僕について

人生も半ば? 誰かの役に立つかもしれないから、自分自身について語っておこうと思って。超私的blog。他2つもよろしく。

フルパワー

2006-05-06 21:00:25 | ダウン症だけど自閉っぽい(息子の事)
本日は一気にエネルギーを消耗しました。

今日は息子の耳鼻科第2弾でした。学校の耳鼻科検診で耳垢が引っかかったので、今週の月曜日に耳鼻科へ耳垢を取りに行きました。それは前の記事で述べたとおりです。そのとき耳垢が固く取りれなかったため、耳垢を柔らかくして再度挑戦という話になりました。この一週間は毎朝毎晩、息子とバトルしていました。耳垢を柔らかくする薬を耳の穴に入れて、10分間じっとしていなければならないのです。両耳なので20分です。息子は耳に何か入れられることに、非常に抵抗します。ですから、毎朝毎晩バトルです。普通にできれば20分で済みますが、最初は1時間かかりました。一週間やっても慣れることはないので、最後まで無理に押さえ込んでやっていました。耳に薬が入ってしまうと大人しくしているのですが、入れるまでに抵抗します。これの繰り返しですから、結構いやになります。息子はいやなことを毎日やられう。こっちは抵抗するから無理に力任せで押さえる。押さえられる方は痛いから余計やなのでしょうね。でも、言い聞かせることはできないので、仕方ありません。

そんなことで一週間何とかやり遂げました。そして、本日の第2回戦でした。

今日は朝早くにかみさんが診察券だけを出しに行きました。診察開始の十数分前では順番が後ろになってしまい、1時間から2時間の待ちになってしまうからです。今日は耳鼻科が開く前に行ったので、さすがに1番でした。かみさんが戻って連れて行くのかと思ったら、今日は僕の番だそうです。つまり前回は押さえきれないほどのパワーで抵抗されたようです。で、僕の出番だったのですが・・・。

耳鼻科に着くと一番に呼び出されました。息子はいやそうですが、すぐさま抱っこして診察いすに座りました。そして、僕は息子の手を持ち交差させて、後ろから抱きしめるようにします。看護婦さんが顎と頭を押さえて固定します。受付の人は足を押さえます。

既に抵抗が始まります。前回押さえたのは半年以上前です。前と同じつもりで押さえていたのですが、何か違います。あきらかにパワーアップしています。先生が柔らかくなった耳垢を器具で吸い出し始めると、

「うぎゃーっ」

息子は顔を真っ赤にして抵抗します。その力は明らかに前回のものではありません。十数秒で僕の腕と肩は悲鳴を上げ始めました。息子は全身全霊のフルパワーで抵抗します。体を弓反りにしようとするのを腕の力で押さえ込みますが、とても数分は持ちそうにありませんが、押さえていなければ、耳に傷が付くは進まないわですから、こちらも腕の力をフルパワーです。腕だけだけで息子の体のフルパワーを押さえるのはたぶん半年後は無理でしょう。治療の合間に泣き叫んで抵抗する息子をいったん解放しないと、持ちません。

息子は鼻水、鼻くそ、涙、鬱血で、ものすごい顔です。それでも、終わるまで、何度も息子を押さえなおして続けました。終わったときには僕の手が痙攣しています。この小さな体のどこにこんなパワーがあるのかと驚きました。そして、「もう一年後には押さえられない。」と言葉が出てしまいました。実際は3ヶ月後ぐらいには全身を使って押さえ込まないと無理でしょう。

終わって帰ったときは体はがたがたでした。それでも、その後家族で公園に散歩がてら出かけて遊びに行きましたが、すぐに腹ぺこになり、家に帰って昼飯を食べた後我慢できず横になったら、あっという間に記憶がなくなりました。12時から16時まで眠ってしまいました。自力では眠りの世界から戻れないので、無理に起こしてもらいました。相当パワーを出し切ったようです。

これは本気で体を鍛えないとだめかもしれません...。
コメント
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