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Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

20250428(月) 天皇賞・春の展望

2025-04-28 | 展望
 
 昨日のフローラSはカムニャックの復活Vでしたが、3着に最低人気のタイセイプランセスが突っ込んで、三連単が百万超えの大波乱となりました。詳しくは書きませんが、この日の東京は2R、7R、9Rで宮田式馬券術で言うところの波乱枠が三連に絡んでいて、2Rと7Rが(特異なことに)ウラ人気(同枠の人気のない方の馬)だったので、これは怪しいと一時は警戒していたのですが、9Rがウラでなかったので迂闊にも気を緩めてしまったのです。そもそもカムニャックは買ってなかったのですが、千載一遇というか、こういう大チャンスを逃さずに馬券が買えるようにならないと、と反省しています。香港のエリザベスⅡ世Cはタスティエーラが勝ったのはいいとして、リバティアイランドの予後不良にはガックリしました。一応昨日の狙いの結果は残しておきます。
 
*〇数字は単勝人気順、□数字は枠人気順= はウラ人気、◎〇▲△の左は当日の朝(あるいはライヴ)予想、右は週中の予想、数字は追い切り評価の平均値: は最上位
 
 京都11R 読売マイラーズC GⅡ 
1着 ロングラン      ⑤4⃣  ◎  ◎  4.5
2着 ジュンブロッサム      ①1⃣   △  △  4.4
3着 セオ         ②2⃣  〇  ▲  2.7
*朝予想・週中予想◎ロングラン1着=的中 
 
 東京11R フローラS 3歳牝馬GⅡ 
1着 カムニャック     ⑦2⃣  -  ー  3.4
2着 ヴァルキリーバース  ①1⃣   △  ▲  5.0+α
3着 タイセイプランセス  ⑱8⃣  -  ー  2.6
*朝予想・週中予想◎ロジャリーマイン17着
 
 香港 8R クイーンEⅡC 国際GⅠ 
1着 タスティエーラ    ②   〇  
2着 プログノーシス    ④    ▲  
3着 カリフ        ⑪   ー  
*週中予想◎リバティアイランド 競走中止 
 
 今度の土日から春のGⅠシリーズが再開されますので、気を取り直して春の天皇賞を検討してみます。4歳勢と古馬勢の能力比較がポイントです。過去10年の傾向などから主力馬を見ていきます。
 
 
1)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇阪神大賞典     15頭サンライズアース④1着 ブローザホーン⑤3着
                  ショウナンラプンタ①4着 ワープスピード③7着
                  ウインエアフォルク⑪8着
 〇日経賞      6頭マイネルエンペラー②1着 アラタ⑫9着
                  シュヴァリエローズ④12着
 〇大阪杯      3頭ジャスティンパレス⑥6着
 〇ダイヤモンドS  2頭ヘデントール①1着 ジャンカズマ⑫2着
  
 ローテーション的には、8割近くが中5週以内です。人気が予想されるヘデントールは中9週で、主流ステップの阪神大賞典と日経賞ではありませんし、あまり好ましい傾向とは言えませんが、どうなるでしょうか。
 
2)血統
 父系はサンデー系ディープインパクトステイゴールドハーツクライの血統が「御三家」で、これに母系のノーザンダンサー系が加わればベスト配合です。今回のメンバーでこのパターンが該当するのは以下の3頭です。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
シュヴァリエローズ :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Sevres Rose(Nijinsky系)
ジャスティンパレス :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Royal Anthem(Nureyev系)
プラダリア     :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父クロフネ(Vice Regent系)
 
3)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 軸馬は上位人気から:過去10年の優勝馬は③人気以内
 ② 前走GⅡ組が中心:複勝率30.6% 
 ③ 前走の勝ち馬が好走(特に阪神大賞典):複勝率44.1%
 ④ 3着以内馬のほとんどは重賞勝ちの実績あり
 ⑤ 菊花賞との関連性が高い
 
