Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

スプリンターズSの展望①

2023-09-25 | 予想

※3)血統のミスプロ系にウインマーベル(父アイルハヴアナザー)を追加しました。

 まずは、昨日の反省から。東西のメイン競走は、期待したほどは荒れませんでしたが、なかなかおもしろかったです。阪神の神戸新聞杯は、川田くんのサトノグランツが勝ちましたが、あの狭い間をよく抜けて来たなあと思いますし、坂を上り切った直後の伸び脚だけで勝ったような印象です。あの展開で最後の伸び脚を温存できたのは、血統なのか、騎手の腕なのか。ダービーが位置取りが後ろ過ぎて届かなかったことを考えると、次の本番菊花賞では、展開次第では主役に躍り出る可能性も出てきました。私的な馬券の方は、この日が147枠優勢と見て7枠のナイトインロンドンを中心視しましたが、直線で早々に脱落してthe endでした。父グレーターロンドンの距離不安が出てしまった気もしますし、鞍上が最初から気合いを付けて前に行きすぎたようにも思います。まあでも、今後重賞でいいところもあるのでは。

 他方、中山は予想どおりタイトルホルダーが逃げましたが、このままだと逃げ切られると思った後続勢に途中から絡まれたのが最後に響いて2着。勝ったのは前を見ながら好位で進めたルメール騎乗の7枠ローシャムパークでした。馬券も同馬から買ったのですが、個人的に最大の「功労者(馬)」だと思っているのは、同じ7枠のハヤヤッコですね(笑)。途中から果敢に前に行ってくれたおかげで、タイトルホルダーの楽逃げを阻止できたわけですから。欲深いことを言えば、もうちょっと早くしかけてくれれば、結果3・4着の馬たちがタイトルホルダーの前に出て、もっと「痛快」な馬券になっていたかもしれませんが、まあ、またチャンスがあるでしょう。

 さて、スプリンターズSまで一週間を切りました。いよいよ秋のGⅠ戦線の開幕です。今週は数回にわたり、秋の短距離王決定戦の検討をしてみたいと思います(同じ日にはフランスの凱旋門賞もあります)。馬券でも是非胸踊らせたいところです。

スプリンターズS【2023年10月1日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

スプリンターズステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月1日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 今日は、過去10年の3着以内に入った延べ30頭の傾向を押さえてみます(2014年のみ新潟開催)。

1)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 セントウルS   11頭 (テイエムスパーダ⑭1着 アグリ②2着 ボンボヤージ⑬4着 ジャングロ③6着        エイシンスポッター⑥7着 ピクシーナイト④8着 ドルチェモア⑨13着)

 キーンランドC   6頭 (ナムラクレア①1着 トウシンマカオ②3着 ジュビリーヘッド⑨6着 キミワクイーン④7着 ナランフレグ⑤10着 ウインマーベル⑦16着)

 安田記念      4頭 (メイケイエール⑫15着)

 北九州記念     3頭 (ジャスパークローネ⑤1着 ママコチャ①2着 モズメイメイ②10着)

 

2)性齢

 〇3歳 4頭   〇4歳 9頭   5歳 8頭   〇6歳 6頭   〇7歳 3頭 

 牝馬 12頭  〇騸馬 なし

 4・5歳馬が多いですが、6歳以上の年長馬もそこそこ来ていますし、3歳勢も古馬に混ざってよく健闘している感じがあります。あまり年齢に拘泥するレースではないようです。むしろ気に留めるべきは、牝馬が4割を占めていることの方かもしれません。

 

3)血統

 JRAのホームページに書いてありますが、ミスプロ系が好走する例が多いようです。

ミスプロ系に注目

中山競馬場で開催された過去9回の種牡馬別成績において、好成績が目立つのはミスタープロスペクター系で、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーン、キングカメハメハ、Raven's Passと、4頭の種牡馬で5勝を挙げている。ミスプロ系の中で注目したいのは、フォーティナイナーの系統で【3・2・2・9】(3着内率43.8%)と、半数近くが馬券に絡んでいる。

