1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えただけで、苦しい人生が、楽しい人生に。2320話目】 人間は『誰が育てたか、誰に育てられたか』は、非常に大事にて。特に、家庭環境は大事。全て、そこがスタートになる。

2021-11-27 05:38:43 | 法話
3年前、45歳の女性が結婚を。不妊治療を経て初出産を。その女性が「若い頃から『結婚は何歳でも出来るが、子供は何歳でも、という訳にはいかんぞ』と住職に。その頃は結婚もしたくないし、子供も欲しくないし、私には関係ない、と思ってた。が、人の考え方は変わる。『聞く耳を持つ』というは大事ですよね」と。

【追伸】
この女性に拙僧「よかったね。色々間に合って。何でもがそうだが、知識、知恵、経験が増すごとに、人の考え方は必ず変わっていく。必ず、変わる。間に合うものならいいが、世の中には、時間が勝負、というものが数多にある。結婚も、子宝も、確かに縁といえば縁だが、例え、同じ結果(結婚出来ず、子宝に恵まれず)になろうと、努力してそうなったのと、努力せずにそうなったでは、晩年を迎えての後悔の度合いは全く違うものに。君の娘(この度の赤ちゃん)さんが将来、聞く耳があろうとなかろうと、言って聞かせていかにゃならん事は、嫌われても、嫌われても、言って聞かせていきなさいや。貴女の周囲が、貴女にそうしてきてくれた様に。耳に入れときさえすれば、ここぞの時に、思い出す事が出来る。結婚の件に限らず」と。