ご覧のとおり、ノーザンダンサー系の、中でもダンチヒ系が際だっています。これはこの血脈に乗らないわけにはいきません。今回の出走メンバーで該当するのは、以下の馬たちです。
日本馬のマッドクールも父系がNDですから可能性なしではないと思いますが、12月の香港スプリントの走りからすると、中心視はできない感じです。「一発」を狙うなら、血統的には、むしろサンライズロナウドの方が怖いかも知れません。
最後に一応宮田式バイオリズムも確かめておきます。
マッドクールに期待したいところですが、ビクターザウィナーでいい気がします。高松宮記念ではマッドクールの3着に敗れましたが、今度は地の利もありますし、ドバイのアルクオーツスプリントをレコード勝ちしたカリフォルニアスパングルを逆転できるのは、この馬かインビンシブルセージのどちらかではないかと思います。インビンシブルは前走GⅡ香港スプリントC2着の4歳馬で勢いを感じますが、血統的にダンチヒの血が濃すぎるところが逆に引っかかるので、一枚評価を下げます。相手は当然、カリフォルニアやラッキーウィズユーらですが、伏兵は、4歳のハウディープイズユアラブでしょうか。日本馬のサンライズロナウドの突っ込みも穴目でそれなりに警戒しています。
ということで、自信はありませんが、
◎ビクターザウィナー ○インビンシブルセージ ▲ハウディープイズユアラブ △サンライズロナウド
でまとめてみます。
レースの発走時刻は日本時間の日曜15:50なので、天皇賞が終わるとすぐです。天皇賞に続いて、連続して当てられるといいのですが、どうなりますか。
本日もお読みいただきありがとうございました。明日は土日の重賞出走馬たちの追い切り情報を集めてみます。今日も一日無事に終わりますように。
(イクイノックスとルメール騎手。昨年のドバイシーマCの勝利後)
イクイノックスとウシュバテソーロ 日本馬賞金ランキングでリスグラシューを抜いて11位と12位に | 競馬ニュース - netkeiba.com
今日は昨日に続いて、日本時間で日曜未明のドバイワールドカップデーのレース・ドバイシーマCを検討してみます。去年、イクイノックスが勝って世界「No.1ホース」と称されるようになったレースです。そのイクイノックスはすでに引退してしまって、まだ一年前のことなのに遠いむかしのような感じがしてきます。
さて、レース検討と言っても、昨日と同じく血統を見て考えるくらいが関の山です。下にコロナ明け3年分の上位3馬の血統データをまとめておきますが、その前も含めた過去10年については、以下の方のブログなどをご覧ください。
ドバイシーマクラシック2024血統データ表 | 深く考えない競馬 (fukakukeiba.com)
*SS=サンデーサイレンス系 MP=ミスタープロスペクター系 ND=ノーザンダンサー系 N=ナスルーラ系
<2023年>
1⃣イクイノックス(JPN):父キタサンブラック(SS)/母父キングヘイロー(ND)
2⃣ウエストオーバー(GBR):父フランケル(ND)/母父リアファン(Robert系)
3⃣ザグレイ(FRA):父ザラック(MP)/母父スリックリー(ND)
<2022年>
1⃣シャフリヤール(JPN):父ディープインパクト(SS)/母父エッセンスオブドバイ(N)
2⃣ユビアー(GBR):父ドバウィ(MP)/母父モンズーン(他)
3⃣オーソリティ(JPN):父オルフェーヴル(SS)/母父シンボリクリスエス(Robert系)
<2021年>
1⃣ミシュリフ(GBR):父メイクビリーヴ(MP)/母父レイヴンズパス(MP)
2⃣クロノジェネシス(JPN):父バゴ(N)/母父クロフネ(ND)
3⃣ラヴズオンリーユー(JPN):父ディープインパクト(SS)/母父ストームキャット(ND)
血統的には、去年のイクイノックスが典型的ですが、母系にノーザンダンサーの血脈がある馬が強い印象です。かりに母系になくても、父方の母系入っているとか、概してこの血脈に無縁な馬が上位に来るのは見込めないと言ってもいいくらいです。もっとも5、6代遡ってもNDの血と全く無縁な馬というのは、探す方が大変ですが……。
