大学受験の世界じゃ
中高一貫の子たちが
圧倒的に有利だと誰もが言うし、
事実、データもその通りだ。
中高一貫子のカリキュラムが
大学受験にマッチしているのが最大の理由だが
それと同時に、
「高校受験の後に勉強しなくなる」
ってことも、かなり大きいと思うよ。
ウチの塾の子たちの中で
高校でも上位に食い込む子たち
特に優れていて、
徹底的に鍛えられているから
って訳じゃない。
周りが格段に勉強しなくなるからだよ。
ウチの塾の子たちは
高校入試が終わった次の日から
勉強を始めてる。
合格発表の前から始めるのは
どうしてか、分かる?
それはさ、
中高一貫の子たちは、
その頃、
何事もなかったように勉強してるからだよ。
人によっては高校入学までの1ヶ月間、
全く勉強しないよね?
大学受験を視野に入れてる子たちなら
この時間のモッタイナサ、
わかるよねぇ⁉️
中高一貫の子たちも、中ダルみはする。
でも、公立中学の授業は
ただでさえ速度も難易度も低いのに、
高校に入ってからの
「非努力期間」が長すぎる。
多くの塾は高校受験がメインだから、
高校合格がゴールとして教えている。
その上、高校生の通う塾の
大学入試に特化した指導がメイン。
高校ごとに進度が違うから
個別指導になるので
どうしても授業料が高額になる。
「高校生なんだからもう自分でやりなさい」
って思う親もいる。
高校受験の
最後の追い込みの頑張りを見て
もう一人でできるようになったのね❗️
って、勘違いする親のほうが多い。
でもね、それが落とし穴だ。
高校の授業の難しさは
一人で解決できるほど甘くない。
このことに親も気づかないと
見事に低空飛行のまま
大学受験を迎えてしまう。
それを、どうにかしたいけれど
僕がここでどんなに書いても
大きな流れは変わらないんじゃないかな。
だから、気づいてる親たちは
中学受験をさせる。
でも、ウチの子たちは、
中高一貫生に勝ってみせるし、
今までも勝ってきた。
キミは今、
本当に一生懸命勉強しているかい⁉️
それを確かめる方法がある。
もう一年、同じ学年
(浪人生ならば、もう一年浪人生活)
を繰り返してもいいと
思えるかどうかだ。
もう繰り返したくない
って思えるなら、
今を全力で頑張ってる証拠だ。
そのくらい
毎日休まずに
勉強を頑張り続けるのは
辛くて厳しいものだ。
「今回、テスト勉強、調子はどう?」
と聞くと、
「頑張ってます!」
「今回は、そこそこ点が取れそうです」
「中間テストの失敗を取り返します!」
嬉しい答えが返ってくる。
でもね、
キミたちの
「今回は大丈夫そうだ」
って言葉を、鵜呑みにはしない。
だって、
「頑張り」や「完璧」なんて言葉は
その程度は人それぞれだから。
キミたちを信じていない訳じゃない。
だけど、
「頑張り」や「完璧」の基準は
十人十色だから。
だからといって
キミたちの点数が悪くても
キミたちのことを諦めたりはしない。
僕には経験がある。
30年分の子たちのデータがある。
必死になった時
凄まじい成績アップを実現させた子たちを
それこそ、星の数ほど見てきた。
だから、
誰にでも可能性は
十分すぎるくらいに転がっている。
さぁ、
早く目覚めよ❗️
目覚めたもん勝ちだよ。
中1の定期テストの数学での話。
テストを返しながら、
「こんな低い平均点は初めてです!」
って先生がキレたらしい。
でもさ、
みんな塾行ってるんだよね。
行ってるのに
先生がブチ切れる程度の
点数しか取れない。
じゃあ、
塾に行ってなかったら?
ゾッとする。
昨日は自治医大教室の子たちに
試験勉強に取り組む姿勢について
時間をかけて説明した。
テスト前だからといって
問題集の試験範囲を
ダラダラ解いているだけでは
なかなかアタマに入らないよ。
今やっている勉強は
何のためにやっていて
どこに繋がっていくのか
1つ1つ目的意識を持って
勉強に取り組もうよ。
何のために問題集に取り組むの?
目的意識を明確にしながら
取り組んでいるか否かで、
同じ勉強をしていても
結果は、かなり違ってくる。
同じ勉強をしていても
目的意識が違うと
その勉強内容も
勉強の深さも異なってくる。
この問題を解くことで
どのポイントを強化したいのか
どの弱点を克服したいのかを
常に考えながら取り組もう。
意識をしないと
いつの間にか
その問題集を終わらせることが
目的にすり替わってしまう。