(データ分析:スプリンターズステークス 今週の注目レース JRA

 今回は、マクフィー、ロードカナロア、ルーラーシップ、アイルハヴアナザーの産駒が該当します。

 ・オールアトワンス:父マクフィー。母系にもミスプロ系血脈。

 ・キミワクイーン:父ロードカナロア。

 ・ジュビリーヘッド:父ロードカナロア。

 ・ドルチェモア:父ルーラーシップ。

 ・ボンボヤージ:父ロードカナロア。

 ・ウインマーベル:父アイルハヴアナザー。

 

 なお、他にも父系・母系にミスプロ系の血脈を引いている馬はいますが、数が多くて焦点ぼけするので、馬名を挙げるのはここまでにしておきます。

 

4)マイル重賞実績

 もうひとつ、上で引用したJRAのホームページには、勝ち馬は、2・3歳時にマイル重賞を勝った経験があるとの指摘もあります。

2、3歳時にマイル重賞優勝経験のあった馬が連勝中

直近4年の優勝馬は、いずれも2、3歳時にマイル重賞を勝った経験があった。マイルくらいはこなせるスタミナを持った馬に勝機があるようだ。なおこの4頭のうち3頭には、2、3歳時にマイル以上のGⅠで3着以内に入った経験もあった。

 これに該当するのは、

 ジャングロ    :GⅡNZT1着

 ・ドルチェモア   :GⅠ朝日杯FS1着  GⅢサウジアラビアRC1着 

 ・ナムラクレア   :GⅠ桜花賞3着

 ・ピクシーナイト  :GⅢシンザン記念1着

 ・メイケイエール  :GⅡチューリップ賞1着

 ・モズメイメイ   :GⅡチューリップ賞1着

 

5)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬名も挙げておきます。

 ・ウインマーベル     4・4・3・6

 ・オールアットワンス   4・0・2・5

 ・ジャングロ       4・2・1・4

 ・ドルチェモア      3・0・0・4

 ・ナムラクレア      5・3・3・3

 ・モズメイメイ      4・0・1・2

 

 オールアットワンスはねらってみたい馬ですが、今日のところは結論は保留にしておきます。それはさておき、当日おそらく1番人気になるのはナムラクレアでしょう。確かに、春の高松宮記念2着、前走キーンランドC1着ですから、実績的にイチオシにふさわしいのは衆目の一致するところです。ただし、個人的には、少し引っかかる点もあります。同馬は去年のこの舞台で、2人気に支持されて5着でした。まだ、3歳だったからしょうがないとも思いますが、同じ3歳馬の7人気ウインマーベルに先を行かれました。ひょっとしたらこれは単なる「偶然」以上の意味があるかもしれません。明日は、そこらへんを少し検討してみたいと思います。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。週の後半からまた暑くなるような話なので、涼しいうちにいろいろとやってしまおうと思います。今週もがんばりましょう。

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9/24(日) 本日のねらい 神戸新聞杯など

2023-09-24 | 予想

 昨日のメインは意外に堅く収まり、ちょっと拍子抜けしました。それでも阪神11R大阪スポーツ杯は、1番人気の3歳馬が抜けて、予想の上では小波乱でしたが、2着になった7枠のスプラウティング軸で何とかしのげた感じです。一方、中山11RながつきSは3・1・2人気の決着でした。二日続けて堅く収まる感じはないので、今日のメインは少なくとも一方に波乱があるのでしょうか。

 日曜の今日は、順番でまず阪神11Rの菊花賞トライアル、神戸新聞杯を予想してみます。今朝のオッズでは、ダービー3着のハーツコンチェルトが1人気、同8着のファントムシーフが2人気ですが、どうでしょうか。いつものとおり、枠人気とねらい馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。

