地方の個人塾から難関大学へ合格させるメソッド

塾長が、ホンネをつぶやきます

努力する力を身につける方法

2021-05-31 12:31:00 | 日記

塾の先生をしていると、

どうやって努力を続けられるようになったのか

よく聞かれます。


自分としても、

人よりも努力を続けられる自信はあって、

何か目標を設定して、

それに向かって継続的に努力することは、

全然苦痛じゃないです。

 

今思えば、

幼少期から幸運にも、

努力して成果を得られた経験と

努力せずに失敗した経験の

両方を得たのがよかったと思います。


以下、時系列順に説明していきます。

 

幼稚園年長まで甘えん坊で泣き虫

幼稚園年長までは

とても甘えん坊で寂しがり屋でした。

母が大好きで、

そばにいれば落ち着いて物事に取り組めたのですが

いない状況になると、

すごく不安になりました。


全く自信のない状態になり、

何をすれば良いのかわからなくて

すぐに泣き出してしまう、そんな弱い子でした。


だから、幼稚園に行く時は

登園の道で泣いていました。

 

歌を歌ったり、工作をしたり、

何をする時間でも、

僕は何もぜずとにかく泣いていた記憶があります。

 

小学校低学年までで、

やれば勝てそうだという経験を数多くした


バスケットボールで初めての成功体験


そんなスーパー泣き虫だった僕を見かねた

幼稚園の先生が、

バスケットボールの時間に

僕にボールを持たせて

「ゴール目掛けて投げろ」

と言ったことがあります。


すると運よく入りました。


先生は盛大に拍手し、

もう一回やれと言ってきます。


もう一回やるとまた入り、盛大な拍手。


その出来事は今でもはっきり覚えていて、

その時のバスケットボールのゴールの模様を

鮮明に思い出せます。

 

この出来事から、

自分にもちゃんと出来ることがあるのだと知り、

他のことも

自信を持って取り組んでみよう

という気持ちが芽生えました

 

その時以降、泣くことが減り、

工作もかけっこも歌も、

みんなと同じように

泣かずに取り組めるようになりました。

 

朝勉と成績


幼稚園のいつ頃からか、

母親と毎朝1時間勉強する

ということをやっていました。


市販の算数の問題集と国語の読解の問題集を

やっていました。


だから小学校に上がったときに、

テストで100点を取れました。


小1になって何回か続けて100点を取ったことで、

これは間違いなく朝勉の効果だなと気付きました。


それが人生初めての

「努力を続ければ成果になる」という体験でした。


クラスの皆はお前頭良いなぁ

と言ってくれましたが、

僕は内心「朝勉強してるからなんだよ」

と思っていました。

 

二重跳び

小学校3年生のときに、

二重跳び大会というものが

学校で催されることになりました。


僕は目立ちたがり屋だったので

上位に食い込みたいと思い、

友人と毎日練習することにしました。


大会までの2週間、

学校終わってから公園に集まって、

2人で夕暮れまで二重跳びをやり続けます。


1日目になんとか1回飛ぶことができ、

2日目には数回、

そして何日目かにコツを掴んでからは

グンと伸びて何十回と飛べるようになりました。

 

そしてむかえた大会当日、

僕は160回跳んで優勝し、

とびきり目立つことができました。


この経験で、

勉強でも運動でも、

他人より頑張れば、

他人より良い結果を得ることができる

ということを、

身をもって知ることができました

 

根性の大切さを繰り返し説かれた

アニメによる根性教育


幼稚園年長〜小学校低学年ぐらいのころ、

よく根性系のアニメを見ていました。

具体的には、

ど根性ガエルというアニメです。

ど根性ガエルは、

カエルのピョン吉が原っぱにいたところに、

地元の中学生・ひろしが

小石につまずき倒れ込んで来て潰されてしまうが、

なぜかピョン吉はひろしのシャツに張り付き、

「平面ガエル」として生きていくことになる、

というお話で、

ひろしが弱気になったときに

何かと「ど根性!」と言って、

根性でなんとか解決する場面がよくあります。

  

僕が自分より順位の下の人がたくさんいる、

というような話をすると、

「違うでしょ。下見て暮らすな、上見て暮らせ。」

と、常に上昇思考を持つように教育していました。

 

なので、幼少期から

何でも一生懸命、根性でやり通すということが

美徳なんだなという意識が芽生えていました。

小6で自分はスーパーマンではないと知った

徒競走で友達に破れる


小学校時代は終盤までとても楽しかったです。

勉強でも運動でも目立っていて、

自信に満ち溢れていました。

しかし、塾に行きだして、

自分よりも賢い人はたくさんいる

ということを知りました。


でも彼らは才気あふれる子供たちで、

普通ではありませんでした。


だからどこか、

負けてもあいつらはちょっと違うから仕方ない、

という思いも少しはありました。

 

僕がもっと衝撃を受けたのは、

今まで徒競走で負けたことのない友達に

負けたことです。


今でもはっきりと覚えています。


僕は小5まではリレーの選手だったので、

その流れで小6もリレーの選手に選ばれました。


でも少し不安はありました。

受験勉強で全然運動しなくなっていたので、

走るのが遅くなっているかも・・・と。

大会当日、不安は的中しました。

僕は後ろから走ってきた友達に抜かされたのです。

その友達には今まで一度も負けたことはなく、

ましてや抜かされる程スピードに差があるなんて

考えもしませんでした。

その時、

自分の足が非常に遅くなっていることに

気づいたのです。

とてもとてもショックでした。

「あいつに、俺が負けるのか・・・

そんなことありえるのか、いやありえないだろ・・・」

しかし実際に負けている。

大差で。

その時僕は

「努力しなければ自分は凡人だ」

という当たり前のことを身にしみて覚えました


でも、今思えば

この経験を幼少期にできて良かったと思います。

あの経験があったから、

努力をやめることに恐怖心が芽生えました。

最後に

自分が努力できるようになったのは、

運の要素も多いと思います。

幼少期にいいタイミングで、

努力が報われる経験と

努力をせずに負ける経験をしたのが大きいです。

でも教育も一定の役割を果たしたと思います。

そういう努力が報われる経験をしたときに、

「ああ、あの時母が言っていたのは

こういうことだったんだな」

と、再認識していました。

貴重な経験に出会ったときに、

その経験が貴重なものだと認識する、

そのために

母の言葉が役立ったような気がしています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今回の共通テスト模試をみて思ったこと

2021-05-31 05:09:00 | 日記
今回の共通テスト模試の英語は、
偏差値が少し高めに出ている
印象を受けましたが、
共通テスト模試で
注目するべきことは
「得点」であって
「偏差値」ではありません。

本番で取るべき得点を
模試で安定して取れるようにすること。

まだ届かないなら
その原因を究明し、
次回に繋げることだけを考えましょう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

勉強してるのに結果が出ない子の「あるある」

2021-05-30 12:51:00 | 日記
ウチの塾でも
多くの子たちが
各自の家庭学習時間内で
「ペース配分」をしている。

どうせ2時間勉強するのだから、
と思うからか、
気楽に、ゆっくり、
サボりながら解いている。

にもかかわらず
「やってるのに結果が出ない」
と思ってしまう。

ホントに結果を出したい?