 わりとポイントが高いのはビザンチンドリームで、その次がジャスティンパレスサンライズアースヘデントールあたりでしょうか。
 
4)宮田式バイオリズム◎
 ・ウインエアフォルク  2・1・2・30
 ・サンライズアース   3・1・0・3
 ・ジャスティンパレス  5・2・2・10
 ・ハヤテノフクノスケ  4・2・0・5 
 
5)結 論  
 レーン騎手がヘデントールに乗るようなので、4歳の勢いを買う手かもしれませんが、リピーターが活躍する傾向があるので、ジャスティンパレスの「飛び石」連覇が期待できると思います。近走では、重馬場の宝塚記念だけは崩れましたが、他はまずまず好走しているところが、あと一歩足りないステイヤーらしさと解釈しています。この距離で再度の勇姿を見せてほしいところです。相手は、ヘデントールのほかでは、データどおり、前走阪神大賞典組からサンライズアースブローザホーンショウナンラプンタワープスピードに、日経賞を獲ったマイネルエンペラー、あとは、サウジ帰りのビザンチンドリームと前走の負けが不可解なシュヴァリエローズまででしょうか。プラダリアは母系のクロフネが距離的にややひっかかるのがどうでしょう。まとめてみると、
 
 ◎ジャスティンパレス 〇サンライズアース ▲ヘデントール △ブローザホーン……
で、上位人気馬が強い感じがしますが、はたしてどうなるでしょうか
 
 日曜はケンタッキーダービーもあるんですねぇ。ジャスティンパレスにルメールさんが乗らないのはこのせいですかねぇ。残念無念。ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今週も平穏でありますように。

20250423(水) マイラーズCの展望

2025-04-23 | 展望
 今日は日曜阪神の読売マイラーズCを検討します。GⅠ安田記念の重要な前哨戦の一つです。過去10年で①人気が三連8連対で、馬券的妙味は薄い感じですが、先週のアンタレスSみたいなこともあるので、本番を意識して、過去10年のレース傾向から狙い馬を絞り込んでみます。
 
 
1)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇東京新聞杯    4ジュンブロッサム⑥10着
 〇香港マイル    3頭(※該当なし 
 〇中山記念     3頭(※該当なし
 〇阪急杯      3頭(※該当なし)
 〇洛陽S      3頭(※該当なし
 〇マイルCS    2頭(※該当なし)
 
 間隔で一番多いのは中5ヶ月で、以下、中7週中10週が続きます。全体的に間隔をあけた馬の方が優勢で、休み明けの馬でも好走する傾向です。この点、中10週以上のジュンブロッサムやレイベリングにはよい傾向です。
 
2)性齢 ※頭数は延べ数
 4歳    12頭  〇5歳    10頭  〇6歳  4
 〇7歳   2頭    〇8歳       2頭         
/〇牝馬    0   〇騸馬      0
    
 おおむね4・5歳の争いですが、中位人気以下の年長馬が穴をあける可能性もあります。
 
3)血統
 ディープ系 vs キンカメ系の様相です。近年は後者の方が優勢です。また、ディープの兄ブラックタイド産駒のキタサンブラック産駒がここ2年馬券になっているので、このあたりで絞り込んでみます。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・ジュンブロッサム :父ワールドエース(ディープインパクト)/母父クロフネ(Vice Regent系)
 ・セオ       :父スピルバーグ(ディープインパクト)/母父Oasis Dream(Danzig系)
 ・ニホンピロキーフ :キタサンブラック(ブラックタイド)/母父スウェプトオーヴァーボード(Forty Niner系)
 ・ミスタージーティ :父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父Sadler's Wells(Northern Dancer)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 上位人気馬が強い:23/30頭が⑤人気以内、①人気の複勝率80%
 ② 4・5歳が優勢
 ③ 前走4着以内馬が好走:複勝率32.7%
 ④ ほぼ優勝馬は前走⑤人気以内・4着以内より
 
