今日は土曜のレースを検討してみます。メインではありませんが、京都10RエルフィンSは桜花賞を見据えた3歳牝馬opのマイル戦で、かつてはデアリングタクトがここを勝って本番を快勝。オークス、秋華賞も勝って、史上6頭目の三冠牝馬になったことはまだ記憶に新しいところです。最近も、去年2着のコナコーストが桜花賞2着、一昨年2着のママコチャは去年のスプリンターズS勝ちと、GⅠ戦線の注目馬を輩出しているレースです。今年もそんな実力馬が隠れているかも知れません。
エルフィンステークス【2024年2月3日京都10R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
エルフィンステークスの過去10年データ、好走馬一覧(2024年2月3日京都10R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
昨日よりも簡略化しますが、過去10年(近3年は中京開催)のデータをもとに、順次見ていくことにします。
1)持ち時計
今年は4年ぶりの京都開催となりますが、中京開催を含む過去10年で(重だった2014年を除き)良馬場の勝ち時計の平均は1分35秒23、上がり脚の平均は34.12秒です。3年前のデアリングタクトの勝ち時計が1分33秒6、上がりが34.0秒ですので、桜花賞で好勝負を演ずるレベルの馬ならば、全体時計1分34秒前後で、なおかつ上がり脚も33秒台くらいはほしいところです。今回のメンバーで時計上位の馬を挙げておきます(〇数字は人気順)。
・スウィープフィート 23/12/10阪神 良 阪神JF ⑨7着 1分33秒5 34.2
・エリカエスティーム 23/12/02中山 良 未勝利 ①1着 1分33秒5 34.5
・ライトバック 23/10/28東京 良 アルテミスS ③4着 1分34秒2 33.7
・セキトバイースト 23/11/19東京 良 赤松賞 ②5着 1分34秒2 34.0
・ナムラエデン 23/12/09中京 良 未勝利 ②1着 1分34秒5 34.9
あと、51㌔の減量騎手騎乗ですが、マーシーランが新馬1400mで1分21秒0、34.3というのもあります。
新進勢力に期待してエリカエスティームを推したい気もしますが、数字からは重賞経験のある馬の方がいいかも知れません。一番手は、ライトバック、二番手はスウィープフィートで、その次にセキトバイーストかエリカエスティームという評価が妥当かなと思います。
2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順
〇新馬 7頭 (チルカーノ⑤1着 ブルーアイドガール②1着 マーシーラン⑥1着)
〇未勝利 7頭 (エリカエスティーム①1着 ナムラエデン②1着 モモンウールー⑤1着)
〇紅梅S 5頭 (セキトバイースト③2着)
〇白菊賞 3頭 (※該当なし *前々走でスウィープフィート⑥2着)
〇白梅賞 2頭 (※該当なし)
レース間隔では中2週が突出して多く、今回該当するのが前走紅梅Sだったセキトバイーストです。
3)血統
京都で行われた2014年から20年までの7年間で目立つ傾向は、父系がディープインパクト(系)、母系がノーザンダンサー系です。今回当てはまるのは1頭のみです。
・ライトバック:父キズナ(ディープインパクト子)/母父Exceed And Excel(Danzig孫=ノーザンダンサー系)
4)結 論
ここはライトバック中心でいいのではと思います。戦績から上位人気になるでしょうが、メンバー構成からしてあまり逆らえない感じがします。前走のアルテミスSでは「桜候補」のチェルヴィニアに0.6秒離されましたが、レース映像を見ると、内枠スタートで他馬に囲まれて折り合いを欠いていましたので、もう少し外目でスムーズに運べれば3着はあったかも知れません。クラシック候補とまではいきませんが、ここを勝って桜花賞に駒を進めるにはまずまずのレベルだと思います。相手には、上で名前が出て来た馬たちに、ブルーアイドガールとチルカーノの新馬勝ちした2頭を加えておきます。前走の時計はたいしたことはありませんが、ブルーアイドガールはセンスのいい走りを見せましたし、チルカーノは前残りになりそうなレースを後ろから差し切り勝ちしましたので、ここでも末脚次第では逆転もあるかもしれません。
土曜は重賞レースがないので、京都10RのエルフィンSと、続くメインのアルデバランS、あとは小倉の芝1200あたりをねらいのレースに考えていますが、当日は所用で出かけなければならないのが困りものです。十分に事前検討をして、あとは神頼みですねぇ。
ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日の関東は最高気温が15℃くらいまで上がるところもあるそうで、畑の野菜や花が「勘違い」をしないか、「寒の戻り」が心配です。人間の方も体調を狂わされないように気をつけないと、と思います。今日もまた一日がんばりましょう。