今回の出走メンバーで父系・母系にノーザンダンサーの血脈をもつ馬をピックアップしてみると、以下のとおりです。ちなみに、昨日と同様、○数字は、3月18日時点のブックメーカー(William Hill)による予想オッズ順だそうです。
【ドバイシーマクラシック2024オッズ】各ブックメーカーの前売りオッズ一覧 三冠牝馬リバティアイランドが1番人気 | 競馬まとめ - netkeiba
②オーギュストロダン(GBR) :父ディープインパクト(SS)/母父Galileo(ND)
④エミリーアップジョン(GBR) :父Sea The Stars(ND)/母父Barathea(ND)
⑤ジャスティンパレス(JPN) :父ディープインパクト(SS)/母父Royal Anthem(ND)
⑦ジュンコ(FRA) :父Intello(ND)/母父Dynaformer(Robert系)
⑨スピリットダンサー(GBR) :父Frankel(ND)/母父Oasis Dream(ND)
⑩ポイントロンズデール(GBR) :父Australia(ND)/母父Acclamation(ND)
日本の牝馬2頭リバティアイランドとスターズオンアースに期待したいところですが、血統的にはやや苦しいのかもしれません(両馬の父ドゥラメンテがNDのクロス5×5ですからNDの血脈がゼロではありません)。シャフリヤールも2年前の勝ち馬だけに血統だけで軽視できませんが、日本馬の中でこのレースに最も適合的なのは、ジャスティンパレスではないかと思います。この馬と、英ダービー馬のオーギュストロダンの対決と見るのが妥当でしょう。その次がエミリーアップジョンで、リバティアイランドは4番手と見ています。
ということで、今日もまた「当てずっぽう」の予想ですが、
◎オーギュストロダン ○ジャスティンパレス ▲エミリーアップジョン △リバティアイランド
という具合にまとめてみます。
レースは日本時間で3月31日(日)の深夜なので、これも前売りを買ってから布団に入って朗報を待ちたいと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。明日は金曜なので、土日の重賞に出走する馬の追い切り情報を集めてみたいと思います。週末に向けて今日もがんばりましょう。
【ドバイワールドカップ】ウシュバテソーロが史上2頭目の頂点 川田「必ず結果を得たいという気持ちでチャレンジ」 | 競馬ニュース・特集なら東スポ競馬 (tospo-keiba.jp)
今日は日本時間で今週土曜から日曜未明にUAEで行われるドバイワールドカップデーのメイン9R、ドバイWCを検討してみます。昨年は日本馬が大活躍で、このレースも川田騎乗のウシュバテソーロが見事な差しきり勝ちを決めました。今回は連覇がかかりますが、先月のサウジCで惜敗を喫したセニョールバスカドールも出て来るので、リベンジになるかどうかも注目です。
レース検討をすると言っても、血統を見るくらいしか能がないのですが、すでに過去の上位馬の血統データを整理されている方もいるので、そのデータを(ありがたく)参考にさせてもらいます。詳しくは、以下をご覧ください。
ドバイワールドカップ2024血統データ表 | 深く考えない競馬 (fukakukeiba.com)
私の方は、コロナ禍後の3年分だけ、3着以内馬と血統を並べてみます。
*SS=サンデーサイレンス系 MP=ミスタープロスペクター系 ND=ノーザンダンサー系 N=ナスルーラ系
<2023年>
1⃣ウシュバテソーロ(JPN):父オルフェーヴル(SS)/母父キングカメハメハ(MP)
2⃣アルジールス(GBR):父シャマーダル(N)/母父プラティニ(Hampton系)
3⃣エンブレムロード(KSA):父クォリティロード(MP)/母父バーナーディニ(N)
<2022年>
1⃣カントリーグラマー(USA):父トーナリスト(N)/母父フォレストリー(ND)
2⃣ホットロッドチャーリー(USA):父オクスボウ(ND)/母父インディアンチャーリー(N)