 9/24(日) 阪神11R 神戸新聞杯 3歳牡 GⅡ 芝2400 

 〇1番人気枠=8枠  ハーツコンチェルト①          

 〇2番人気枠=5枠  ファントムシーフ②     

 〇3番人気枠=7枠  ナイトインロンドン⑤    シーズンリッチ⑦

 〇4番人気枠=3枠  サトノグランツ③      

 〇5番人気枠=4  ロードデルレイ④

 〇6番人気枠=6枠  マイネルラウレア⑥

 〇7番人気枠=1枠  サスツルギ⑧            

 〇8番人気枠=2枠  ショウナンバシット⑨

 ここはダービー上位組からねらうのが常道ですが、ハーツコンチェルトやシーズンリッチは叩いてからの感じが否めませんし、ファントムシーフは個人的に父ハービンジャーが阪神2400のイメージと合いませんので、夏の上がり馬から中心馬を選ぼうと思います。昨日の中山10R九十九里特別の結果から推察すると、勝ったニシノレヴナントに前走の赤倉特別で0.8秒の差をつけて勝ったロードデルレイは、初距離の2400mを克服できればダービー組ともいい勝負になりそうな感じがしますが、ここでは、札幌の阿寒湖特別・芝2600を勝ってきたナイトインロンドンの方を軸にしようと思います。父グレーターロンドンはディープ産駒ながら、全然長距離実績のない馬ですが、今までのところ、母系のメジロマックイーンのスタミナがうまく出ている印象です。菊花賞まで見据えてやれる血統かというと、父親が父親だけに少々疑問ですので、ねらうなら3000よりも2400のここかなと考えています。相手は、ダービー組に、比較的調教評価のよかった馬(★をつけました)を加えようと思います。

 続いて、中山11Rのオールカマーですが、これは簡単に。

 9/24(日) 中山11R オールカマー GⅡ 芝2200 

 〇1番人気枠=4枠  ガイアフォース②      ジェラルディーナ④

 〇2番人気枠=2枠  タイトルホルダー①

 〇3番人気枠=7枠  ローシャムパーク③

 〇4番人気枠=6枠  ノースブリッジ⑤      エヒト⑧

 〇5番人気枠=8  ウインマリリン⑨      

 〇6番人気枠=3枠                アラタ⑪

 〇7番人気枠=5枠  ゼッフィーロ⑦           

 〇8番人気枠=1枠  

 タイトルホルダー以外に逃げ・先行馬が見当たりません。しいて挙げれば、ウインマリリンかマリアエレーナあたりですが、競ったり、前に出たりということはほぼないので、これはタイトルホルダーの楽逃げになって、同馬の影も踏ませない完勝劇になる公算が高そうです。しかし、まあ1番人気ですし、中山との相性も中くらいな感じがあります。何と言っても、宮田式バイオリズムが今回7・2・0・7で、ほとんど上気運が感じられないので、出来はまだ完調一歩手前と見て、ルメール騎乗のローシャムパークから入ろうと思います。鞍上の腕前に期待です。相手は、人気薄のアラタまで押さえておきます。

 ようやく気温が落ち着いて、秋の晴天の下で競馬ができそうなのは何よりです。我々も、お馬さんたちも、元気が取り戻せそうですね。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。

