Jyobitakiブログ

鳥の写真、自然の写真、お花の写真などを徒然なるままにアップします。

正午の茶事 

2016-03-28 21:30:20 | 日記

3月28日(月)

3月19日に稽古で正午のお茶事をしました。

この頃は簡略化して正式なお茶事をしていませんでした。

濃茶・薄茶・炭のお点前の稽古はお茶事の為の割り稽古です。

お茶事を経験すると なんでこんな練習をするのか? と言う事が理解できるのです。

今回お茶事を初めて経験された方 2回目の方などがいらっしゃいました。

私は以前習っていた先生に何度かお稽古をしていただいていましたが亡くなられ

20年程前にN市のお茶の先生から喜寿のお祝いに招かれたのが最後のお茶事でした。 

稽古茶事ですから 懐石料理などは皆で手分けをして安く出来るように工夫をして作リましたよ

懐石の基本は

一汁三菜と言われるように ご飯とみそ汁に 向付・煮物・焼物・の三菜をお酒と一緒に召し上がっていただきます。

その後 八寸を肴にお酒を酌み交わし お湯と香の物で締めくくります。

また もう少しゆっくりしていただきたい時には 焼き物に続いて預鉢や強肴と言われるお料理を用意します。

初めにご飯とみそ汁を少し出しますので

亭主はご飯の炊きあがりには大変気を使います。

 

準備が出来たらまずお待合でお湯をいただき 手を清めて席入りです。

小雨が降っていたので 庭の蹲は使わないで 仮に作った縁側の蹲で手を清めました。

私が正客を務めました。

透木釜

床の掛け軸の拝見などを済ませ 定座につくと亭主が初炭手前をします。

炭の臭いに気分が悪くなる人がいるため この日は電気でお稽古をするため 形だけです。

炭がいこっている間に懐石料理をいただくと言う事になります。

折敷(おしき)

飯椀・汁椀・向付を箸をのせた折敷を銘々に手渡します。

この後一献目のお酒を入れた燗鍋と人数分の盃を載せた盃台が出ます。

お酒をいただき向付に手を付ける事が出来るのです。

飯器が出てきたり 汁替えの後 煮物碗が出ます。

  

今回は海老しんじょうでした。(菜の花とレモンの吸い口)

ニ献目が出てから焼き物が出ます。

お席では雰囲気を壊すので なるべく写真は撮らないように 席入りの前に撮っていたものです。

次に預け鉢

次に強肴(しいざかな)

飯器 二回目が出て

預け徳利 石盃 (お酒の好きな方に酒器を変えて預鉢や強肴に沿えます)

そのあと小吸物(箸洗) (料理が一段落したところで 嘴先を清めてもらうための吸物を銘々に出します)

その後 八寸

海と山の物を盛り付けた八寸を燗鍋と一緒に持ち出します。

亭主と客が酒を酌み交わすので チドリの盃とも言います。

そのあと湯斗(ゆとう)と香の物が出ます。

漬物は3種なのですが1種盛り忘れていました

写真には客に出す時に湯斗の中に入れる霰が袋に入って置かれているのが写っています

最後はご飯一口残しておき お椀に湯を汲みいれ香の物で碗を清めながらいただくのです。

食事が終わり食器を軽く清め 最後は客が一緒に箸を折敷に落とし終わった合図とします。

その音を聞いた亭主が出てきて 折敷を下げ主菓子を出ます。

お菓子をいただいたら席を改める為 客は一度退席します。

      

席入り

掛け軸は取り外されて花が活けてあります。

濃茶点前の後 薄茶点前をして終りです。

薄茶用の干菓子

今回は電気で湯を沸かしたので 後炭点前は省略しましたが これだけのことをするのに4時間余りかかります。

亭主が運んできた盃台の酒器の扱い

飯器の扱い 煮物碗を置く位置等々 いろいろ扱いや約束事があります。

懐石料理のいただき方を知っておくと 普段の生活にも役に立ちます。

温かいものは暖かく 冷たいもおは冷たく お出しして召し上がっていただくのが懐石料理の基本です

今回はみんなで作り稽古するのですから そんなことは言っておられませんでしたが

安く上げた割にはお料理もおいしくて 楽しくていい経験をさせていただきました。

 

次は野点を楽しもうと言う話になりました。

               

おまけ

今年は我家の椿は綺麗でなかったのであまり写真を撮っていません。

寒波で花が傷んだ椿が多かったです。

ピンクの侘助

香りのする椿 港の暁

紅椿

1本の木にこんな花が咲きます。 

岩根絞り?

4枚の写真は 1本の木に咲いたものです。

その椿の種からこんな椿が咲きました。

白椿

我が家には鉢植えの椿を含め15本の椿があります。

 


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