3⃣チュウワウィザード(JPN):父キングカメハメハ(MP)/母父デュランダル(SS)
<2021年>
1⃣ミスティックガイド(USA):父ゴーストザッパー(ND)/母父エーピーインディ(N)
2⃣チュウワウィザード(JPN):父キングカメハメハ(MP)/母父デュランダル(SS)
3⃣マニークール(FRA):父メダリアロード(ND)/母父エーピーインディ(N)
「リピーター」もいるので、これではサンプル数が少ないですが、コロナ前の上位馬の血統を見ても、ナスルーラの血脈を引く馬が活躍する傾向にあります(米国勢はどうもそれを念頭に馬を選んで出走させている節がありますね)。去年勝ったウシュバテソーロも母母父にナスルーラの血脈があり、実力的に上位なのは確かですが、去年に続いて「もう一丁」というのは、ひょっとしたら血統的に少し苦しいのかも知れません。
では、今回の出走メンバーで父系・母系にナスルーラの血脈をもつ馬をピックアップしてみます。ちなみに○数字は、3月18日時点のブックメーカー(William Hill)の予想オッズ順だそうです。
【ドバイワールドカップ2024オッズ】各ブックメーカーの前売りオッズ一覧 連覇かかる日本馬ウシュバテソーロが1番人気 | 競馬まとめ - netkeiba
⑪ディファンデッド(USA) :父Dialed In(N)/母父Touch Gold(ND)
③カビールカーン(UAE) :父カリフォルニアクローム(N)/母父Castledale(ND)
④セニョールバスカドール(USA):父Mineshaft(N)/母父Desert God(MP)
⑦クルーピ(USA) :父Curlin(MP)/母父Malib Moon(N)
⑦ニューゲート(USA) :父Into Mischief(ND)/母父マジェスティックウォリアー(N)
⑤ウィルソンテソーロ(JPN) :父キタサンブラック(SS)/母父Uncle Mo(N)
日本馬に期待したいのはやまやまですが、血統馬券的には、サウジC勝ちのセニョールバスカドール、カビールカーンあたりを中心視した方がいい感じがします。もちろん、日本馬のウシュバテソーロやデルマソトガケはドバイで好走した実績があるので外せませんが、日本馬で血統的に最も怖いのはウィルソンテソーロかも知れません。原くんが思い切りよく騎乗してアッと言わせるシーンがあるかどうか。
ということで、ほとんど「当てずっぽう」ですが、
◎カビールカーン ○ウィルソンテソーロ ▲ウシュバテソーロ
でまとめてみます。
レースの発走時刻は日本時間で3月31日(日)の深夜1時35分ということで、あまり起きていられる自信がありません。前売りを買って、いい夢を見ることにしようかと思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。今朝はやっと雨が上がりました。また、明日から天気があやしくなるようなので、貴重な晴天かもしれません。今日も一日がんばりましょう。
(1着賞金1,000万ドル獲得で話題となった去年の勝ち馬パンサラッサ)
【サウジカップ】パンサラッサがV、3~5着も日本馬!!レベルの高さ見せつけた― スポニチ Sponichi Annex ギャンブル
今度の日曜にはサウジCがあります。去年日本馬のパンサラッサが制し、1着賞金1,000万ドルを獲得してけっこう騒がれました。当時は円換算で13億5,000万円でしたが、今だと円安が進んでいるので15億円!になります。これは単に賞金に目がくらんだわけではないにしても、実力馬にとってはフェブラリーSよりも断然こちらに出走ということになるでしょうねぇ。このまま今後も円安が続くようなら、日本馬はどんどん外国に出て行くでしょうし、逆に海外の実力馬は日本で走ってくれなくなりそうですね。こればかりはどうしようもないです。
さて、今日は無鉄砲にも(笑)、このサウジCを検討してみようと思うのですが、去年の秋の凱旋門賞と同じく、血統くらいしか比較できる手段がありません。そう思ってたら、すでに同じことをされている方がいるので、完全な「二番煎じ」ですが、自分には他に手がないので、わかる範囲で検討してみようと思います。先に血統を検討された方のブログは以下です。
