「月一映画」なんてカテゴリーを新設したのに、映画館も自粛せざる負えない雰囲気になり、どうしても観たい映画が観られそうにありません。
「三島由紀夫・・・」はDVDになってからの観賞となりそうです。
そんな3月半ば、まだ今ほど感染者が報告されていなかったので、マスク、手袋必着で「シェイクスピアの庭」だけは観に行きました。
横浜の映画館ジャック&ベティでは館内が一席空けの着席となっていたし。
大学でシェイクスピア演劇研究のゼミに所属しシェイクスピアの演劇が大好きだし、何より「庭」の名の付く映画だから
主役で監督のケネス・ブラナーは当代きってのシェイクスピア役者なのだとか。
そんなシェイクスピアを愛してやまない人が作った映画って、どんなのかしらん。
物語はシェイクスピア引退後暮らした故郷での家族や周囲との出来事が、史実と監督の想像を織り交ぜて描かれています。
この映画を家庭劇とみるか、文学の歴史の一片とみるか、で興味の矛先が違うと感じます。
シェイクスピアの生涯をちょっとでも学んだ人なら、引退したシェイクスピアを訪ねてくる人との会話が何を意味するか察することができて興味深いのでは。
当時のイギリスの文学、風俗、環境、シェイクスピアの業績(戯曲と詩)と晩年を知っている方が理解が深まるのは間違いないです。
家庭劇としては現代に通じるものがあるかな。
人間はどんな時代も「人間」でしかありえないですからね。
ともあれイギリスの田舎の風景は美しいです
シェイクスピはどんな庭を作ろうとしていたのかな。
劇中に出てくる数多くの植物が植えられたのかしらん。
上の写真の小さな陶器の家は、35年前にイギリス旅行で訪れたストラッドフォード・アポン・エイブンのお土産屋で買ったシェイクスピアの家のミニチュア。
にしても、今年は3月までに、イアン・マッケランを3度、ジュディ・デンチを2度観てしまったわ。
他に居ないのかと感じるほどだけど、イアン・マッケランは役を演じ分けられていて素晴らしい
庭の映画はDVDで「ヴエルサイユの宮廷庭師」を観ました。
こちらの方が「庭」についての考え方や女性の庭師の頑張りが観られ、一般的に楽しめると思います。
女性庭師の苦悩と努力と愛が見どころでしょうか。
完成した庭も素晴らしいです
どちらも「庭」をモチーフとした物語で、心と庭が結びついていることを感じさせてくれますよ。
世の中がこのような状況で、当市でも新型コロナウィルスの感染者が出て「不要不急の外出自粛」が要請されました。
公園のボランティアも完全中止になりました。
雑草が心配ですが活動禁止なので除草できそうになく、職員の方々にお願いしました。
当分映画館には行けそうもないので、この際だからジャンジャンDVDを借りて家で映画を楽しもうと思います。
今どきはネットとか有料チャンネルとかで観るのでしょうけどね
それらの感想はまた後日
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