God is in the details

飛行機模型にまつわるあれこれ

F-4S

2010-05-31 01:16:17 | Weblog
前作のスピットがあまりにあっさり完成しすぎて物足りなかったので、今回はもうちょっと作りごたえのあるやつを・・



ということで、ハセガワの1/48 F-4Sにいろいろ別売りパーツを組み込んでみる。コックピットとノズルはAiresのセット、ダクトつきのインテークはCutting Edgeを使うので、それらにあわせて胴体パーツをあちらこちら大胆にカット。



ライトの透明化。機首右横の給油プローブ用ライトのモールドをくりぬいて表側にテープを貼り、裏からクリアーレッドの塗料を流し込む。これが乾燥した後、UV硬化瞬着をさらに流し込んで固めてから、銀色のテープを貼った。垂直尾翼前縁のライト部は赤色透明プラに置換。



テールコーンのドラッグシュートカバーの丸いモールドが省略されているので、プラペーパを矢坊主でぐりぐりして丸みをつけてから、ポンチで打ち抜いて貼り付けた。スマイル顔ができた。



エルロンを切り離し、前縁部にエバグリーンの半丸プラ棒を貼り付けて成形。フラップとエルロンのヒンジラインがこのキットでは一直線になってしまっているが、今回は目をつぶることに。前脚カバーのライトも位置が下すぎるので、小ライト1個分全体に上へシフト。このあたり、ハセガワの1/72キットではちゃんとしているのに比べるとつめが甘い。



3週間ほどで、やっとファントムらしい形になった。

Spitfire Mk.VI

2010-05-16 02:20:36 | Weblog
ハセガワの48キット完成。高々度専用機ということで、スパンの伸びた主翼が異彩を放っている。キットの指示以外に、スライドレールを埋めて、後部キャノピーにデカールで枠を追加している。プロペラだが、そのまま組むと裏表が逆のような気がして仕方がなかったので、ひっくり返してみた。

一般には同時期に出た田宮キットの方が評判はいいのかもしれないが、ちゃんと計器がモールドされた計器盤や、透明度の高いキャノピーなど、ハセガワキットの方が優れている点も多い。ただし、タイヤは田宮パーツを流用した。20mmキャノンはUltracastのレジンパーツ。



シートベルトは座席と一体成形されたレジンパーツを使うのが好きだが、スピットファイアの場合はショルダーハーネスが防弾板の穴を通って後方の隔壁まで延びているので、レジンでは再現しづらい。今回は、ラップベルトのみモールドされたkMCのレジン製座席パーツ(ハセガワのコレクターズハイグレードキットに含まれていたもの)にエッチングのショルダーハーネスを組み合わせた。スピットにはこの方法がベストなのだが、KMCのパーツは手に入りにくいのが難点。KMCの座席にはクッションがなかったので、田宮パーツから切り出して移植した。ベーク素材の座席本体は艦底色で塗装。

コードレターはTally Ho!のPro Maskを使って塗装仕上げ。細かいシリアルは、昔IKEさんにカットしてもらったマスキングシートで塗装。意外と(失礼)ちゃんと使えた。ラウンデルは塗装が面倒だったのでTechmodデカールを用いたが、手持ちのあらゆる軟化剤を用いてもなかなかモールドに馴染まず苦労した。尾灯はUV硬化瞬着。以前は透明の細いロッドを植え込んでいたが、UV瞬着の方が手軽に再現できる。



2枚プロペラから6枚プロペラまでスピットが再び勢揃い!

○○に引かれて横須賀参り

2010-05-08 12:52:36 | Weblog


家人の要望もあり、連休中に海軍勉強会ということで横須賀に行ってみた。イージス艦?やら潜水艦なども初めて実物を見た。JR横須賀駅から海岸沿いに三笠公園まで歩いて、記念館も見学。てっきり洋上に浮いているのかと思いきや、がっちり土台が固められていた。船にしては小さめかなという第一印象だったが、いざ中に入ってみると意外と広くて、船首下の講堂では「日本海大海戦 海行かば」の超短縮版上映会もあった。「坂の上の雲」特別展をやっていたせいもあるが、館内の展示がこんなに充実しているとは思わなかった。日露戦争後に三笠がたどった数奇な運命も学習。自分たちも航行不能になってきたので、横須賀海軍カレーを食して帰宅。



翌日は単身でラッキー@横浜の恒例のセールへ出撃。特価キットはパワー不足で何も買わず、消耗品類などのこまごまとしたものを。国産プラモデル50周年記念の塗装済みエッチングシートベルトが200円ぐらいで売られていたので、陸海軍機用それぞれ一個ずつ購入。スケールは不明だが1/32かな?

あと、ラジコン用のミニポンプも。小さなポリ容器に金属ノズル+ゴムキャップがついているもので、スミイレの時に油絵の具を溶くためのぺトロールを少量ずつ滴下するのに使うつもり。



製作の方は、依頼品のブラックバーン・スクアという自分もよく知らなかった機体を完成。なんとも個性的な姿態である。スペシャルホビーのキットで、簡易インジェクションにしては高品質な方であろうが、かなり手がかかった。特に、折りたたみ部?で主翼を分割しているのがいらぬおせっかいで、内側と外側で主翼の厚みが全然合わなかったりする。足回りもそのままでは組みあがらないので、自分なりにアレンジしてなんとか形にした。それにしてもイギリス人のセンスって・・・