なんちゃって日記

書きたいときに書く。
日記的な。

2010-12-31 01:02:34 | 日記
いよいよ今年も残すところ1日ですね。

今年のワタシの一字は「聴」。

この一年は本当にいろんな方のところに相談に行って、お話を伺いました。
先生とか院生さんとかひと足早く社会人になった友達とか、人生の先輩的な人に構ってもらうことが多かったです。
結果として、自分の生きがいがもう一個増えそうな予感がしていて、とても充実した1年でした。
演劇は本当に本当に大好きだけれど、そう遠くないうちに今のように続けていくのが難しくなるのは目に見えていて。
それがなくなっても楽しみにできるものがないとな、と考えていたので、12月上旬の紫式部学会主催の講演会に行って、オーディエンスの平均年齢の高さを見て嬉しくなりました。
古典は一生取り組めそうだぞ、と。
やっぱり充実した人生には生きがいが必要だと思います。

周りにいろんな考えの人がいてそれを聞く事が出来るのは、本当に本当にありがたいことです。
ワタシつくづく人には恵まれます。
ただ、お話を伺ってもそのすべてを受け入れることはできなくて、取捨選択を迫られる場面も多々ありました。
その原因が自分の未熟さや能力のなさにあることが殆どだったのは、ひたすらにかなしかったです。
こういうことがどんどん少なくなっていくように成長していかねば、と痛感した一年でもありました。

今年の知的欲求を満たすお出かけは、

演劇…10公演
お笑いライブ…9公演
劇場での映画鑑賞…5回
音楽ライヴ…1回
その他…相撲観戦、マッスルミュージカル、奈良探訪旅行、水族館、朗読、ワカマツカオリ展

もうちょっと何かあるかもですが、大体こんな感じ。
来年はここに割けるお金は減りそうですが、その中でうまくやりくりできればと思います。

今はまだまったく来年の自分がどうなるか予測がつきません。
ないと思いたいですが、下手すりゃNEETです。
いずれにせよ(おそらく)学部は卒業するので、環境の変化する年にはなるのでしょう。
でも、今年のように、たくさんの方のお話が聴けて、ワタシの考えていることもお話できる年であったらいいなぁ。

今年同様、来年もどうぞよろしくお願いいたします!

くれなずむ

2010-12-27 16:37:57 | 日記
年賀状出したし、M-1も済んだし、今年も終わりですね。(趣味まるだし)
ちなみに、M-1はナイツのネタが一番好きでした。
さすがっ。
話題のスリムクラブも笑ったけど、8割は目新しさかな、と。
この目新しさが継続したらすごいなぁと思います。
いずれにせよ、芸人さんたちが練り上げてきた渾身のネタを見られる場が減るのはちょっとさみしいものです。

さて、M-1の話はこのくらいにして。
ここでひとつ愚痴をば。

みんな何故書式を守らんかね!!!!!?

今年のゼミは最初に先生が「レジュメはB4で」と仰ったのです。
なので、B5サイズのファイルを用意したのに、何故か途中からA3でレジュメを作る流れになりまして。
溜まったレジュメが綺麗にファイルに収まってくれなくてイライラしていました。
どうしようもないのでA4サイズのファイル買ったよこのやろう。
あと1回しかゼミないのにっ。

でも、今日はいいことがあってご機嫌です。

ワタシはポイントカードとかスタンプカードの類を有効活用できない人間なのですが、ルピシアのスタンプカードがいっぱいになりました!
やったああああ!!!
カードの有効期限が30日までだったので、危ういところでした…!!
紅茶は常に切らさないので特典はちょっとでも嬉しいです。
今回いつもよりたくさんお買い物したけど余は満足じゃ。
これで当分はがぶがぶお茶が飲めます。

ちょっとしたイライラはありますが、最近は比較的心穏やかに過ごしています。
先週はおいしいものを食べ過ぎてちょっと太りました(^^;
一緒にごはんに行きたい人が多すぎてっ。
そんなこんなでのんびりしてますが、完全に逃避中です。
…って、同じことずーっと言ってるんだよなぁ…。
早くポンコツにエンジンかからんかな、まったく。

