北モシリ島の暮らし

北モシリ島(北海道)民の暮らし

O脚の膝/今橋愛

2007-03-03 17:03:41 | 
この今橋さんの歌集を知ったのは
新聞の日曜の書評の記事だったと思う。
わしは、なぜかそこの部分だけを切り取ってずーっとPCデスクの片隅に置いていた。

で、このスクラップ記事は数度、読んではみたけど、
心にしっくりこなくて、
やっと、ネットで調べる気になった。
アマゾンにはなかったのね。
でも、忘れた頃に届いた、この歌集。

記事は穂村弘さんという人が書いていて
まず、映画を例え話しに進んでいって、
今橋さんの「言葉」が現われる。

もちあげたりもどされたり
するふとももがみえる
せんぷうき
強でまわってる 

これは女性からみたセックスの情景だそうだ。

あたらしいけいたいにすぐ
かえるひとは
だれとでもきすをしそうな
イメージ

この歌はわしがこの歌集が欲しいきっかけになった歌。

今橋さんの歌は穂村さんいわく「短歌」なのだ。
きちんと五・七・五・七・七の形式を取ったものもある。
でもほとんどは違う。
それについて、賛否両論があるそうだが
おそらく今橋さんはわざと崩しているのでもなければ、狙って書いているのではない。
だからそれが気に食わない人もいるらしいが、
そういう人はすぐにブックオフに買い取ってもらえばいいだけのこと。

今橋さんのこの歌は
読む歌ではないの。
読んだら元気にならないからね。
ひとくくりとして見る歌なのかもしれない。
ストーリ-性を感じるのはわしだけなのだろうか?

穂村さんはこの本のオビに「スリリング」という言葉を使ってる。
この本が売れるためには確かにいい表現かもしれない。
わしも最初半分まではスリリングだった。
でも、あとから、読んだ言葉たちがボディブローのように効いてくるの。
わしを攻撃します。

それからはわしは、この本を20分以内で読む事に決めました。
そうすると何回でも読める事に気付いたのです。

今橋さんの歌でオススメはいろんなとこで載っていますが、
わしはあえて、何もイメージできないこの歌を載せます。

0902289※※※※
オキャクサマノゴツゴウデ
トメテオリマス

※マークはわしが消しました。
実際にどこかへ間違ってかかったらいけないからね。

今橋さんが元気だったらそれでいい


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