分を除けば、側面の塗装はキレイに仕上がっております。
(サロ185-214側面)
小窓が並ぶサロ185は金色の窓枠と相まって特別車の風格たっぷりです。
小ぶりなグリーン車表示は、文字が潰れることなく印刷されています。
そのほか、細かいところを見ていくと、
普通車の内装は青系、グリーン車は赤系で成形されています
(実車の普通車座席)
普通車のクーラーはステンレスキセのAU75Gタイプ、グリーン車は灰色キセAU71Cなります。
モハ185のパンタグラフは、PS16Jタイプを搭載しています
PS16JはPS16の耐寒仕様で、台座へのバネカバーが設置とすり板の先端形状も通常のPS16とは異なります。
細部の話は以上です。
◎模型整備の話
ここで模型の整備を話をしましょう。
まずは付属品を取り付けます。
例によって列車無線アンテナは付属の治具を用いてドリルで穴を開ける作業が必要です
高価な模型なのであまりやりたくないですが…。
治具の構造からして、信号炎管やホイッスルを取り付けた状態でも穴開け作業は可能です。
とはいえ、無線アンテナを取り付け後にやるのが常道かと。
(アンテナ等の取り付け見本)
ちなみに、この製品で一番取り付けにくい付属品は、前面の小さな特急シンボルマークだと思います。
今回は東海道線運用を再現するので、
手持ちの「踊り子・強化型スカート」製品から、「踊り子」のトレインマークと列車番号シールを流用します
この国鉄特急色に使える列車番号シールは
・8022M(特急「踊り子102号」)
・8029M(特急「踊り子109号」)
・8030M(特急「踊り子110号」)
の三つになります
今回は8029M「踊り子109号」をチョイスしました。
また細かい標記類や側面方向幕、号車表示をを再現します。
用意したのは、KATOの185系行先表示シール、鳳車輌製造の「185系方向幕踊り子篇 Lなし」ー、そして世田谷総合車輌センターの「798 禁煙表記インレタ2」です。
KATOのシールは号車表示再現用です。方向幕シールも使えたら良いのですが、大きすぎてTOMIX製品への使用は無理があります。鳳車輌製造のステッカーは高価ですが、たまたま中古店で半額で買えました。
この3種を使って模型をドレスアップします。
列車番号を8029Mにしたので、行先は特急「踊り子」伊豆急下田行です。なお7両編成の特急「踊り子」の自由席は6・7号車でした。
(うまくいったかな?)
(作業前)
(作業後)
方向幕は
あとは製品状態では透明のトイレ窓にKATOの行先表示シールの余白部分を貼って、
白いトイレ窓を再現します。
そうすれば整備は完了です。
◎車両紹介
最後に車両紹介をします。
2号車 モハ184-228
MGとコンプレッサーを搭載した中間電動車です。
3号車 モハ185-228
パンタグラフ付き中間電動車で、模型ではこちらが動力車です
4号車 サロ185-214
2013年3月改正以前は6号車に連結されていましたが、東海道線と共通運用になったの機に旧田町車に合わせて4号車に移りました。
5号車 モハ184-227
モハ184-0番台と200番台の
コンプレッサーの違いを正しく再現
というのがTOMIXのアピールポイントでしたが、
実物では機械的に結構重要な設計変更です
車両紹介は以上です
ここまで色々と話しましたが、
最初に述べたように185系の第2弾が
まさか国鉄特急色とは予想外
153系急行電車の発売を決定したから
それに合わせる形で国鉄仕様を発売する
という選択肢もありましたし
あるいはJR化後で湘南ブロック塗装やら
「エクスプレス185」を予想していました
それが蓋を開けてみたら国鉄特急色、
ビックリしましたよ
それと「限定品」でないのがうれしい
「限定品」にしてしまうと、
1回しか生産されませんが、
通常品ならいつか再生産を望めます
今回の国鉄特急色も
あっという間に完売したそうですし、
次回作も期待できそうです
関連記事
TOMIX 185系踊り子色→コチラ
〇修正記録
・5月19日:文章の修正
・6月20日:画像差し替え
再現したらマニアックかも、
2014年3月改正まで見られた
熱海発の普通列車伊東行
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