 条件を満たしそうなのはセオで、その次がミスタージーティーです。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・ミスタージーティー  2・1・1・7
 ・レイベリング     5・1・1・8
 
6)結 論  
 格上はジュンブロッサムで、例年どおりなら、この馬を軸と見るのが妥当ですが、一頭だけ58㌔で、しかも鞍上が武なので、個人的にはいや~な予感がします(毎度書いているとおり、私は武と馬券の相性がよくないもんで 笑)。となると、去年3着のニホンピロキーフか前走小倉大賞典勝ちのロングランですが、対戦成績からロングランの方を中軸にとろうと思います。データ的に7歳はマイナスで、しかもマイルは初めてですが、前走で速い流れを差し切ったあたり、適性は十分あると見ます。京都も三走前の1800で3着があるので大丈夫でしょう。相手は、上の2頭以外だと、セオホウオウリアリティーあたりまでで、エアファンディタは届くのかどうか。あと、レイベリングはマイルだとパフォーマンスが落ちますし、4歳で唯一頭参戦のミスタージーティーは同世代のGⅠ舞台で水をあけられ、まだ条件クラスの身ですので、ここで一変となるかどうか。まとめてみると、
 
 ◎ロングラン 〇ニホンピロキーフ ▲セオ △ホウオウリアリティー…… 
で、人気順が判然としませんが、例年どおり上位人気馬同士で収まると見ています。どうなりますか。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。明日は香港のレースをのぞいてみようと思います。朝から雨ですが、週の折り返しです。無事に一日終わりますように。

20250422(火) フローラSの展望

2025-04-22 | 展望
 
 今日はオークストライアルのフローラSを検討してみます。桜花賞の1・2着馬が血統的にオークスに向いていないという個人的な仮定が正しいとすれば、樫の女王の有力候補として、リンクスティップ(桜花賞3着)、エリカエクスプレス(同5着)に続く3頭目は、このレースに潜んでいる可能性があるので、これはよく見ておかないといけません。過去10年の傾向などからどの馬が適合的か、探ってみようと思います。
 
 
1)持ち時計上位
 去年の勝ち馬アドマイヤベルの時計は1分59秒0(上がり34.2)で、雨でも降らない限りはだいたいこの当たりの時計で決着しそうです。今回の出走メンバーは芝2000が初めての馬ばかりなので、距離延長で良さが出そうな馬を見つけたいところです(は重複馬、〇数字は単勝人気順)。
 
 <2000>
 ヴァルキリーバース 02/22東京 フリージア賞 ④1着 2分00秒5 34.1
 ホウオウタイタン  02/22小倉 未勝利    ②1着 2分00秒5 35.6
 ゴーソーファー   01/06中山 1勝クラス  ⑦1着 2分00秒7 34.9
 <1800>
 ルクスジニア    03/29阪神 君子蘭賞   ①1着 1分45秒8 34.6
※ロートホルン    11/17東京 未勝利    ⑩1着 1分45秒9 34.5
 マーゴットレジーナ 03/29阪神 君子蘭賞   ⑬3着 1分46秒0 33.8
 <1600>
 エストゥペンダ   02/15東京 クイーンC  ⑥3着 1分32秒8 34.3
 ティラトーレ    12/14中山 ひいらぎ賞  ③4着 1分33秒0 35.5 
※ロートホルン    02/15東京 クイーンC  ⑤5着 1分33秒3 36.1
 マイスターヴェルク 01/12中山 フェアリーS ⑤4着 1分33秒4 35.0
 ピコローズ     01/18中山 菜の花賞賞  ⑦2着 1分33秒4 34.8
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣アドマイヤベル   02/17東京 フリージア賞 ③2着 2分00秒3 33.9  
2⃣ラヴァンダ     03/02阪神 チューリップ賞⑪7着 1分33秒8 35.2 
3⃣カニキュル     03/16中山 フラワーC  ③6着 1分48秒3 35.6
 
