1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

12月25日は、クリスマス。キリストさんの生誕を祝う日で、生誕日ではない。キリストさんは馬小屋か洞窟で誕生と。ベツレヘムの12月は極寒、とてもそんな場所で出産など無理。誕生は夏、というが、有力と。

2021-11-08 18:52:22 | 法話
読者が「住職はどの季節が1番好きですか」と。「晩秋(紅葉初期)から、クリスマスまで。『今年も終わりだな』と。その後は、来年の準備が佳境に入り『忙しい正月が来るか』と」「クリスマスが基準ですか。仏教徒なのに」「讃美歌、好きだよ。心が落ち着く。分野で分けたら、皆、宗教の中に。信仰に区別なし」と。

【追伸】
この読者が「クリスマスパーティなんて、住職(拙僧)の家でもされるんですか」と。「子供達が幼い頃は、必ずやってましたね。檀家さん達が拙僧の子供達に、クリスマスケーキを持って来てくれてたからね」「お寺によっては『あれは異宗教行事だから、クリスマスなんぞ、せんでいい』と、頑なに拒否する住職も多いとか」「その事はよく耳に入るよね。まあ、でも、わが家は、父(先代)も拙僧も、子供の夢をも奪う様な、凝り固まった信仰観は、あいにく持ち合わせてないんでね」と。ちなみに、キリストさんの生誕地は、エルサレムから南へ10キロ程行った小さな村(ベツレヘム) の教会とも、馬小屋とも、洞窟とも、言われていますよね。     

投稿写真は、博多駅前のイルミネーション。








【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2302話】 父親と真逆の『定時帰宅、静かな人』を条件に結婚相手として選んだ夫に「意欲がない、自主的に動かん」と夫を貶す奥様。

2021-11-08 16:55:37 | 法話
従姉妹が「父が何処にでも顔を出して人の世話を。皆に迷惑を。何とか言ってよ、兄ちゃん(拙僧)」と。「定年後に家から出ず、家でも何もせず、TVばっか見てる父親と、何かあったら即動く、回遊魚みたいな父親と、どっちがいいかい」「そう言われたら、そうだけど」「漬物石じゃないんだから。管理は君がやれ」と。

【追伸】
拙僧の従姉妹に「諺に『老いては子に従え』という言葉があるが、親は口では『偉そうに』と子供に言うが、ほんとは心地よいものなんだよ」と。「ほんとにそう思ってるの。親は」「親以外でもな、年上の人達に『タメ口紛いの言葉を向けるは、失礼かな』と思うだろ。だけど、それも若い人の心次第かな。馬鹿にする心でのタメ口と、根底に尊敬の念を含んだタメ口とでは、全く違う。タレントのフワちゃんだよ。話し掛ける前に凄く考えて口に出してるだろ。だからあの子は好かれてるんだよ。言われる方はわかるもんだよ。私も(拙僧)も60歳前にして、子供達から散々注意されるが、愛情が籠ってるから、非常に心地いい。君のお父さん(拙僧の叔父)も多分そうだよ。1人で出来る間は、制約はするな。生きてるんだから。何もかんも奪うな」と。




【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2301話目】 昔から「名医を探すなら医者仲間に、名匠を探すなら大工仲間に聞け。男性が認める男性、女性が認める女性は間違いない」と。

2021-11-08 10:47:43 | 法話
檀家で退職した看護師(女性)さんが「住職。これは、約50年前の話。オペナース(手術室看護師)時代、初仕事の時、手術室でオペ中に、山本リンダさんの『うらら、うらら、の狙い撃ち』が結構な音量で。『えっ』という顔をすると、ベテラン看護師が『リラックスする方法は、人それぞれだよ』と私の耳元で」と。

【追伸】
その檀家看護師さんが「手術中に音楽を要求する医師は、結構いるんですよ。演歌だったり、ロックだったり、クラッシックだったり、と。時には、10時間以上も立ったまま、緊張感の中で手術を。大変な仕事です。手術が終わって『やれやれ』と一服してるところに、また急患。で、続け様に数時間の手術を。これが定年まで続く。医者という名誉の肩書きに、高収入、側から見れば、羨ましく目に映るかもしれませんが、仕事内容は、突貫工事の現場作業員さん達と同じ」と。