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9/23(土) 本日のねらい

2023-09-23 | 予想

 ネットを見てると、岸田さんのことを「増税メ〇ネ」って呼ぶ人がいるんですけど……。まあ、「エッフェルねえさん」だったり、「ドリル」復活だったり、庶民というか一般国民の「命名」の冴えには笑ってしまいます。岸田さん、外相をしてた頃は眼鏡をしてなかった記憶がありますが、個人的には眼鏡してない方がいいんじゃないかと思うんですけど(その方が穏やかでソフトな感じがしますが、スタイリストさんに、眼鏡をした方が「知的」に見えるとか何とかアドバイスされてるんですかね)。というのは、岸田さんが眼鏡してる顔と、1970・80年代に日本人が「エコノミック・アニマル」などと揶揄されていた頃の戯画化された「日本人」のイメージがダブルんですよね。どこに行くにも集団で、カメラをぶら下げて写真を撮って……みたいな。だから岸田さんが国際舞台に出ると、そんな風に見ている外国の人がいるんじゃないかって、(個人的に)何か心配になってしまうんですけど(もうそんな昔の日本人イメージは払拭されてるとすれば、余計なお世話でしょうが)。昨日の岸田さんの国連演説の記事を見ていて思いました。

“増税メガネ” 岸田首相、今度は「核なき世界」のために30億円…せっかくの国連アピールも「会場ガラガラ」のトホホ | Smart FLASH/スマフラ[光文社週刊誌] (smart-flash.jp)

 さて、「恒例?」の岸田さんネタはこれくらいにして、土曜の今日のねらいのレースに行きましょう。重賞レースではありませんが、中山11RながつきSの予想からです。中山は今(今朝)のところ、ダート良馬場で、そんなに雨は降ってないようです。枠人気とねらい馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。

 9/23(土) 中山11R ながつきS op ダート1200 

 〇1番人気枠=5枠  パウオレ①        サイクロトロン②        

 〇2番人気枠=7枠  サンライズアムール③

 〇3番人気枠=8枠  タガノクリステル⑦

 〇4番人気枠=3枠  アティード⑤

 〇5番人気枠=6  オーヴァーネクサス④

 〇6番人気枠=2枠  ワルツフォーラン⑥

 〇7番人気枠=4枠  カイアワセ⑧           

 〇8番人気枠=1枠  ベイビーボス⑪

 馬場が渋れば、タガノクリステルやワルツフォーランがおもしろいと思ってましたが、乾いた馬場のままなら、パウオレ軸の三連でいこうかと思っています。もちろん、人気馬ですから、相手は絞るべきですが、一頭くらい人気薄が突っ込んでくる感じもありますので、一応カイアワセやベイビーボスまで押さえておこうと思っています。

 阪神11Rは簡単に。すっかり善戦ウーマンになってしまいましたが、5枠7番ラヴケリーが軸馬としては一番「安定」している感じもしますが、宮田式バイオリズムが3・6・6・12とではないので、4枠の3歳馬グレートサンドシーか、7枠のスプラウティングのどちらかを中心馬にするつもりです。両馬とも乾いた馬場で上がり36秒台の脚を使えるのが魅力です。人気薄でおもしろいのは、ラヴケリーと同枠のウラ人気馬ゴダイリキでしょうか。鞍上デムーロと息が合えば、3着に残れるかも知れません。

 というわけで、本日もお読みいただきありがとうございました。9月も下旬になって、ようやく気温が30℃を超えなくなってきて、ホッとします。今日も一日がんばりましょう。みなさんの好配当・高配当を祈ります。

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9/22(金) 追い切り情報まとめ

2023-09-22 | 調教

 昨日来宅した親類が新型コロナに感染して、しばらく自宅待機だったとか言ってまして。世間は以前とほとんど変わらないかのように動いてますし、最近は一般の人たちのガードが下がって、日本の人も外国の人も普通に旅行してますんでねえ。そういえば、新型コロナの感染者だけでなく、インフルエンザの感染者数も関東圏で異例なほど増えているそうで、いやあ、インフルエンザのウイルスは湿気に弱いから夏場は流行しないんじゃなかったっけと思いましたが、ひょっとしたらこちらのウイルスも変異してるんですかねぇ。「もう年寄りなんだから気をつけてね」とか言われちゃいまして、「へい、へい、わかりやした……」です(笑)。

 さて、今日は金曜日なんで、日曜の重賞レースの出走馬たちの最終追い切りの情報をまとめてみました。いつもながら、ネットに動画など関連情報を上げている方々に感謝申し上げます。