サウジカップ2024血統データ表 | 深く考えない競馬 (fukakukeiba.com)
私も、先行者に倣って、過去4年の3着以内馬と血統を並べてみます。
*MP=ミスタープロスペクター系、ND=ノーザンダンサー系、N=ナスルーラ-系
<2023年>
1⃣パンサラッサ(JPN):父ロードカナロア(MP)/母父モンジュー(ND)
2⃣カントリーグラマー(USA):父トーナリスト(N)/母父フォレストリー(ND)
3⃣カフェファラオ(JPN):父アメリカンファラオ(MP)/母父モアザンレディ(Halo系)
<2022年>
1⃣エンブレムロード(KSA):父クォリティロード(MP)/母父バーナーディニ(N)
2⃣カントリーグラマー(USA):父トーナリスト(N)/母父フォレストリー(ND)
3⃣ミッドナイトバーボン(USA):ティズナウ(In Reality系)/母父マリブムーン(N)
<2021年>
1⃣ミシュリフ(GBR):父メイクビリーヴ(MP)/母父レイヴンズパス(MP)
2⃣シャーラタン(USA):父スパイツタウン(MP)/母父クワイエットアメリカン(MP)
3⃣グレイトスコット(KSA):父レキント(ND)/母父ミスターグリーリー(MP)
<2020年>
1⃣マキシマムセキュリティ(USA):父ニューイヤーズデイ(MP)/母父アナシード(N)
2⃣ミッドナイトビズー(USA):父ミッドナイトリュート(MP)/母父リペント(ND)
3⃣ベンバトル(GBR):父ドバウィ(MP)/母父セルカーク(Native Dancer系)
まあ、これはどう見てもミスプロ系が優勢と言っていいでしょう。あとは、母系のノーザンダンサー系とナスルーラ-系を押さえるというのが、血統馬券的に妥当な見方だと思います。
では、今回の出走メンバーで該当する馬を拾い上げてみます。母系のミスプロ系は無視します。ちなみに〇数字は、2月12日時点の想定オッズによる人気順だそうです。
〇父ミスプロ系
・⑫カーメルロード :父Quality Road/母父Unbridled's Song(MP)
・④レモンポップ :父Lemon Drop Kid/母父Giant's Causeway(ND)
・③ナショナルトレジャー:父Quality Road/母父Medaglia d'Oro(ND)
・⑥サウジクラウン :父Always Dreaming/母父Tapit(N)
・⑦アイソレート :父Mark Valeski/母父Unbridled's Song(MP)
・⑫スコットランドヤード:父Quality Road/母父Curlin(MP)
ついでに、ここでも通用するかどうかわかりませんが、宮田式バイオリズムが◎の馬も拾っておきます。
・ナショナルトレジャー 3・2・2・4
・セニョールバスカドール 6・2・2・7
・ホワイトアバリオ 7・1・3・4※ ※見落としていたので追加しました。
・スコットランドヤード 4・3・1・3
これはナショナルトレジャーを一番手と見るのが妥当ですかね。日本馬のウシュバテソーロやデルマソトガケなどはドバイで好走しているので、ここでも走りそうなイメージがわいてしまいますが、血統的にアブドゥルアジーズ競馬場はひょっとしたら合わない可能性もありそうで、引っかかります。血統的にはレモンポップが日本勢では一番しっくりします。ここも先行して去年のパンサラッサのように押し切るかも知れません。あとは、追い込み勢から、血統的に母系にミスプロが入っているセニョールバスカドールあたりでしょうか。まあ、ほぼ「当てずっぽう」です。
レースの発走時刻は日本時間で2月24日(日)の未明2時40分ということで、健康上起きていられる自信がないので、土曜に前売りを買って、朝のニュースを楽しみに待つことにしましょう。本日もお読みいただきありがとうございました。暖気が抜けて、また寒くなってきましたが、今日もがんばりましょう。