わたしは六百山

サイゴンでの365日を書き直す 

綿のなる木 ベトナム 便り 68 

2006年05月28日 | 雑想
こちら v-603.
ベトナム便り 60に vietさんから、コメントをいただきました。
Vietさんとは、同じような道を歩いているような気がします。
お金は魔法の杖です。杖の振り方にはいつも戸惑いをおぼえます。
さて、小倉貞男著・ヴェトナム歴史の旅 によると
サイゴン という名は カイゴン、カイは木の接頭語、ゴンはカポックすなわちパンヤのことだという説があって、何百年もの昔、この木がこの街を取り囲んでいたようすが想像できます。
カポックはカンボジアの特産品だそうですが、この地はもともとはカンボジア人の土地でしたから、
カポックが茂っていても不思議ではありません。
このカポック(パンヤ)は、クッション材としては超一級品だそうですが、いまでもきっと欧米の豪邸のベッドやソファには、これが使われているんでしょうか。
私は、初めてこの木を見たとき、とても驚きました。こんな奇妙なものが木の上にあってもいいのだろうかと、目を疑いました。その次は、これをたくさん栽培したら、きっと大もうけできるだろう、と思いました。後で、これが寝具等の高級素材だと知って、こと既に遅し、というより、何も知らない自分にあきれました。
貧しい農民にこういうものを育てて現金収入を得させる道はないものでしょうか。もちろんプランテーションという形ではなく・・・。たしか、フェアートレードといいましたか?
それには、栽培から販売まで、多くの専門家の力が必要です。

訂正
67 の便りでベトナムには雑炊のおかゆしかないように書いてしまいましたが、白い(何も入っていない)おかゆというのもちゃんと存在しているようです。
少なくとも、言葉の上では存在します。でも、実際は、肉を入れて作られることが多いようです。



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