Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

1/ 1(月) 中山金杯の展望

2024-01-01 | 分析

 新年明けましておめでとうございます。

 今日は土曜中山メイン、中山金杯の事前検討をしてみます。今のところ24頭も登録しているので、だいぶ除外馬が出そうです。「一年の計は金杯にあり」ですから、幸先よくスタートを決めたいところですが、ハンデ戦ですので、意外な馬が突っ込んでくるかもしれません。

日刊スポ賞中山金杯【2024年1月6日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

日刊スポーツ賞中山金杯の過去10年データ、好走馬一覧(2024年1月6日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 では、過去8年間のレース結果より3着以内の馬の傾向を見ていきます。

 

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・58㌔     3頭

 ・57.5㌔   3頭

 ・57㌔     2頭

 ・56.5㌔   2頭

 56㌔     9頭(カレンシュトラウス サトノエルドール マイネルファンロン リカンカブール)

 ・55㌔     5頭(アケルナルスター クロミナンス サンストックトン ボーンディスウェイ

                マイネルクリソーラ)

 ・54㌔     4頭

 ・53㌔     2頭

 

 斤量56㌔が最多です。特にここ5年に限ると、7/15頭=46.7%と半数近くを占めています(他方、56㌔超は2/15頭=13%の低率で、斤量の重い実績馬たちは苦戦しています)。ねらいは中位ハンデ以下の馬となりそうです。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇チャレンジC   8頭 (エピファニー④4着 マテンロウレオ⑥5着 リカンカブール⑦7着)

 〇ディセンバーS  5頭 (コスタボニータ②2着 ショウナンマグマ④3着 エリカヴィータ⑨4着

                サンストックトン①8着

 〇金鯱賞      3頭 (※現在の中日新聞杯に相当:サトノエルドール⑰6着 マイネルファンロン⑮7着

 〇福島記念     3頭 (※該当なし:2走前でアケルナルスター⑥5着とナイママ⑯12着

 〇マイルCS    2頭 (※該当なし

 

 ちなみに、レース間隔で見ると、一番多いのは中2週、次いで中3・4週ですので、12月にレースを経験している馬たちが好走する傾向です。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 〇4歳 8頭   〇5歳 8頭   〇6歳 10頭   〇7歳 4頭 

/◇牝馬 1頭  ◇騸馬 2頭

 6歳馬が最多ですが、各世代とも満遍なく出ている感じはありますので、あまり馬齢にはこだわらなくていいのかも知れません。

 

4)血統

 以前は父系のステイゴールドキングカメハメハが目立ちましたが、全体的に父系母系ともノーザンダンサーの血脈が顕著に出ている感じがあります。この血統でピックアップして引っかかるのは、

父系ノーザンダンサー

 ・エミュー:父ハービンジャー/母父スペシャルウィーク(サンデー系)

 ・ショウナンマグマザファクター/母父ステイゴールド(サンデー系)

母系ノーザンダンサー

 ・カテドラル:父ハーツクライ(サンデー系)/母父Rock of Gibraltar(ノーザンダンサー曾孫)

 ・クリノプレミアム:父オルフェーヴル(サンデー系)/母父Giant’s Causeway(ノーザンダンサー曾孫)

 ・ゴールデンハインド:父ゴールドシップ(サンデー系)/母父Shamardal(ノーザンダンサー玄孫)

 ・サトノエルドール:父ディープインパクト(サンデー系)/母父Fasliyev(ノーザンダンサー孫)

 ・リカンカブール:シルバーステート(サンデー系)/母父Zoffany(ノーザンダンサー玄孫)

 

5)JRAのデータ分析

 JRAのHPで強調されている点は以下のとおりです。データ分析:日刊スポーツ賞中山金杯 今週の注目レース JRA

 ①前走5着以内。

 ②4枠から内枠。

 ③前走の4角通過順3番手から5番手。10番手以下は割引き。

 ④過去10年の勝ち馬は5番人気以内。

 

 ①・③で浮上するのが、エピファニーコスタボニータマイネルクリソーラです。通過順が2番手で、次位評価なのが、ショウナンマグマとボーンディスウェイです。

 

6宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・エリカヴィータ     2・0・0・9

 ・キタウイング      3・0・0・8

 ・コスタボニータ     4・3・2・5

 ・サンストックトン    4・6・1・6

 ・ショウナンマグマ    3・1・1・14

 ・ナイママ        2・1・2・30

 ・リカンカブール     4・1・0・4

 

7)結論

 以上から浮上するのは、コスタボニータです。実績上は申し分ありませんし、ある程度人気になりそうですが、距離経験がないので、前走1800のディセンバーSで馬群から抜け出たところを大外から差された内容をどう評価するかです。出し抜けをくらったとも思えますが、マイラー脚質のため若干距離が長くて先着しきれなかったという見方もできなくはありません。いずれにしても、連には絡むかも知れませんが、勝つまではどうかという感じは残ります。エピファニーもこのメンバーでは上位だと思いますが、斤量が軽くないので、相手までだと思います。

 狙っておもしろいと思うのは、ボーンディスウェイリカンカブールですボーンは昇級初戦となりますが、過去にホープフルS5着、弥生賞3着など、わりとこの世代の重賞で健闘してきた実績がありますし、何と言っても冬場の中山がいい馬ですので、ここもいいところがあるのではと思います。リカンは前走のチャレンジカップで、勝ったベラジオオペラに0.5秒離されて完敗でしたが、一緒に走ったガイアフォースとは半馬身差、フリームファクシやウインマイティーには先着しているわけですし、先着されたマテンロウレオが今回58.5㌔なら、56㌔で走れるこちらのほうが断然有利でしょう。この2頭と、あとは明け4歳牝馬のエミューゴールデンハインドあたりに注目しています。いいお年玉レースとなりますかどうか。

 ということで、新年最初もお読みいただきありがとうございました。関東は正月らしい冷え込みはないようですが、やや風が強いので、今日はおとなしく家でごろごろしてましょう。本年もよろしくお願いいたします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする