4月9日(日)
「十勝千年の森」のヘッドガーデナー、新谷みどりさんのお話を聞きに(トークショー)、横浜イングリッシュガーデンへ出かけました。
「十勝千年の森」は2011年に開催された第一回北海道ガーデンショーの際に訪れたことがあります。
とにかく広い 広すぎるガーデン
「庭」という枠を超えているんじゃかなかろうか、な~んて感じたものです。
トークショーは新谷さんご自身のプロフィールとともに、「ガーデナーとは何か」という話から始まりました。
スライドに映し出された「ガーデナーは、庭をあずかる者」の文字。
なるほど、そのような仕事なのですね。
そして北海道という厳しい環境の中で、どうやってガーデンを維持しているのか。
四季をおって紹介してくださいました。
それが、私の一番気になるところでもありました。
冬は、森の間伐などの手入れや種取や温室内での育苗などなど、ガーデナーは一般園芸愛好家とは違って、真冬の北海道でも休みなしです。
どんだけまかなって(着込んで)真冬の山に入っているのだろう・・・
その厳しい寒さを肌で知っているだけに、頭が下がる思いです。
春は、「カッコウが鳴いたら種を蒔け」と北海道では言われているそうで、植え付けも同様との事。
それ以前は苗が枯れてしまうそうです。その際もマルチングは欠かせないのだとか。
夏は「カッティングガーデン(切花だけを育てるガーデン)から毎日花を切って活けるのもガーデナーの仕事だそうで、季節の移り変わりを感じ、ガーデナーの訓練にもなるそうです。
秋は種の採取や冬支度等々
一年中休むまもなくお仕事されている様子が紹介されました。
見せていただいたどのガーデンでの写真も美しかったけど、実際の仕事は地味な裏方作業なのでしょう。
その仕事にプライドを持って取り組んでいる姿を想像するのは容易かったです。
十勝千年の森では「ナチュラリスティック・プランティング」で、植物に寄り添って、どう見せるか、手助けするか、考えながら育てているのだそうです。
他にも英国の有名なガーデンのグレートディクスターとの交流などなど、沢山の有意義なお話盛りだくさん
「ガーデナーは世界共通の言語を持つ」(ガーデナースピリットの共有)んですって
良い言葉ですね
自然を愛する気持ちに国境はないですからね~
和やかな笑顔で話す新谷さんですが、ガーデンではきっと厳しい親方に違いない
強い責任感も感じました。
十勝千年の森、機会を作って再訪しなくては
2011年のメドウガーデン
ただいま北海道帰省中の私。
早くカッコウが鳴かないかジリジリしておりますが、今日(4月13日)は霰が降って一時庭が真っ白に
芋ほりどころではないので、これから隣町へ熱々のラーメンを食べに行ってきま~す
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