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スケビ雑誌の7月号購入。「スケビ」という下品な略号を目にするたびに気分が悪かったが、お寒い内容といい、微妙なグラビアアイドルが出てくるところといい、今やその呼び名がふさわしい。
創刊当初は、旧日本軍機かドイツ機の特集ばかりで辟易としたものだが、今回のベトナム戦特集は最近の自分の興味にもマッチしており歓迎である。作例やその写真もおおむね素晴らしく、酒本氏も何機も作例を手がけてがんばっている。多数の機体が紹介されている反面、個々に割かれるページ数は必然的に減ってしまい、イントルーダやTA-4Fなど半ページしか紹介されていないのがもったいない。
今回特にひどいのは誤字。1/72 F-105Dの数ページだけでも
サンダーバズ
F-84面影
エリアルールは適応されておらず
推力向上方
着たい後部
中央部を大きく絞ったその概観は
といった有様。誤字のないページはないほどで、商業誌にはあるまじきレベル。腹がたったので、アートボックスに苦情のメールを入れてしまった。
・上田氏のモノクロイラスト・・・なんとなく見覚えあり。MG誌の使い回しかな?
・こが氏のF-8記事・・・機首の機銃が20度も下に向けられるとは初耳。水平に刻まれた機体の弾道溝も20度下向きになるのかしらん?
・蛇の目の花園・・・MG誌の「世界の駄っ作機」ともども読んだことがない。
・宇宙もの、SFキャラもの・・・興味なし
・山本画報・・・確かにソ連機はかっこ悪い気がするが、この徹底した反ソキャンペーンは何?こういう政治的ないかれ文章は模型誌では目にしたくないもの。
・愛のプラモ、よれよれ道場・・・女だから何買いても許されるでしょといわんばかりの、いまさらな内容が毎号つづられている。むかしのスケビもつまらない小コラムが多かったが、「飛びゲー三昧」ともども、いらないかな。
・トリダンのN氏・・・今月号ではないが、洋書店で遭遇した人品卑しからぬ紳士にアプローチしたいきさつは、なかなか人品卑しいものだった。
・Bf-109のHPDPBカラープロファイル・・・これは素晴らしい。
こんな内容で1380円は高すぎるのに、(今月号ではないが)使わない零戦やフィギュアのキットを抱き合わせてさらに高い値段で売ったりするのだから困ったものだ。
新しい号が出るたびに、舌鋒鋭くスケビを批評していた某ブログに記事がアップされないのだが、「こんな内容なら次からは買わない」と書いていた通りに買わなくなったのか、あるいは批評しづらくなるような何事かがあったのか・・・