Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

土曜のねらいレース

2023-09-21 | 予想

※追記:パウオレの宮田式バイオリズムの評価を訂正しました。お詫びします。

 最近テレビを見ていると、ニュースなどで、無人販売店で金を払わずに品物を持って行く輩が出てきますが、繰り返し繰り返し報道されると、単にこの種の事件が多いというだけでなく、何か意図がある気がしてきます。そもそも世の中の人がみんな「聖人」というわけではありませんし、みんな顔見知りのド田舎ならばともかく、町中で無人の店舗を開けば、品物だけ持って行かれるリスクは避けられないでしょう(スーパーのセルフレジでも万引きが横行していると言いますから)。ポケットから札束を見せながら電車に乗って、何枚かお札を抜かれたら、抜いた奴が悪いと、それだけ言って済む話ではありません。こういう「こそ泥」を執拗に取り上げて、「ふてぇ野郎だ」と「糾弾」するんだったら、たとえば、先の東京オリンピックをめぐる贈収賄では何人か逮捕されましたが、利権の差配をした肝心要の大親分を何で捕まえて牢屋に入れられないのか、こっちの方が相当「ふてぇ野郎」だし、世の中にとっては「糾弾」すべき優先順位が高いでしょう。こんな巨悪を泳がせてるから、今また神宮外苑の樹木を伐採して「再開発」しようなんていう暴挙が罷り通らんとしているんじゃないかと思います(この「再開発」の元締めもこの大親分だと某ジャーナリストが言ってました)。結局、一般国民は従順で「上」の言うことに逆らわず(逆らえず)、「上」は何でもやりたい放題……。国民の不平・不満のガス抜きに、この手の「こそ泥」糾弾が使われてるような気がしますね。世論を誘導する向きが完全に逆です。

 さて、競馬ブログなのに余計なことを書いてしまいましたが、ここからが「本旨」です。今週の中央競馬は土曜に重賞レースはありませんが、興味深いレースがあります。中山10R九十九里特別ですが、何が興味深いかといいますと(個人的に馬券の軸馬としてはダイムに目星をつけていますが)、レース自体に波乱の要素があるだけでなく、翌日の菊花賞トライアル=セントライト記念に出走するメンバーたちと前走で戦った馬たちが何頭か出てくるので、セントライト記念を占う格好の「ものさし」になると思うのです。たとえば、このレースに出走する5歳牝馬のシャインユニバンスは、前走の信夫山特別2着でしたが、同馬に3馬身差をつけて勝ったサヴォーナがセントライト記念に出ます。その他、キントリヒは阿寒湖特別8着(1着がナイトインロンドン)、ダノンピーカブーは木曽川特別6着(1着がサスツルギ)、ニシノレヴナントは赤倉特別4着(1着がロードデルレイ)ですので、この中に好走する馬がいれば、翌日のセントライト記念の予想で大いに参考になります。

 しかし、今日のねらいは次の11RながつきSの方です。かなりの混戦だと思いますが、3連勝中のパウオレがここも勝って、重賞戦線に駒を進めることになるのでしょうか。

ながつきステークス【2023年9月23日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ながつきステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2023年9月23日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 同名のレースがopになったのは2019年からです。時期的に雨もある季節ですが、良馬場なら1分10秒台、ひょっとしたら9秒台で決着するかも知れませんし、重・不良馬場になれば、さらに時計が速くなる可能性があります。まず、今回の出走予定馬たちから、良馬場での近走(1年以内)の持ち時計上位馬を拾ってみます(〇数字は単勝人気、数字は着順です)。

1)持ち時計

・牡5 58 アティード     2023/01/15 ジャニュアリー 57 ②1⃣ 1分10秒0 36.1

・牡6 58 オーヴァーネクサス 2022/12/11 カペラS    56 ⑨4⃣ 1分09秒7 35.7

・牝6 55 カイアワセ     2022/12/10 アクラライン  53 ⑪1⃣ 1分10秒5 35.7

・牡6 58 サイクロトロン   2023/01/15 ジャニュアリー 58 ⑨2⃣ 1分10秒2 36.5

・牝4 55 パウオレ      2022/12/03 鹿島特別    54 ①1⃣ 1分10秒6 36.5

・牡6 57 ベイビーボス    2022/10/02 外房S     55 ⑥1⃣ 1分10秒2 36.7

 今回の斤量を加味すると、アティード、オーヴァーネクサス、サイクロトロンの三つ巴に、パウオレ、ベイビーボスがどこまで加われるかという印象です。時計上位はこの5頭と見ています。

 続いて、過去4年の3着以内馬の性齢です。

2)性齢

 4歳=6頭  ・5歳=3頭  ・6歳=2頭  ・7歳=1頭

 〇牝馬 5頭  〇騸馬 1頭

 4歳馬が優勢ですし、1600万条件(3勝クラス)の時代から、牝馬が上位に強い込んでくるレースです。狙いとしては、4歳牝馬です。

3)前走(ステップ)

 4年間ですが、3着以内馬の前走も押さえておきます。( )内は今回の該当馬です。

 ・NST賞   5頭 (カイアワセ ⑩9着)

 ・エニフS   3頭 (オーヴァーネクサス ④3着)

4)穴馬候補

 4年のうち3回が三連複万馬券で、特に一昨年は⑮⑪⑨人気の馬たちが上位に入って、三連複44万超、三連単は445万円という大波乱となりましたので、今回も人気薄は要警戒です。

 距離変更の組からはファイアランスでしょうか。ダート1200には相応の実績がありますが、前走はダート1800で⑬9着でした。それから、今回ダート1200が初めてのタガノクリステルと、前走ダート1400で2着のワルツフォーランもいますが、こちらはそこそこ人気にはなるかも知れません。まさかのクロパラントゥというのもありますが、ここ2年惨敗続きですから、今のところは一変を期待するのは酷ではないかという感じです。

 最後は、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

5)宮田式バイオリズム

 ・オーヴァーネクサス     5・4・2・12

 ・クロパラントゥ       6・0・0・7

 ・サンライズアムール     4・0・1・4

 ・タガノクリステル      4・2・5・8

 ・パウオレ          4・0・2・1 ※パウオレはよく見ると◎ではなく〇でした

 ・ワルツフォーラン      5・4・1・9

 

 人気でも4歳牝馬のパウオレが中心でいいのではないかと思います。相手は、アティードの強さを認めつつも、オーヴァーネクサスとワルツフォーランあたりを上にとりたいところです。馬場が締まれば、タガノクリステルとサンライズアムールも怖い感じがします。あとは、当日の枠の動きや「わたり」の変化で、穴馬が出るかどうかでしょう。

 今朝は湿度はまだ高めですが、室温がやっと30℃を下回りました。もう9月も下旬ですからねぇ。このまま週末まで行けたらよいのですが。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。


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