吹奏楽部に例えるとわかりやすいよね。
楽器の演奏経験が全くない同級生が、
キミの吹奏楽部に入ってきて
「１週後のコンクールに出たいから
早くそのレベルになるように教えて❗️」
って言ったら、
「それは無理でしょ❗️」
ってキミは思うでしょ？
その同級生が
練習初日から
みんなと同じメニューをこなすのは
やっぱり無理でしょ？
吹奏楽部に限らず、
部活の場では
この話は、
みんなも保護者も理解できると思う。
なのに、なのに、だ。
「1週間後に、中間テストがあるから
何とか点数が取れるようにして❗️」
と言って塾に入ってくる子って
すごく多いと思う。
勉強となると
必死に頑張ってきた子たちと
同じレベルの学習内容が
ヤル気になった初日から、
こなせると思う保護者が多い。
1週間は無理だとしても
1ヶ月も頑張れば、
前から頑張ってる子たちに
すぐ追いつけると思う保護者は多い。
部活に比べると
勉強はすぐに追いつけるものと
誤解してやいないか？
高1で出遅れてしまった子たちへ
人よりずいぶん出遅れたとき、
追いつくには、
先に進んだライバルより
長い時間動き続けるか、
もしくは速度を上げるしか
追いつく方法はないと思うんだ。
でもね、
高1の子たちと面談するとさ、
どういうわけか、
時間も速度も変えないままでも
「いつか追いつける」
って感じでいたりするんだよ。
キミが、ようやくヤル気になって
追いかけ始めた今の瞬間も、
先に始めたライバルたちは
さらに進み続けてるのに。
同じ環境で勝負するとき、
「今後の活動時間をライバルの２倍にする」も
「進む速度をライバルの２倍にする」も
ほぼ無理なわけで、
先に始めたライバルたちが
どっかで歩みを止めてくれてることに
期待するしかないわけだ。
まぁ、普通に考えれば
ライバルたちは
途中で待っててなんてくれないわけで、
「遅れてゴールに辿り着く」か
「無理と悟って放棄」が
オチだと思うよ。
少しでも出遅れに気づいたなら、
その時点から、
先に始めたライバルたち以上に
効率よく、時間もかけて、
追いかけ続けないとダメだよ。
追いかけるキミたちのほうが
途中でダラダラしたり
いつまでも休んだりしてるうちは、
いつまでも追いつくことはないよね。
