3年前、45歳の女性が結婚を。不妊治療を経て初出産を。その女性が「若い頃から『結婚は何歳でも出来るが、子供は何歳でも、という訳にはいかんぞ』と住職に。その頃は結婚もしたくないし、子供も欲しくないし、私には関係ない、と思ってた。が、人の考え方は変わる。『聞く耳を持つ』というは大事ですよね」と。
【追伸】
この女性に拙僧「よかったね。色々間に合って。何でもがそうだが、知識、知恵、経験が増すごとに、人の考え方は必ず変わっていく。必ず、変わる。間に合うものならいいが、世の中には、時間が勝負、というものが数多にある。結婚も、子宝も、確かに縁といえば縁だが、例え、同じ結果(結婚出来ず、子宝に恵まれず)になろうと、努力してそうなったのと、努力せずにそうなったでは、晩年を迎えての後悔の度合いは全く違うものに。君の娘(この度の赤ちゃん)さんが将来、聞く耳があろうとなかろうと、言って聞かせていかにゃならん事は、嫌われても、嫌われても、言って聞かせていきなさいや。貴女の周囲が、貴女にそうしてきてくれた様に。耳に入れときさえすれば、ここぞの時に、思い出す事が出来る。結婚の件に限らず」と。