先月末日より、娘の新生活の準備を手伝いに、京都に行ってきました。
時は桜。
折角なので、合間合間に京都のお庭と桜見物をしてきました。
今日は、桜の名所をご案内。
京都の西側、平野神社ではソメイヨシノや枝垂桜が満開で、境内に花見用の縁台も置かれ、お花見の人々で混んでいました。
空を見上げると桜色です。

桜茶が振る舞われていました(有料)。ショッパイ桜茶に、砂糖を絡めた甘いお団子(平野桜露)が良いコンビです

翌日時間があったので嵐山に足を伸ばして、天龍寺へ。春の特別公開中の宝厳院の庭を眺めながら、お抹茶と今回特別に作って頂いたと言う「鼓月」のお菓子をいただきました。

望郷の丘から満開の桜越しに眺める景色は一見の価値あり。パノラマ画像でご紹介できないのが残念です。

多宝殿脇に、年に一度だけという茶席が設けられていて、舞妓さんたちが「老松」の桜餅とお抹茶を運んでくれました。品の良い味の桜餅
偶然隣に座られた80歳を過ぎたという御婦人が、京文化にとても詳しく、色々教えていただきました。
この舞妓さんたちは、京都でも一番古い花街の上七軒の舞妓さんたちで、お抹茶を点てている方々は「薮内家」だそうです。
色々な観光地でお抹茶を飲んできましたが、とても美味しかったので、担当者の方に何処のお茶なのか、ついつい質問。
「角田香勢園の南ノ白」というものだそうです。まろやかで、苦味や渋みの無い、舌触りの良い(それは点て方かしら)お茶でした。

茶席を出て桜見物の続きは、曹源池前の枝垂桜。見事です。

天龍寺を出て、渡月橋へ向かいました。大堰川の川岸も桜が満開。
花曇のお天気の中、嵐山の山桜が所々咲いている風情も絵になります。

頑張って大河内山荘まで登り、ここでも一服。
竹の景色が清々しく、歩きつかれた私の気持ちをスッキリさせてくれました。
お菓子は「大河内最中」だったと思います

京都滞在最終日は、大津に住む友人の案内で平安神宮へ。
修学旅行で訪れた事はありますが、庭を見るのは初めて。八重の濃い桃色の枝垂桜があまりにも立派で美しく、感動
糸桜!?と呼ばれている桜はまだ五分咲きだったかな。
水面に映る景色に見とれます。雅な風景です。

ここではお茶室「澄心亭(ちょうしんてい)」にて、お手前で抹茶とお菓子をいただきました。
今日のために、お道具は神宮で用意したのだそうです。桜吹雪模様の棗と宮司手作りの茶杓を拝見。お菓子は「鶴屋吉信」の特製品。

その後、哲学の道の桜を眺めながら、御所まで歩きました。
近衛邸後の糸桜は、まだ三分咲き。これから楽しめますね。

そして、大阪から来た友人たちと合流し食事をした後、この旅の最後を締めくくるべく、二条城に夜桜を見に出かけました。
まだ三分~四分咲き程度でしたが、どれもキチンと名前が掲げられていて、とても親切。
上手く撮れませんでしたが、一番良く咲いていた桜の写真を一枚。

京都の桜たちは、「桜といえばソメイヨシノ」だと思っていた私の価値観を完璧に覆しました。種類が豊富で、次々に咲き、長く楽しめるのですね。
ほとんどの行程は徒歩。10キロ以上歩いたでしょうか。友人が京都にとても詳しく、説明を聞きながらだと、歩けちゃうものですね。
いつかまた、今度は時期をずらして、桜を愛でに出かけたいです。
そして、京都の全野立て席のお抹茶とお菓子を制覇するのだあ~
次回は石庭などご紹介。
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