Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

枠人気論 02

2022-12-01 | 馬券作戦

 数回前のブログに、その日一日のレースの傾向を押さえるための一つの方法として、「枠人気」のことを書きましたが、その続きです。

 先週のJCデーだった11月27日の東京競馬場は全般的には本命サイドの日だったと書きましたが、荒れたレースがなかったわけではありません。この日、10Rで「枠人気」の8番人気枠だった4枠7番(馬人気では12番人気)の馬が3着に入って、三連複28,390円の配当となりました(7・8番人気枠が3着以内に来たのはこのレース1回だけです)。普通、三連複万馬券は、1日に3~4回出てもおかしくありません(ちなみに、今秋の東京開催では平均で3.17回/日でした)。7・8番人気枠の馬が来たとしても、1・2番人気の馬が絡むと、三連複が万馬券にならないことがしばしばありますが、それでも半分以上は万馬券になると考えて間違いありません(今秋の東京開催では56%。阪神開催では11月末までで63%が、7・8番人気枠がらみで三連複が万馬券になりました)。ですから、高配当狙いで、積極的に狙ってみる価値はあります。

 でも、個々の馬の人気は単勝オッズを見ればわかりますが、枠の人気なんてどこに載っているのか。これは枠番連勝式のオッズを眺めて、自分で割り出すしかありません。たとえば、去る日曜のJCの場合、枠連のオッズを見ると、赤い数字(一桁倍率)は4.7倍の3-7枠、9.1倍の1-7枠、9.4倍の4ー7枠、9.7倍の2-7枠ですから、1番人気枠は7枠となり、以下7枠がらみの倍率の低い方から順番に並べていけばよいので、2番人気枠は3枠、3番人気枠は1枠、4番人気枠は7枠……で、8番人気枠は6枠となるわけです。実際のレースは、枠人気では2番人気枠・1番人気枠・5番人気枠で決まりました(馬の人気では3・1・4番人気でした)。

 7・8番人気枠が絡んで三連複万馬券になった同日の10R(JCの二つ前のアプローズ賞)の場合は、枠人気では1・3・8番人気枠で決着しました(8番人気枠で来た4枠7番のゴールドレックスは同枠の10番人気のレッドエランドールよりもさらに人気のない12番人気=枠の「裏人気馬」でした)。

 この日は本命サイドのレースが続く中、いきなり8番人気枠の馬が来た感じもありますが、7Rで10番人気の馬が3着に入って三連複が万馬券になっていたので、先日書いた「わたり」作戦を使えば、8・12・14番人気の馬には一応注意は払えます。この万馬券もまったく手が届かない馬券ではありません。

 ……ということで、続きはまた別の機会にしますが、7・8番人気枠が頻出する日は、一開催で必ず1、2回はあるので、土曜からの中山開催で積極的に狙って、是非高配当をゲットしていただきたいと願っています。

 

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