 2000ではヴァルキリーバースが去年のアドマイヤベルに近い時計を出しています。1800は3頭とも時計が優秀ですが、一頭だけ注目するなら、前走最後方からまくり上げて3着のマーゴットレジーナでしょう。1600は実績的にもエストゥペンダが上位です。父サートゥルナーリアで距離が延びてさらに良さがでるかもしれません。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇フラワーC    8頭ゴーソーファー④3着 ハギノピアチェーレ⑨6着
 〇君子蘭賞     4頭ルクスジニア①1着 マーゴットレジーナ⑬3着
 〇未勝利      4頭エンジェルブリーズ⑦1着 タイセイプランセス⑥1着
                  タガノアビー②1着 ホウオウタイタン②1着
                  ロジャリーマイン①1着)
 〇クイーンC    3頭エストゥペンダ⑥3着 ロートホルン⑤7着
                  ティラトーレ⑦8着 ロンドボス⑩10着 
 〇ミモザ賞     2頭(※該当なし
 〇1勝クラス    2頭ブラックルビー①1着 
  
 ローテーション的には、中3・4週(フラワーC、君子蘭賞)が最も適合的です。全体として3月以降に一度走っていない馬は苦しい感じです。
 
3)血統
 父系はサンデー系ロベルト系です。サンデー系ならば主流のディープインパクトよりも、ステイゴールドハーツクライの血脈の方が好走する傾向です。母系を加味して長めの距離が合いそうなのは以下の馬でしょうか。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
エンジェルマーク  :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父Kitten's Joy(Sadler's Wells系)
ドーギッド     :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父Scat Daddy(Storm Bird系)
マーゴットレジーナ :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父Curlin(Smart Strike)
ロジャリーマイン  :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
ロンドボス     :父モーリス(スクリーンヒーロー)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
ヴァルキリーバース :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父ハーツクライ(サンデーサイレンス)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ②人気が好成績:複勝率70%
 ② キャリア3~5戦がやや優勢 
 ③ 2021年以降前走4角7⃣番手以下:追い込みが優勢
 ④ 優勝馬は前走が⑦人気以内・1勝クラス以上・出走頭数10頭以上
 
 当日②人気になる馬はまだわかりませんが、浮上するのはエストゥペンダエンジェルマークカムニャックゴーソーファーマイスターヴェルクの5頭です。
 
5)結 論  
 上位人気になりそうなのは、エストゥペンダゴーソーファーでしょうか。東京で末脚がいきそうなのは前者ですので、①人気はこちらでしょう。JRAのデータでは②人気の方が優勢というのが若干引っかかりますが、軸馬としては妥当だと思います。ただ桜花賞のメンバーとはすでに勝負づけが済んだ印象もあるので、新進勢力の台頭にも期待したいところです。桜花賞上位馬に対抗できそうな一頭として抜擢したいのは、まだ未勝利勝ちの身ですが、ロジャリーマインです。母マリアライトは宝塚記念などGⅠ2勝の名牝で、同配合の全兄オーソクレースを思えば、十分勝負になると見込めます。ここでオークス出走権を獲って、頂点に駆け上がる絶好のチャンスでしょう。相手は、エストゥペンダを筆頭に重賞に出走してきた組と、ヴァルキリーバースエンジェルブリーズドーギッドブラックルビールクスジニアあたりまでは押さえておこうかと考えています。まとめると、
 
 ◎ロジャリーマイン 〇エストゥペンダ ▲ヴァルキリーバース △ゴーソーファー……
で、ルメール騎乗予定のヴァルキリーバースが②人気になると困りますが、小波乱も視野に馬券を買ってみようと思います。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。明日は雨らしいので、外仕事は今日のうちに目処をつけておきたいところです。今日も一日がんばりましょう。

