なんちゃって日記

書きたいときに書く。
日記的な。

平凡で特別な日

2012-11-17 18:24:52 | 日記
15日の夜に突如妹と母が脱ガラケー宣言をしたので便乗することにしました。
LiLiCoと同じ11月16日生まれの新米iPhoneユーザーです。
こんなにiPhone5さんが気難しいとは思っておらず手を焼いております。

っていうかね。
そもそも買う段階から大変でした。

ケース購入時のポイント目的で家電量販店で買っちゃったのが運の尽き。
一見してアルバイトとわかる兄ちゃんが対応してくれたのですが、まあ間違えるわ間違えるわ。
一番すごかったのは、母・妹・ワタシ用に3台購入したのに、本体を1つしか用意してくれなかったことでしょうか。

帰宅後もアドレス帳の移行作業に追われ、気がついたら2時だったか3時だったか。
そんなこんなでここ数年で一番いろいろあった誕生日でした。(笑)

以上、先週京都に行ったよ!とか最近の近況報告をするつもりでしたが、予定を変更してiPhone騒動記をお送りしました。
うっかり目頭が熱くなりかけたのは、頂いたお祝いの言葉のせいなのか、言うことを聞いてくれないiPhoneのせいなのか…!

最後にちょっと京都の話も。
今回は友人の結婚式があり、そのついでに観光もしてきました!
結婚式があった1日目は天気もよくて、八坂神社と円山公園の色づきかけた木々を眺めつつぶらりとしてきました。
問題はその翌日。
豪雨ですよ。豪雨。
雨の京都も風情があっていいよね!なんて言ってたら打ち付けるような雨に…。
伏見稲荷大社も銀閣もよいところでしたが寒かったなぁ。
後で知ったのですが気温6度だったらしいです。
それでも独特の世界をきっちり味わわせてくれたのが京都の底力だと思います。
この2日間は本当に食に恵まれまして、1日目の結婚式のお食事は当然のこと、2日目の昼に食べた豆富づくし懐石も立ち寄った一保堂茶舗のお茶も、非常に京都らしくておいしかったです!
あとは、バタバタながらしっかりお土産を買い、風邪をもらって帰ってきました。

イベントたくさんなこの11月。
来週も高校の先輩の結婚パーティーなので、疲労に弱くなった肌をいたわりつつ25歳になった感慨を噛みしめたいと思います。

  

いっぱいいっぱいだと自分に甘くなる

2012-11-08 18:23:06 | 日記
キャパがいっぱいいっぱいな時ってどうも自分に甘くなりますね。
余裕なんかない癖に観たい欲求を抑えられなくて行ってきちゃったよ、DELL-COLORED POP『完全版・人間失格』!
初演の時から超!超!観たかったのです。
今回の公演は、初演に引き続いてコロさんのが主演のバージョンと、原西忠佑さん主演の男バージョンがありまして、ワタシが行った回は男バージョンでした。

実はワタシ、文学研究科の院生のくせに太宰治の『人間失格』を最後まできちんと読んでおりません。
高校時代に手には取ったのですが、思春期まるだしの当時のワタシには陶酔しきってる感が鼻について、「ああ、こんな感じで話が進むのか」と、心中を図って主人公だけが生き残ってちょっとしたあたりで脱落しました。
そして残りはパラパラ読んで、全体のあらすじを掴んだ感じです。
なので、原作と今作の関係はよくわかりません。
あ、ちなみに生田斗真が主演の映画は観ました。
よく原作を知らないながらもアレはさらっとしていて美しすぎるのではないかと思っています。

では、とりいそぎではありますが、ネタバレ防止スペースを取って感想をば!


















今回の劇は太宰治の『人間失格』に、脚本・演出の谷賢一さんが原作から受け取ったものを足して劇という形で表現したものという印象です。
そういう意味で「完全版」としたのだろうと思います。
今回の公演は青山円形劇場で行われたのですが、主人公と主人公を取り巻く環境を表現するのには円形の舞台は効果的だったと感じました。

原作を知らないせいなのかもしれないけれど、ちょっと不完全燃焼な感があります。
正直物凄くハードルを上げた状態で観たのもあるんですが、なんというか、思いのほか保守的な印象を受けました。
新鮮味があったのは葉蔵を取り巻く人々がマダム以外も彼について語る所かな。
ただ、あのシーン長かったなぁと思います。

気になったのは音楽。
なんとなく意図はわかる気がするけれど、ちょっとシーンとの一体感が感じられないものが多くて残念でした。
円形劇場ゆえに、かも。
特にメランコリニスタと丸サディはう~ん…。
後者は狙いすぎた感が強いです。

あとは現代風のアレンジについて。
ワタシの理解力が足らないのかなぁ。
正直意図がよくわからないんです。
原作の持つテーマの普遍性を見せたかったのか、現代的価値観とのギャップなのか。

印象に残ったシーンは、心中を図った後の取り調べのシーン。
原西さんと東谷さんのやり取りがとても面白かったです。
役者では村上さんがとてもよかったです。
もともとすごく声に引力のある俳優さんだなぁと思って注目していた方なんですが、柿では見られなかった内向的な演技が観られて、本当にごちそうさまでした!
女性陣も揃いも揃って魅力的だったので、ツネ子(とマダムもかな)以外を横一列に並べて扱っているような印象になってしまっているのがもったいなく感じられました。