プチ・モラトリアム

2010-12-21 00:11:23 | 日記
…ちょっとタイトル自信ないです。
学生自体がモラトリアムだからいいのかな…。

卒論を出してからというもの、何をしてるんだかわからん日々を過ごしてました。
たぶん、何もしてなかったです(^^;
勉強すればいいものを…!
書類を揃えたり、事務的なことに手をつけ出したくらいでしょうか。
でも、そのおかげでちょっと焦ってきたので、エンジンがかかってくれそうな気がしてます。

ワタシは人間が生きるのには「生きがい」が必要だと思っています。
…「生きがい」っていうとおおげさな感じだなぁ。
なんていうか、生活の中の楽しみ??
卒論を出すちょっと前の時期に、学会主催の講演会とか大学の一般向け講座に行ってみたりしていました。
参加者の平均年齢が高くてびっくりしたのですが、それが嬉しかったです。
古典を読むのは一生できるんだな、と思えました。

今お世話になっている研究会に入ったのも、古典は一生付き合えそうな予感があったからでした。
その判断は正しかったと思うし、そういう考え方をしていて良かったなと思います。
じゃなかったら、多分今頃抜け殻状態でした。

いろいろやってみたい気がして考えがまとまりませんっ。
なかなか研究計画書が書けないのですが、年内いっぱいはじっくり考えてみます。
…あぁ、そろそろ卒論も読み返さなきゃなあ………。

凡夫として

2010-12-09 02:55:33 | 日記
何か作品と向かい合うとして。
そのスタイルは人それぞれなのでしょうが、ワタシの場合は往々にして割と俯瞰的な立場を取っているように思います。
登場人物に感情移入したりって殆どしません。
過去まったくなかったわけでないけれど、今ぱっと思いつくのは2作品のみです。
1つはよしもとばななの『TUGUMI』。
そしてもう1つが、『源氏物語』です。

『源氏物語』といえば「光源氏」のイメージが強いですが、ワタシが感情移入したのは薫でした。
光源氏の物語(正編)の後に描かれる、「匂宮・紅梅・竹河」の3巻とそれに続く「宇治十帖」の主人公です。
結論から言ってしまうと、ワタシはこの主人公は「凡夫」として描かれていると思っています。
薫は光源氏の息子にあたるのですが、実は光源氏の正妻・女三の宮と柏木(光源氏の息子の親友)の不義の子です。
設定として、薫はその出生の秘密をはっきりとではないものの感づいていて、コンプレックスを抱えたまま成長した、ということになっています。
それ故に薫にはずっと出家願望があって、宇治にひっそりと暮らす俗聖・八の宮に弟子入りするところから物語は始まって行くのですが…。
薫は、仏道を追求するどころか、終盤になると愛執に捕らわれていきます。
これが先ほど「凡夫」とした所以なのですが、この欲を断ち切れず葛藤する姿が、ワタシはどこか自分が重なるように思えるのです。

ワタシは現代人なので、必ずしも欲が悪であるとは思わないし、むしろ欲を持って生きる方が健全な気がします。
けれど、欲を出さなければもっと安穏と生きられるんだろうなぁとも思うわけで、葛藤と言うほどではないにしても、「捨てたくても捨てられないなー」という気持ちはずっとどこかに持ち続けています。

そんなこんなでワタシは「宇治十帖」にはとても思い入れがあるのですが、いかんせん人気がない!…らしい。
文学をやっている人たちの間でもそうだとか。(院生さん談)
今回卒論でも扱ったけど、えぐって見てみるといろいろ凝ってて面白いと思うんだけどなー。

出し終えて一段落しましたが、達成感はあんまりないです。
最後の方になってきて感覚的に掴めてきたものがあって、「あぁ、最初っからもう一度書きたい!」と思ったし。
今回本当に自分のアウトプットの下手さも痛感しました。
伝えるための言葉が如何に使えていないか!!!
卒論を書いていて一番心が折れそうになったのはここでした。(苦笑)

課題が山積みです。
知っていていいはずのことも知らないことばかりだし。
人にちゃんと説明できるようにならなきゃだし。
あと2年あって本当に良かった!
その2年を充実させるためにいろいろやらなきゃ、と思うと、どっと疲労感が押し寄せてきたり…。
でも、まあ、仕方ない。
凡夫ですから。

とりあえず、今日一日荒れ果てた部屋を片付けながらのんびりするつもりです。
惨状ってまさしくこういう状況をいうんだろうな…。