 日曜阪神11R 神戸新聞杯 3歳GⅡ 追い切り情報 まとめ 

・サヴォーナ:坂路52.4-37.8-24.5-12.1。時計はまずまずで調子落ちはない。そこそこの出来。

サスツルギ:関東馬。9月初旬から栗東で調整。CW38.2-23.9-11.8。走りは大きく、期待のもてる動き。

・サトノグランツ:坂路52.1-37.8-24.3-12.0。この馬としては時計が出ていて、力の出せる出来。

ショウナンバシット:CW52.9-36.8-11.3。気合い乗り抜群で、乗り込み豊富。休み明けでも絶好の出来。

・シーズンリッチ:CW37.7-23.4-11.5。追って好時計。十分力の出せる仕上がり。

・スマートファントム:坂路51.9-37.5-24.4-12.4。全体時計は悪くなく、そこそこ力の出せる出来。

・ナイトインロンドン:南W終い11秒台半ば。先週までは今ひとつも、当週は素軽い動き。評価は割れる。

・ハーツコンチェルト:関東馬。9月初旬に栗東入り。次を見据えて抑え気味だが、調教量は万全。

・バールデュヴァン:坂路55.7-39.5-24.4-11.8。終い追われていい脚を見せた。このメンバーでどこまで

・ビキニボーイ:坂路55.6-12.2。Wと坂路を併用しながら乗り込まれ、仕上がり自体は悪くない。

ファントムシーフ:坂路53.3-38.1-24.1-11.7。終い重点だが、休み明けとしては上々の出来。

・マイネルラウレア:坂路50.6-37.2-24.0-12.2。一杯に追われ全体時計は悪くないが、終いがやや不満。

・ロードデルレイ:CWで終い強めで11秒台半ば。機敏な動きで調子は悪くないが、大きな上積みまではどうか。

 全体的な印象をまとめると、出来の良さで推せるのは、まず、ショウナンバシット。次が、サスツルギファントムシーフ。この3頭に続くのが、マイネルラウレアあたりではないかと思います。火曜の「展望」で、個人的に中心視したナイトインロンドンは、最終追い切りはまずまずでしたが、先週までの調教具合がイマイチなので、評価が分かれてましたねえ。その他、ハーツコンチェルトとシーズンリッチのダービー上位組は休み明けとしては悪くない出来との見立てでした。