20250421(月) 青葉賞の展望

2025-04-21 | 展望
※追記:1)持ち時計上位の欄の誤りを訂正しました。
 
 昨日の皐月賞は③人気ミュージアムマイルが制しました。レコード勝ちのおまけつきで、鞍上のモレイラ騎手は桜花賞に続いて2週連続のGⅠ勝ちです。単勝1.6倍で一本かぶりの人気を背負ったクロワデュノールは1馬身半差の2着。実際に負けてしまうと、確かに12月以来久々で、抜け出してからの切れが今一歩だったような気もします。まあでも、ミュージアムマイルに力負けしたというよりも、“マジックマン” にしてやられたといったところじゃないかと思います。鞍上の北村騎手は好きなジョッキーですが、ガツガツしてないというか、圧倒的人気によるプレッシャーもあったと思います。あともう少しだったんですけどねぇ。
 馬券の方は、朝方切るつもりでいたミュージアムマイルでしたが、やはりモレイラを切るのは無謀と思い直して相手に入れておいたので、結果的には的中でした。事前の予想からするとあまり釈然としない当たり馬券ですが(苦笑)、次のダービーはもう少しスッキリ勝ちたいものです。あと、その前の福島牝馬Sはからっきしダメでした。昨日の結果と予想は以下のとおりです。
*〇数字は単勝人気順、□数字は枠人気順= はウラ人気、◎〇▲△の左は当日の朝(あるいはライヴ)予想、右は週中の予想、数字は追い切り評価の平均値: は最上位
 
 中山11R 皐月賞 3歳GⅠ 
1着 ミュージアムマイル  ③5⃣  ー  ー  4.4
2着 クロワデュノール   ①1⃣   ◎  ◎  4.7
3着 マスカレードボール  ④3⃣  △  △  4.2
*朝予想◎クロワデュノール2着(ライヴでは三連的中) 
 
 福島11R 福島牝馬S 牝馬GⅢ 
1着 アドマイヤマツリ   ①1⃣  △  △  2.5
2着 フェアエールング   ⑥3⃣   △  △  4.5
3着 フィールシンパシー  ⑧4⃣  △  △  3.2
*朝予想◎シンリョクカ5着/週中予想◎ホーエリート12着 
 
 さて、春の中山・阪神開催が終わり、次の土日からは東京・京都開催です。土曜にはダービー・トライアルの青葉賞が控えています。2月のセントポーリア賞で鋭い決め脚を見せたエネルジコが出て来ます。たぶんこの馬が①人気でしょう。ここを勝ってダービー戦線に新風を吹き込むことになるかどうか。過去10年の傾向などから探ってみようと思います。
 
 
1)持ち時計上位
 去年のシュガークンの勝ち時計は2分24秒2(上がり33.9)で、だいたい標準的なところで収まりました。馬場にもよりますが、今年は23秒台の速い時計が出るかもしれません。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりですが、距離がバラついています(は重複馬、〇数字は単勝人気順)。
 
 <2400>
※ゲルチュタール   03/15阪神 ゆきやなぎ賞 ②1着 2分24秒6 34.7
※パッションリッチ  03/15阪神 ゆきやなぎ賞 ⑦4着 2分25秒0 34.9 ⬅訂正
 ロードガレリア   04/05阪神 アザレア賞  ⑥2着 2分25秒1 36.0
 <2200>
※ファイアンクランツ 03/01阪神 すみれS   ①3着 2分11秒2 34.5
 ヤマニンブークリエ 03/01阪神 すみれS   ⑤4着 2分12秒0 35.6
 ホウオウアートマン 03/01阪神 すみれS   ⑥5着 2分12秒0 35.7
 <2000>
※ゲルチュタール   11/30中山 葉牡丹賞   ④2着 1分58秒8 34.5
※パッションリッチ  11/30中山 葉牡丹賞   ⑩4着 1分59秒4 35.0 ⬅訂正
 スワローシチー   12/15中山 未勝利    ③1着 1分59秒7 34.8
 アマキヒ      03/23中山 1勝クラス  ②1着 2分00秒0 35.8
 <1800>
 ガルダイア     03/29阪神 毎日杯    ⑦2着 1分46秒1 33.5
※ファイアンクランツ 10/16東京 東スポ2歳S ④4着 1分47秒2 33.4
※パッションリッチ  10/19東京 アイビーS  ⑤8着 1分47秒8 34.1
 エネルジコ     02/02東京 セントポ賞  ①1着 1分48秒2 34.0
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣シュガークン    03/24中京 大寒桜賞   ①1着 2分17秒4 35.6  
2⃣ショウナンラプンタ 03/09阪神 ゆきやなぎ賞 ③1着 2分27秒9 33.4 
3⃣デュアルウィルダー 03/02中山 未勝利    ①1着 2分16秒5 35.4 稍
 
