God is in the details

飛行機模型にまつわるあれこれ

タイガーキャット尻もち防止プロジェクト

2009-04-26 19:42:22 | Weblog
いつか作ろうと思っているF7Fタイガーキャットだが、あちこちで見聞した経験者の談によると著しいテールヘビーになるようだ。脚柱はメタルパーツを手配済みなので、一応おもり積載に対する強度は確保済みではあるが、どんなに重くしても脚に負担をかけない唯一のパーツである前輪を金属に置換することにした。

注型ブロックがすでについているTrue Detailsのレジンパーツを原型にして、まずは通常通りシリコンゴムで型取り。レジンの場合は一体のゴムで抜けるので、まずはこれでトライ。



ハンズで買ったクラフトアロイという150度で溶ける金属を、ミルクピッチャーに入れて電熱コンロで融解。余談だが、これを購入するときに「もっと融点の低いのもあるのですか?」ときいたら、「以前は70度くらいで溶けるものがあったのですが、砒素が含まれているので取り扱いをやめました」とのこと これは、仕事で冷凍機のコールドリークの修理に重宝したウッズメタルのことだと思われる。さらに余談だが、ゴルゴ13のエピソードで、ウッズメタルで使い捨ての銃を作り、銃撃後にスープ鍋に入れて溶かして証拠を隠滅した、というのがあったっけ。



閑話休題。溶けたクラフトアロイをゴム型に注入し



冷えてから取り出したてみたら、気泡がぼこぼこの惨状を呈していた。



そこで、ゴム型を2つに割り、申し訳程度の空気抜き穴を追加。さらに、クラフトアロイ付属の専用の粉をゴム型内面にまぶして再トライ。



こんどはきれいに複製できた。右は原型のレジンパーツ。複製品のサイズが若干小さく見えるが、注型時にゴム型を締めつけすぎたせいだろうか



そうそう、海軍型の2機目のスカイレーダーも完成済み。同じキットを同時に作ると、ロットごとに金型の段差が若干違ったり、逆にロットによらずに片方の主脚だけが内股になりがちだとか発見があった。



スカイレーダー×2

2009-04-12 09:02:55 | Weblog


タミヤのA-1Hを空軍型と海軍型で1機ずつ。事情により、空軍型は塗装前のコックピットを収めた胴体左右が接着された状態からのスタート。この後、ベースカラーを開口部からエアブラシで吹きつけ、筆の届く範囲で塗り分けてデカールの計器盤とシートベルトを貼った。キャノピーを閉めるのでこれで十分。海軍型は逆にキャノピーを開ける予定なので、エッチングパーツでシートベルトを追加。



説明書に指示がなかったが、空軍型の主脚柱には透明パーツで用意されているランディングライトを接着。ライト背面を銀で塗ってから、前のガラス部を丸くポンチで打ち抜いたテープでマスクし、本体と一緒に塗装。



ピトー管は先端にテーパーがついているようなので、虫ピンを中に通したプラパイプをヒートストレッチしてカット。手に刺さると痛いので、少し先端をなまらせる。塗装後に、虫ピン部の塗料をこすってはがせばできあがり。



先行して進めていた空軍型がまず完成。こちらはカウルフラップ等のオプションパーツは全て閉状態にて。塗装はクレオスの特色をそのまま。スカイレーダーは今まで海軍型しか作ったことがなかったが、ガルグレー/ライトグレー塗り分けの場合は若干間延びして見えることもあるが、ベトナム迷彩ではそのようなこともなくて独特の魅力を再発見した。