スターティング・オーバー/ジョン・レノン

ザ・エイティーズのディスク２の１曲目は
この曲だ。
わしはあえてこのＣＤを買ってから１度も聞かなかった。
それはあまりにも悲しい出来事を思い出すから。

忘れもしない１９８０年１２月８日。
ジョン・レノンは熱狂的なファンによって射殺された。
まだ４０歳になったばかりであった。
わしはまず放心状態になり、そしてレコード屋に走った。
２６年前でも覚えているよ。雨がものすごく降ってたんだ。
１１月に発売されたばかりのアルバム「ダブル・ファンタジー」を買った。

このレビューを書くために、改めて聞いた。
まるでジョンを追悼するがごとく
小さな鐘の音がチーンと３回鳴る。
ジョンの語りかけるような優しいヴォーカルで始まるこのラブソング。
「二人で一緒の人生は尊いものだ」とでも訳すのかな？
ジョンの歌は時代におもねる事なく、あくまでクラシックだ。
だから余計に普遍のラブ・ソングだ。
何度も連続して聞ける。
５回連続聞いたかな？
改めて良い曲だ。
悲劇を全く予想だにしていないこれからの曲だ。

画像はアルバム「ダブル・ファンタジー」
シングルのもあったけど、わしの思い出も重ねてアルバムのほうにした。
もちろんレコードで買ったのだ。
あれから封印したようにＣＤは買ってなかったな。
このＣＤに入っていて良かった。
今度は何回でも聞こう。