Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

1/ 2(火) 京都金杯の展望

2024-01-02 | 分析

 年明け早々地震で大変なことになってしまって、能登をはじめ、被災した人たちにお見舞い申し上げます。津波と余震の連続に13年前を思い出しました。こんなときに競馬予想など不謹慎だと、眉をひそめる向きもあるでしょうが、逆にこんなときこそ「普段どおり」でありたいという気持ちもあるので、今日も何とかレース検討を続けていこうと思っています。

 今日は京都の土曜メイン、京都金杯の事前検討です。ここも今のところ登録馬が30頭もいますので、かなりの除外馬が出そうです。

スポニチ賞京都金杯【2024年1月6日京都11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

スポーツニッポン賞京都金杯の過去10年データ、好走馬一覧(2024年1月6日京都11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 京都開催は4年ぶりとなりますが、中京開催分を含めた過去10年間のレース結果より3着以内の馬の傾向を見てみます。

 

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・58㌔     3頭

 ・57.5㌔   4頭

 ・57㌔     4頭

 ・56.5㌔   1頭

 56㌔     6頭(アヴェラーレ カレンシュトラウス グラティアス コンバスチョン サヴァ

              ダノンタッチダウン ドルチェモア フリームファクシ)

 ・55㌔     4頭 

 ・54㌔     6頭(コレペティトール)

 ・53㌔     2頭

 

 斤量54・56㌔が最多で、特に56㌔は、ここ5年で5/15頭=33.3%とわりと好走率が高くなっていますが、同じハンデ戦の中山金杯に比べると、57から58㌔の斤量の重い馬たちもけっこう来ています。当座56㌔以下の馬から目星をつけるとしても、むしろ重いハンデで人気を下げている実績馬は狙い目という点の方を強調しておきます。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇リゲルS     6頭 (エンペザー⑥4着 カレンシュトラウス⑧6着 グラティアス④7着 アナゴサン⑦8着)

 〇マイルCS    4頭 (マテンロウオリオン⑬14着 セルバーグ⑫16

 〇阪神C      3頭 (ルプリュフォール⑬11着 ホウオウアマゾン⑭17着

 〇キャピタルS   2頭 (ドーブネ②1着 セッション③4着 タイムトゥヘヴン⑥5着

 〇チャレンジC   2頭 (フリームファクシ⑤8着

 

 レース間隔で見ると、一番多いのは中3週、次いで中6週です。今回で言えば、リゲルSと中日新聞杯が中3週、マイルCSが中6週です。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 〇4歳 8頭   〇5歳 8頭   〇6歳 10頭   〇7歳 2頭   〇8歳 2頭 

/◇牝馬 4頭  ◇騸馬 1頭

 6歳馬が最多ですが、高齢馬はともかく、4歳から6歳まであまり偏りはない感じです。

 

4)血統

 これは難解ですが、最近サンデー系よりもキングカメハメハ系の方が強いのは中京競馬場で施行されたからでしょう。今回から京都競馬場に戻れば、再びサンデー系の方が強く出る印象です。ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールドに絞ってピックアップすると、以下のとおりです

父系サンデー系(ディープインパクト・ハーツクライ・ステイゴールド系)

 ・アナゴサン:父ミッキーアイル(ディープ系)/母父キングカメハメハ

 ・クリノプレミアム:父オルフェーヴル(ステイゴールド系)/母父Giant’s Causeway(ノーザンダンサー系)

 ・グラティアス:父ハーツクライ/母父Lizard Island(ノーザンダンサー系)

 ・コレペティトール:父ジャスタウェイ(ハーツクライ系)/母父Coronado’s Quest(ミスプロ系)

 ・セッション:父シルバーステート(ディープ系)/母父Dubawi(ミスプロ系)

 ・ダノンティンパニー:父ディープインパクト/母父Marju(ノーザンダンサー系)

 ・ドーブネ:父ディープインパクト/母父Footstepsinthesand(ノーザンダンサー系)

 ・ビューティフルデイ:父ディープインパクト/母父Kingmambo(ミスプロ系)

 ・メイショウシンタケ:父ワールドエース(ディープ系)/母父アドマイヤコジーン(グレイソヴリン系)

 

5)JRAのデータ分析

 JRAのHPで強調されている点は以下のとおりです。データ分析:日刊スポーツ賞中山金杯 今週の注目レース JRA

 ①前走op特別組に着目:GⅠマイルCS組は2着までで勝ちきれない。

 ②前走重賞6着以下からの巻き返しに注意。

 ③5歳以上の牡馬・騸馬は斤量が重くても問題なし。

 ④京都マイルの実績。

 

6宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・アナゴサン       4・7・2・14

 ・コレペティトール    4・0・1・4

 ・シャイニーロック    5・4・7・23

 ・セッション       2・1・2・3

 ・ドーブネ        6・2・1・5

 ・ビューティフルデイ   5・4・2・6

 ・フリームファクシ    3・1・0・3

 ・リューベック      3・1・1・4

 

7)結論

 ドーブネの斤量58.5㌔をどうとらえるかでしょう。データ的には斤量が重くても「大丈夫」なので、人気を下げてくれるようなら狙い目です。ただ、①番人気にはならないまでも、それほど下にはならないでしょうし、「せっかくの」ハンデ戦ですので、ここは別の馬をねらいたいところです。ドーブネを物差しにすれば、ポートアイランドSで、勝ったドーブネの3着に肉薄したエアフェンディタは、当時60㌔だったことを考えると、今回58㌔で走れるならば上位と見てよいと思います。距離1800ながら春の京都で都大路Sを勝っているのも見逃せません。鞍上予定の武とは個人的に馬券の相性がよくないので、心配なのはその点だけです(笑)。それから、キャピタルSでドーブネと0.5秒差の4着だったセッションも、斤量55㌔でドーブネと3.5㌔の差をもらえれば、今度は逆転可能と見ます。その他、牝馬では、前走スワンSでは骨っぽいメンバーと混ざって①番人気になったアヴェラーレの巻き返しは要注意です。あとは、逃げが嵌まったときのシャイニーロックにも怖さはありますが、今回は行く馬が多そうなので、そこまでは……という感じです。いずれにしても、混戦は間違いありませんし、ドーブネが着外に消えるようなら、大波乱もありうるレースだと思います。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。石川県では亡くなった方も出ているようですが、被害が広がらないことを祈ります。

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