 エネルジコの前走は出負けしながら強いレースをしたと思いますが、時計的にはイマイチで、同距離ならガルダイアファイアンクランツの方が上です。距離が延びてどうかとは思いますが、人気を被るようなら危うさが残ります。無難なところでは距離経験のあるゲルチュタールを評価した方がいいかもしれません。ダービートライアルとはいえ、皐月賞上位組とは勝負づけのついた馬が多いのは否めないので、上に名前が上がりませんでしたが、未勝利を勝ち上がったばかりのレッドバンデでも好勝負になるかもしれません。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇大寒桜賞     5頭(※該当なし
 〇ゆきやなぎ賞   4頭ゲルチュタール②1着 パッションリッチ⑦4着
 〇アザレア賞    4頭ロードガレリア⑥2着
 〇弥生賞      2頭(※該当なし 
 〇共同通信杯    2頭(※該当なし
 〇若葉S      2頭(※該当なし 
 〇水仙賞      2頭(※該当なし
 〇1勝クラス    2頭アマキヒ②1着 ヤマニンブークリエ②2着 
 〇未勝利      2頭レッドバンデ③1着
  
 ローテーション的には、中3週から7・8週あたりが多く、あまり間隔はあけない方がよい傾向です。メンバー中一番間隔をあけているのが中11週のエネルジコですので、この点、少々気にはなります。
 
3)血統
 晴良馬場ならば父系のディープインパクトが好走する傾向です(雨重になるとキングカメハメハ系です)。今年のメンバーには同系のブラックタイド-キタサンブラックの系統もいますが、一応、父ディープ系で該当する馬をピックアップしておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
スワローシチー   :父ミッキースワロー(トーセンホマレボシ)/母父French Deputy(Vice Regent系)
マテンロウバローズ :父ロジャーバローズ(ディープインパクト)/母父キングカメハメハ(Kingmambo)
レッドバンデ    :父キズナ(ディープインパクト)/母父Lord of England(Never Bend系)
ロードガレリア   :父フィエールマン(ディープインパクト)/母父ロードカナロア(キングカメハメハ)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 上位拮抗:①人気の複勝率80%
 ② 2勝馬が好走:複勝率30.6% 
 ③ 前走も2400の馬が活躍:複勝率34.4%
   特にゆりかもめ賞・ゆきやなぎ賞・アザレア賞の勝ち馬
 
 浮上するのはゲルチュタールです。
 
5)結 論  
 エネルジコが人気になるならゲルチュタールを連軸に据えた方がいいと思います。実績的にファイアンクランツも差はないでしょうし、距離が合えばガルダイアも好勝負でしょう。以下、2勝馬優勢ということならば、前走スプリングSが重馬場4着のマテンロウバローズもまだ見限れませんし、アマキヒにもチャンスがあるかも知れません。あとは、スワローシチーパッションリッチヤマニンブークリエロードガレリアあたりが3着に残れれば、といったところでしょうか。まとめてみると、
 
 ◎ゲルチュタール 〇ファイアンクランツ ▲ガルダイア △スワローシチー……
で、上位人気馬が強い印象です。エネルジコは△にとどめますが、ダービーをおもしろくするなら、この馬に勝ってほしい気もします。はたしてどうなるでしょうか
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。GWまであと少し。何とか今週も無事に乗り切りましょう。