そう思うならば
最速で問題を読んで、
そして最速で問題を解くんだよ。

この際に気をつけるべき点は、
速く解こうとし過ぎて、
よく問題を読んでなかったり
雑に解いてしまうことだよ。

あくまでも、
キチンと問題を読んで、
ミスに気をつけ、
「正解」を目指しながら
スピードを上げること。

その上で解けない問題は
理解するために
ゆっくりペースを落として
じっくり考える。

このメリハリが
勉強に深さをもたらすんだよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

試験になるとできない!というキミに

2021-05-30 06:45:00 | 日記
家庭学習ではできているのに
いざ試験になると
できていた問題が解けないというキミは、
試験の問題を解くペースと
家庭学習で問題を解くペースとが
全く違うということが多い。

家ではタラタラ解いていて、
試験の時は最速で解こうとする。

いつもと脳の使い方が違うので、
解ける問題が解けなかったり
ミスが出たりするという訳だ。

普段からミスの無いよう、
しかも最速で解くことを心掛けたら
テストの結果も出やすくなる。

たとえ勉強時間が1時間しかなくても
やれる内容も増えるくる。

じっくり取り組まないといけない時、
最速で解くことを意識する時と、
ふだんの勉強の中に
たくさんのテーマを作ること。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続・親だけが使える「魔法のコトバ」

2021-05-29 22:19:44 | 日記

親って生き物はね

我が子に対して

つい「完璧」を求めたくなる。

 

世の中に出て、

少しお釣りがくるくらいの

余裕を持った完璧さ、

のほうが正しいかもしれない。

 

だから、

少しの間違いに

ザワザワと心の波風が立つ。

 

99点、98点、97点…

 

十分凄い点なのだが、

例えば

ピリオドの打ち忘れで

1点減点されたとしたら

 

「なんで

しっかり見直さなかったの?」

 

なんて言ってしまうよね。

 

それがなかったら

100点取れたのに!

ってね。

 

でもね、

そんなこと言われても、

子どもにとっては

仕方ないと思いません?

 

親は

「次また

同じミスをしないように」

ってつもり

なのかもしれないけれど

 

そんなこと言っても、

次のテストには

ほとんど影響もない。

 

子どもだって、

ミスをしたくて

したわけじゃない。

 

それに加えて、

そんな言葉を

投げつけられたら

 

99点を取るまでに

積み上げた努力は

意味なかったの?

 

と思うだろう。

 

最終的に

良い大学に

行ってもらいたいなら

忘れちゃいけない

魔法の言葉がある。

 

子どもの

地頭を鍛える言葉ね。

 

それはね

 

「うわー、頭いいね」

 

これね。

 

嘘でもいいから、

 

「ママが中学生の時、

 これ苦手で

 全然分かんなかったんだよね」

 

いや、

嘘でもいいんだ。

 

子どもに対して

マウンティングとっても

意味ないでしょ?

 

「そんな問題も解けるの?

 すごいっ!頭いいね!!」

 

とか、

 

間違いのほうが多くても

 

「でも逆に

 この問題解けたのは

 賢いよね!」

 

とか。

 

人って

 

頭いいよね

 

話面白いよね

 

オシャレだよね

 

料理上手だよね

 

センスあるよね

 

そういうことを言われたら

無条件で嬉しいよね?

 

そりゃ、

明らかに

自分よりも上の人に

言われたら

嫌味に感じるだろう

 

例えば

高学歴な親だったら、

 

下手したら

バカにされてる

って思うかもしれない。

 

だから、

「中学生の時の自分」

を使うのがベスト。

 

嘘でもいいから。

 

「最初は

全く意味不明だったな」

 

とか

 

「あの時、数学は終わった

 と思ったからね」

 

とか

 

それと比べて、

え?なに?

キミは解けるの?

 

すごくない?

 

そういう言葉だ。

 

ママ友にさ、

「いつも思うけど、

 洋服のチョイスが完璧だよね」

なんて言われたら

 

今日ランチ行く

ってなった時は

服選びに

少し気合いが入るでしょ?

 

「この煮物、

 売ったら

 行列できるくらい美味い♫」

 

そう言われたら、

どう感じますか?

 

どう褒めるか

 

誰が褒めるか

 

いつも授業で

心がけてることだ。

 

特に

学年が下がるほど、

そこにのみ!

と言っていいほど

気をつかって

授業してるんだよね。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする