『エバンタイユ・ドール』

河本さん作の『エバンタイユ・ドール』を買ったのは3年前の春。

持ってた『カクテル』と『ピエール・デュ・ロンサール』を真面目に育ててみようかなと思い始めた頃でした。

岡山から帰る新幹線の中が暇そうだったので、薔薇の雑誌を一つ買って読みながら帰ったのでしたが、その雑誌に載ってた『エバンタイユ・ドール』と『ディスタント・ドラムス』に惹かれ是非お迎えしてみたいな～って思ってました。

っていうのも、その雑誌に『初心者向けで育てやすい』って書いてあったのです。

お友達と行った園芸店で『エバンタイユ・ドール』を見つけたときには飛びついたわけですけど・・・。

今もその雑誌を見る度に『どーして初心者向けで育てやすい』って書いてあるんだろう？？って不思議でなりません。

最近は『エバンタイユ・ドール』と言えばもっとも繊細で育てにくい品種に挙げられてます。私は3年育てて思う事は、他の素直な薔薇と比べたら全然違う性質で気難しい御嬢さんです。

でも、同じ時期に買った『ジュリア』と違って花付きは『エバンタイユ・ドール』の方がいいのです。だから今までもよく繰り返し咲いてくれてます。そうは言っても一番良く咲いた時で一気に6輪くらいです。

昨年大型修繕で黒星病にかかって丸坊主さんになってからはあまり元気がなく、冬の植え替えの時期に唯一一回り小さい鉢に植え買えた薔薇さんではあります。復活を願ってますが、まだ本調子にはなれそうにもなく、新苗のような状態からのスタートで、ようやく今年2度目のお花・・・2輪。

その一つが開花しました。


育てにくい薔薇さんではありますが、『エバンタイユ・ドール』を買って後悔したことは一度もありません。

だって、こんなに上品な薔薇はなかなかありません。

花瓶に挿しても花持ちがとても良いし、やっぱりなんといってもこのアンティークカラーの色がたまりません。

いつか沢山咲かせられるようになったらな～と思ってたのに、また振出に戻ってしまい少々がっくりですが、また頑張って育てていきましょう。

今日も雨ですね。東京もそろそろ梅雨入りかな・・・。

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