20250416(水) 福島牝馬Sの展望

2025-04-16 | 展望
 今日は日曜福島の福島牝馬Sを検討してみます。来月行われるGⅠヴィクトリアマイルを見すえ、牝馬の強豪が出て来ます。過去10年のレース傾向から狙いの馬を絞ってみます。
 
 
1)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇中山牝馬S     14ホーエリート⑧2着 フィールシンパシー⑨5着
                 ジューンオレンジ④6着 エミュー⑪9着
                 ペイシャフラワー⑭11着 セキトバイースト⑥12着
 〇愛知杯      4頭フェアエールング⑦1着 アスコルティアーモ⑨14着
                 アリスヴェリテ④16着*小倉牝馬Sの着順 
 〇初音S      2頭(※該当なし
 
 今年から愛知杯はなくなり、代わりに小倉牝馬Sが創設されたので、愛知杯の該当馬は参考です。間隔で突出して多いのは、上のとおり中山牝馬S組の中5週ですが、それ以外となると、全体的に2ヶ月以上の間隔をあけた馬の方がやや優勢に映ります。
 
2)馬齢 ※頭数は延べ数
 4歳      8頭  〇5歳        15頭  〇6歳  6
 〇7歳   1頭    〇8歳以上   0頭         
    
 5歳が圧倒的に優勢です。穴馬も含めて、まずはこの世代からのようです。
 
3)血統
 去年は父系でしたが、概して母系のノーザンダンサー系(ND)が強勢に見えます。これに父系がディープインパクトなどサンデー系ならベスト配合でしょう。一応母系NDに該当する馬は以下の5頭で、父系ならば去年2着のフィールシンパシーとエミューが加わります。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・アスコルティアーモ:父キタサンブラック(ブラックタイド)/母父Danehill Dancer(Danzig系)
 ・カヨウネンカ   :父ゴールドシップ(ステイゴールド)/母父ゼンノエルシド(Nijinsky系)
 ・グランスラムアスクディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Storm Cat(Storm Bird系)
 ・セキトバイースト :父デクラレーションオブウォー(Danzig系)/母父Footstepsinthesand(Storm Bird系)
 ・ラズベリームース :ルーラーシップ(キングカメハメハ)/母父ファルブラヴ(Fairy King)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ①人気馬が勝てない:過去10年で1勝も複勝率は60.0%
 ② 5歳馬優勢:⑥人気以下なら5・6歳に警戒
 ③ 前走4角通過順は中団(6~10番手):複勝率30.2%
 ④ 前走GⅢで小差(0.5秒以内)惜敗の馬が巻き返す
 
 人気ならフェアエールングですが、下位人気の巻き返しならジューンオレンジエミューでしょうか。あとはシンリョクカあたり。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・セキトバイースト   2・4・1・4
 
6)結 論  
 小倉牝馬Sと中山牝馬Sを両方走ったシンティレーションを物差しにすれば、フェアエールングホーエリートフィールシンパシージューンオレンジあたりが上位と思われます。単純に時計差だけで比較すれば、中山牝馬S組の方が優位ということになるので、ホーエリート中心でいいのではないかと思います。相手は、当日の天候と馬場次第ですが、稍重か重になるなら、セキトバイーストの残り目に要注意です。あとは、5歳世代の実力馬シンリョクカと6歳からライラックグランスラムアスクで、好調のアドマイヤマツリはどうなんでしょうか。op初戦ですが、得意距離だけに不気味さはあります。まとめると
 
 ◎ホーエリート 〇セキトバイースト ▲ライラック △フィールシンパシー…… 
で、雨が降ればやや波乱になる感じがしますが、はたしてどうなるでしょうか
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。昨日は大風は吹くし、雨は降るし、荒れ模様でしたが、今日は朝から晴れています。穏やかに一日が終わりますように。