こちら k-603. 詩集『キリンの洗濯』
ベトナムへ持って行く本を、何にしようかと悩みました。そして、一冊の詩集にしました。
H氏賞受賞詩集で、『キリンの洗濯』、高階 杞一という詩人の詩集です。表題作を写します。
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キリンの洗濯 高階 杞一
二日に一度
この部屋で キリンの洗濯をする
キリンは首が長いので
隠しても
ついつい窓からはみでてしまう
折りたためたらいいんだけれど
傘や
月日のように
そうすれば
大家さんに責められることもない
生き物は飼わないようにって言ったでしょ って
言われ その度に
同じ言い訳ばかりしなくたってすむ
飼ってるんじゃなくて、つまり
やってくるんです
いつも 信じてはくれないけれど
ほんとに やってくるんだ
夜に
どこからか
洗ってくれろ洗ってくれろ
と
眠りかけたぼくに
言う
だから
二日に一度はキリンを干して
家を出る
天気のいい日は
遠く離れた職場からでもそのキリンが見える
窓から
洗いたての首を突き出して
じっと
遠いところを見ているキリンが見える
--- --- --- --- --- --- --- --- --- ---
さて、このBLOGをみてくださった方に探し物のおねがいです。
わたしがずっと探している詩があるのですが、
こう言う情景の詩とその作者をご存じの方がいらしたら、お教えいただきたいのです。
それはこんな詩です。
そこは、雪の積もった分校です。
3月の初めでしょう。でも外はまだ冬。
教室の中はストーブがたかれて暖かです。
「絵を描きましょう」先生が言います。
生徒たちは配られた画用紙を机に広げます。
一人の子供が絵の具を筆につけて何か描こうとしました。
そのとき、ぽたりとその絵の具が画用紙の上に落ちました。
きいろい絵の具でした。
白い紙に、きいろい絵の具が落ちました。
その時、こどもが言いました。
「先生、まんさくの花が咲いたよ」
という情景の詩です。
どなたか、ご存じではないでしょうか。
おしらせください。
では、そろそろ4時45分、六百山も背伸びをしてでかけます。
キリンのように
ベトナムへ持って行く本を、何にしようかと悩みました。そして、一冊の詩集にしました。
H氏賞受賞詩集で、『キリンの洗濯』、高階 杞一という詩人の詩集です。表題作を写します。
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キリンの洗濯 高階 杞一
二日に一度
この部屋で キリンの洗濯をする
キリンは首が長いので
隠しても
ついつい窓からはみでてしまう
折りたためたらいいんだけれど
傘や
月日のように
そうすれば
大家さんに責められることもない
生き物は飼わないようにって言ったでしょ って
言われ その度に
同じ言い訳ばかりしなくたってすむ
飼ってるんじゃなくて、つまり
やってくるんです
いつも 信じてはくれないけれど
ほんとに やってくるんだ
夜に
どこからか
洗ってくれろ洗ってくれろ
と
眠りかけたぼくに
言う
だから
二日に一度はキリンを干して
家を出る
天気のいい日は
遠く離れた職場からでもそのキリンが見える
窓から
洗いたての首を突き出して
じっと
遠いところを見ているキリンが見える
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さて、このBLOGをみてくださった方に探し物のおねがいです。
わたしがずっと探している詩があるのですが、
こう言う情景の詩とその作者をご存じの方がいらしたら、お教えいただきたいのです。
それはこんな詩です。
そこは、雪の積もった分校です。
3月の初めでしょう。でも外はまだ冬。
教室の中はストーブがたかれて暖かです。
「絵を描きましょう」先生が言います。
生徒たちは配られた画用紙を机に広げます。
一人の子供が絵の具を筆につけて何か描こうとしました。
そのとき、ぽたりとその絵の具が画用紙の上に落ちました。
きいろい絵の具でした。
白い紙に、きいろい絵の具が落ちました。
その時、こどもが言いました。
「先生、まんさくの花が咲いたよ」
という情景の詩です。
どなたか、ご存じではないでしょうか。
おしらせください。
では、そろそろ4時45分、六百山も背伸びをしてでかけます。
キリンのように