 つづいて、中山のオールカマーは主要馬の状況だけ簡潔にまとめてみます。

 日曜中山11R オールカマー GⅡ 主要馬の追い切り情報 まとめ 

・アラタ:南W51.6-37.5-11.9。時計は悪くないが、ピーク時の出来からするとやや見劣りする。

・ウインマリリン:南W併走で終い11秒台後半。活気が戻り、前走(札幌記念9着)よりは上向き。

・エヒト:坂路52.7-38.3-25.0-12.5。終いだけ気合いをつけ、前走(小倉記念1着)と遜色ない動き。

・ガイアフォース坂路55.2-40.0-24.9-12.0。休み明けでも仕上がり良好。ここでもおもしろい。

・ジェラルディーナ:CW37.4-11.8。この馬としてはあまり時計が出ず、絶好時からは一枚割引が必要。

・ゼッフィーロ:CWで終い11.4。今週の追い切りでギアが入った感じ。このメンバーでもおもしろい一頭。

・タイトルホルダー:南W終い11.5。この馬の出来として悪くはないが、次への叩き台の感じは否めない。

・ノースブリッジ:南W50.2-36.1-11.6。前週よりは素軽いが、絶好の動きにはあと一歩という感じ。

・マテンロウレオ:CW39.4-12.3。タメが効いた走りで脚さばきよく、前走(札幌記念14着)よりは好状態。

・マリアエレーナ:CW稍重51.6-37.1-11.5。一杯に追われ好時計。近走頭打ち感もあるが出来はよい。

・ローシャムパーク:南W37.0-23.5-11.5。馬なりから強めで好時計。ここでも結構やれそうな出来。

 評者の好みもあるでしょうが、ここは見る人ごとに評価が分かれ、私が見た範囲では共通して推せるという馬が見当たりませんでした。それでも個人的な印象だけで「最大公約数」的に1頭だけ挙げるとすれば、ローシャムパークでしょうか。実力馬が揃ったレースですが、次を見据えている馬もいるので、人気になった馬が相応に走れず、意外に荒れるかもしれません。そういう意味では、ジェラルディーナやタイトルホルダーらGⅠ馬は相手までにとどめて、軸馬は別の馬を考えた方がいいかも知れないなあと思いました。

 というわけで、本日もお読みいただきありがとうございました。朝から曇って、今日は雨予報ですが、このまま少しは涼しくなってくれるでしょうか。よい週末を迎えられますように。

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土曜のねらいレース

2023-09-21 | 予想

※追記:パウオレの宮田式バイオリズムの評価を訂正しました。お詫びします。

 最近テレビを見ていると、ニュースなどで、無人販売店で金を払わずに品物を持って行く輩が出てきますが、繰り返し繰り返し報道されると、単にこの種の事件が多いというだけでなく、何か意図がある気がしてきます。そもそも世の中の人がみんな「聖人」というわけではありませんし、みんな顔見知りのド田舎ならばともかく、町中で無人の店舗を開けば、品物だけ持って行かれるリスクは避けられないでしょう(スーパーのセルフレジでも万引きが横行していると言いますから)。ポケットから札束を見せながら電車に乗って、何枚かお札を抜かれたら、抜いた奴が悪いと、それだけ言って済む話ではありません。こういう「こそ泥」を執拗に取り上げて、「ふてぇ野郎だ」と「糾弾」するんだったら、たとえば、先の東京オリンピックをめぐる贈収賄では何人か逮捕されましたが、利権の差配をした肝心要の大親分を何で捕まえて牢屋に入れられないのか、こっちの方が相当「ふてぇ野郎」だし、世の中にとっては「糾弾」すべき優先順位が高いでしょう。こんな巨悪を泳がせてるから、今また神宮外苑の樹木を伐採して「再開発」しようなんていう暴挙が罷り通らんとしているんじゃないかと思います(この「再開発」の元締めもこの大親分だと某ジャーナリストが言ってました)。結局、一般国民は従順で「上」の言うことに逆らわず(逆らえず)、「上」は何でもやりたい放題……。国民の不平・不満のガス抜きに、この手の「こそ泥」糾弾が使われてるような気がしますね。世論を誘導する向きが完全に逆です。

 さて、競馬ブログなのに余計なことを書いてしまいましたが、ここからが「本旨」です。今週の中央競馬は土曜に重賞レースはありませんが、興味深いレースがあります。中山10R九十九里特別ですが、何が興味深いかといいますと(個人的に馬券の軸馬としてはダイムに目星をつけていますが)、レース自体に波乱の要素があるだけでなく、翌日の菊花賞トライアル=セントライト記念に出走するメンバーたちと前走で戦った馬たちが何頭か出てくるので、セントライト記念を占う格好の「ものさし」になると思うのです。たとえば、このレースに出走する5歳牝馬のシャインユニバンスは、前走の信夫山特別2着でしたが、同馬に3馬身差をつけて勝ったサヴォーナがセントライト記念に出ます。その他、キントリヒは阿寒湖特別8着(1着がナイトインロンドン)、ダノンピーカブーは木曽川特別6着(1着がサスツルギ)、ニシノレヴナントは赤倉特別4着(1着がロードデルレイ)ですので、この中に好走する馬がいれば、翌日のセントライト記念の予想で大いに参考になります。

