地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

塾が生徒を引き受けるということ

2021-08-14 15:00:00 | 日記

高校受験は県内の子たちどうしの戦いだから

その地域の受験事情に

いかにマッチしているかが重要なので、

大手の塾の優位性は全くない。

 

一方、大学受験は全国規模の競争なのだが、

これもまた地域性が見られる。

 

高校によって

国公立志向か私立志向かの違い、

推薦制度に対する意識、

受験勉強を開始する時期なども違う。


しかしながら、

大学受験のシステムは全国共通なので、

そこを勘違いしてもらっては困る。


自分の住む地域の感覚と、

受験予定の大学の入試、

さらにライバルになるであろう

他の受験生の感覚、

このあたりを意識しながら、

戦わねばならない。


首都圏の受験生をよく知る講師が

地方都市で指導するのは、

地方から首都圏に出てきたい受験生にとっては

そういう意味でも恩恵が大きい。


ウチの塾も

東京のド真ん中に教室をもっているので

その優位性を活かして指導を行なっている。


首都圏の受験生を知っているからこそ、

その地域性にアジャストさせつつ

首都圏のライバルと戦えるように、

という指導ができるからだ。


地元の国公立に行くのが当たり前、

という地域から

東京の大学に出ようとすれば、

受験勉強の間の空気感や心持ちなど

そういう面に気を配る必要がある。


もちろん同じ地域でも学校によって

いろいろな空気感があるので、

そういうのを見ながら進めていく。

 

受験は

学力勝負だけでなく

メンタル勝負でもある。


メンタルということは

様々な面で生徒と真正面から向き合うことが

必要不可欠になってくる。


受験指導というのは

そこまで見るものであって、

塾が生徒を引き受けるということは

そういうことだと私は肝に銘じている。


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模試の結果をどう捉えるかで、合格が近づいてくる

2021-08-14 09:32:00 | 日記

7月から9月にかけてのマーク模試は

結果が出たり出なかったりのことが多く、

塾生自身も気が気でないが、

保護者の皆さんも気が気でないと思う。

 

たとえ問題を解く実力がついていたとしても

それを試験で発揮できるかは分からない。


模試は、そんな部分の練習を兼ねているから、

毎回うまくいくなんてことは皆無に等しい。

 

僕はよく授業内で

「マークに合わせてない」

と、塾生に言っている。

 

古文を例にとってみよう。


選択肢の正誤判定をしていく時に

本文で正確に読み取れなかった部分が

選択肢の文を読んでいく中で

「そういうことか!」と気づくことがある。


これは選択式問題の恩恵のひとつだよね。


ただし、これは

「ある程度は正確に状況把握ができていて、

問われている細部の解釈があやふや」

な場合に有効なのであって、

どんな話だか分かる程度には

本文を読んだ上で把握しておかねばならない。


選択肢を利用しようというのは、

この形式に「合わせた」際の

技術のひとつであって、

直前期には一問でも稼ぐために

そういう手段も使うのだが

今の時期に必要なのは

「自力である程度は本文を把握すること」が

どの程度できているかを掴んでおくことだ。


ここがボロボロだと

まだまだマーク合わせのレベルには

到達していない。


問1の部分解釈も重要だ。


基礎的な語彙力、文法力、前後文脈の

把握する力を確認する。


3問とも正解したからと言って安心はできないが、

不正解が多い場合は

夏から秋にかけて何を重点的にやればよいか、

勉強の材料が見える。

 

50点を取った生徒がいたとして、

似たような問題でも

コンスタントに40〜50取れるのか、

という疑問は残るので

いくつか過去問や実戦問題を解いて

まずは様子を見ることだ。


30点なら30点の、10点なら10点なりの

今後の勉強計画が立てられる。

 

特に現役生のみんなは

ここからの伸び代が

ハンパじゃないことが多いので、

今の段階でボロボロだとしても、

何を手当てしていくかを

模試や普段の勉強の中身で確認しながら

調整していく。

 

悪かったなら悪かったなりに

どうするか考えることができる。


模試の悪い結果も

よい材料として活用していこう。


模試は結果がどうあれ、

プラスに変えていくための

大切なツールなのである。


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