カフェ・ラベンダー

のんびり気まぐれ生活あれやこれや

嬬恋⑦ 鎌原観音堂

2009-08-27 23:48:41 | 
今日は両親の発つ日。朝、万座鹿沢口駅まで車で送りました。
来年もまた皆が元気で集えることを祈りつつ、お見送り。

滞在中、この日が最高のお天気になったとは。

今日は浅間山がくっきりときれいに見えました。

     

これから浅間牧場に行ってみようということになり、その前にその途中にある鎌原観音堂に立ち寄りお参りしました。

     

1783年(天明3年)、浅間山は大噴火しました。
噴火による火砕流で、浅間山麓にあるこの村(鎌原村)の人口570名のうち477名もの人命が失われたそうです。
生き残った者93名はこの堂の階段を駆け上がり、危機一髪で助かりました。
下の写真の階段、見えている部分は15段。79年の発掘調査でその下の35段が掘り出されました。女性の遺体二つも見つかりました。
この地上部分15段に辿り着いた者だけが助かり、生死を分けた15段といわれているそうです。

          

生き残った村人たちは新たな家族をつくり、(村の長老が生き残った男と女をペアにして夫婦とし、生き残った子供をさらにその夫婦の子とする、など)村は再建されました。
ここらへんは聞くも涙の物語です・・

鎌原地区は車で時々通るのですが、家々の前にはきれいなお花がたくさん植えられているところが多いです。村の方々はあの天命の大噴火に遭った人々の子孫なのかと思うと、感慨深いものがあります。

また浅間山は今でもまだ噴火を繰り返しているそうですし、おちおちしていられませんね。




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