 しかし、今日のねらいは次の11RながつきSの方です。かなりの混戦だと思いますが、3連勝中のパウオレがここも勝って、重賞戦線に駒を進めることになるのでしょうか。

ながつきステークス【2023年9月23日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ながつきステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月23日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 同名のレースがopになったのは2019年からです。時期的に雨もある季節ですが、良馬場なら1分10秒台、ひょっとしたら9秒台で決着するかも知れませんし、重・不良馬場になれば、さらに時計が速くなる可能性があります。まず、今回の出走予定馬たちから、良馬場での近走(1年以内)の持ち時計上位馬を拾ってみます(〇数字は単勝人気、数字は着順です)。

1)持ち時計

・牡5 58 アティード     2023/01/15 ジャニュアリー 57 ②1⃣ 1分10秒0 36.1

・牡6 58 オーヴァーネクサス 2022/12/11 カペラS    56 ⑨4⃣ 1分09秒7 35.7

・牝6 55 カイアワセ     2022/12/10 アクラライン  53 ⑪1⃣ 1分10秒5 35.7

・牡6 58 サイクロトロン   2023/01/15 ジャニュアリー 58 ⑨2⃣ 1分10秒2 36.5

・牝4 55 パウオレ      2022/12/03 鹿島特別    54 ①1⃣ 1分10秒6 36.5

・牡6 57 ベイビーボス    2022/10/02 外房S     55 ⑥1⃣ 1分10秒2 36.7

 今回の斤量を加味すると、アティード、オーヴァーネクサス、サイクロトロンの三つ巴に、パウオレ、ベイビーボスがどこまで加われるかという印象です。時計上位はこの5頭と見ています。

 続いて、過去4年の3着以内馬の性齢です。

2)性齢

 4歳=6頭  ・5歳=3頭  ・6歳=2頭  ・7歳=1頭

 〇牝馬 5頭  〇騸馬 1頭

 4歳馬が優勢ですし、1600万条件(3勝クラス)の時代から、牝馬が上位に強い込んでくるレースです。狙いとしては、4歳牝馬です。

3)前走(ステップ)

 4年間ですが、3着以内馬の前走も押さえておきます。( )内は今回の該当馬です。

 ・NST賞   5頭 (カイアワセ ⑩9着)

 ・エニフS   3頭 (オーヴァーネクサス ④3着)

4)穴馬候補

 4年のうち3回が三連複万馬券で、特に一昨年は⑮⑪⑨人気の馬たちが上位に入って、三連複44万超、三連単は445万円という大波乱となりましたので、今回も人気薄は要警戒です。

 距離変更の組からはファイアランスでしょうか。ダート1200には相応の実績がありますが、前走はダート1800で⑬9着でした。それから、今回ダート1200が初めてのタガノクリステルと、前走ダート1400で2着のワルツフォーランもいますが、こちらはそこそこ人気にはなるかも知れません。まさかのクロパラントゥというのもありますが、ここ2年惨敗続きですから、今のところは一変を期待するのは酷ではないかという感じです。

 最後は、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

5)宮田式バイオリズム

 ・オーヴァーネクサス     5・4・2・12

 ・クロパラントゥ       6・0・0・7

 ・サンライズアムール     4・0・1・4

 ・タガノクリステル      4・2・5・8

 ・パウオレ          4・0・2・1 ※パウオレはよく見ると◎ではなく〇でした

 ・ワルツフォーラン      5・4・1・9

 

 人気でも4歳牝馬のパウオレが中心でいいのではないかと思います。相手は、アティードの強さを認めつつも、オーヴァーネクサスとワルツフォーランあたりを上にとりたいところです。馬場が締まれば、タガノクリステルとサンライズアムールも怖い感じがします。あとは、当日の枠の動きや「わたり」の変化で、穴馬が出るかどうかでしょう。

 今朝は湿度はまだ高めですが、室温がやっと30℃を下回りました。もう9月も下旬ですからねぇ。このまま週末まで行けたらよいのですが。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。

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