はたしてシェークスピア劇の舞台を観るのは何年ぶりか。
なんと大学を卒業してから初めてなので約40年ぶり
それが4年生のゼミの研究テーマだった「ハムレット」になるとは。
しかも構成&演出&出演が野村萬斎さん
昨年はミュージカルを観に行ったので、今年は普通のお芝居を見たいと思っていました。
たまたま新聞の文化欄で野村萬斎さんが「ハムレット」を演出&出演するという記事を読んで、興味を持ちました。
チケットもすぐに取れてラッキー
三軒茶屋の世田谷パブリックシアターへ出向きました。
記事を読んだはずなのに、萬斎さんが主人公のハムレットを演じるものだとばかり思いこんでいてでもパンフレットを見るとハムレット役は萬斎さんの息子の野村裕基君が演じて、萬斎さんは敵役の叔父クローディアスという配役。
親子の共演だったのね
「ハムレット」は3時間に及ぶ長いセリフの多い劇で、久しぶりに観るので途中眠くならないか心配していましたが、とんでもない
途中休憩時間はありましたが、十二分に楽しむことができました
萬斎さんが演出なので、衣装や音楽に能や狂言のような和文化が取り入れられ、それだけでも興味深かったです。
お芝居後のアフタートークでも話されていましたが、主人公のハムレット役が若い青年なので、いっそう父亡き後の母が父の弟と結婚することに悩み苦しむ姿がリアルに感じられました。
野村裕基君が熱演で、膨大な量のセリフと格闘していました。
演出上なのか時折挟まれるアドリブも、長い劇のスパイスのようでした。
学生の頃「ハムレット」の舞台は何度か観ましたが、こんなに目立つクローディアス(ハムレットの叔父)は初めてでしょうか。
約40年ぶりのシェークスピア劇鑑賞が「萬斎シェークスピア」で良かった
そして、学生の頃には気付かなかったり理解できなかった物語の機微のようなものを感じることができたかな。
そんな自分自身の発見もあり、とても満足のいく時間でした。
やっぱり舞台って面白いわ
今年はお芝居を見に行く機会も増やそうと思います。
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