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旅するガーデナー

いつも五感を刺激し、喜怒哀楽、幸も不幸も、哲学も瞑想も、言葉にできない多くが存在する庭は私のパワー・スポット!

アークヒルズ ローズフェスティバル 2012

2012年05月12日 20時35分18秒 | お出かけ先の庭と花

今日は5月2日から開催されている六本木の「アークヒルズ ローズフェスティバル2012」へ出かけてきました。
何故今日かというと、サントリーホール屋上にある平素は非公開のローズガーデンが特別公開されるということと、午後から、アークヒルズのガーデンを設営当初から手掛けている杉井明美さんのガーデンツアーがあるからです。

アークヒルズはテレビ朝日も入っているビル群。
サントリホールのカラヤン広場は、この時期、保立美智子さんデザインのローズテラスになっています。
石のマッシュルームはいつ見ても可愛くて私好み。


バラには何はともあれ、デルフィニウムなんだろうか。

丁度マルシェも開催中で、色とりどりのテントの下には、野菜や食べ物や手作り品など、色々なお店が出ていました。

お花屋さんも~。
バラの大鉢、一つ10000円などもありましたよ。

丁度午後からのコンサートのリハーサルをしていました。

 そのリハーサルの音楽を聴きながら、ローステラスに面したカフェでランチタイム
ギャルソンが日本語の上手な外国人で・・・さすが六本木~


アークヒルズ内の商業店舗でお買い物をすると先着300名にバラの花束をプレゼントしてくれるんです。
カフェのレシートでもOK  
何かしらバラにちなんだお洒落をしていくと、先着80名にお土産が
せっかくこうしたイベントにちなんだプレゼントとがあるのですから、参加しなくては
帽子にバラのコサージュをつけていきました。で、バラのタルトをゲット


広場に面したカフェはほかにも色々ありましたし、広場でもテイクアウトできる食べ物も販売されていて、自由に使える椅子やテーブルも沢山出ていたので、気兼ねなくランチできそう。
お天気も良く、午後から人出も多くなってきましたが、混んでいるという風ではなく、ノンビリできました。

12時半受付の杉井明美さんのガーデンツアーまで、周辺を巡って楽しみました。

続く

 

 

 


フラワーガーデン2012 ~横浜赤レンガ倉庫

2012年04月18日 17時59分39秒 | お出かけ先の庭と花

最高に良い春のお天気なので、横浜へ花を愛でに行ってきました。

横浜赤レンガ倉庫前の広場で「フラワーガーデン2012」が4月22日(日)まで開かれています。

赤レンガ倉庫とカラフルな花畑が似合います

大型コンテナでは八重桜が見ごろを迎えていました。

色の系統別に植栽されたお花畑の中を、散策しできるようなデザインになっています

花で作られたオブジェも可愛らしい

ステンドグラス調の柱には幸せの鐘が
倉庫越しに見えるランドマークタワーが、現代の横浜を象徴しているかのようです。

ポット苗を植えこんだ花の絨毯の花と色の組み合わせが絶妙
ここはオレンジや赤など暖色系の植栽。

イエロー系とブルー系の植栽が隣り合わせになっているコーナー。
ローズ色系や紫系の少し背の高いルピナスが、カーペット状に植えられた草花の中から飛び出しアクセントになっていて、高さのバランスもカッコ良いです。

そしてさまざまな色の花が混じった植え込みは・・・往年のリバティプリントの様でした。

これだけ色があふれていても、ゴチャゴチャ感がなくまとまった印象なのは、センスが良いって事なのかしら。
地元横浜の業者さんが植えこんだみたいです

華やかなお花畑を眺めながら、ランチ
赤レンガ倉庫のピクニックコート(フードコート)で「ラタトゥユのガレットとシードル」を注文して、広場に面したテラス席で、お花を見ながらいただきました。
ピクニックコートには、普通のショッピングセンターでは見かけないお店が入っていて、選ぶのに迷います

花いっぱいお腹いっぱい

ブラブラ桜木町駅まで歩く道すがら、丁度満開の桜発見

ランドマークタワーとのコラボが絵になる「みなとみらい」です。


このイベントは4月22日(日)まで開催されています。
また最終日16:00より、イベントで使用した花を1袋500円(1袋3株~5株の予定)で販売し、売上は東日本大震災義捐金として全額、日本赤十字社に寄附するそうです。(※雨天中止)
お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょう。

毎年恒例になっているようなので、今年を見逃しても来年お出かけになってみてください。
青空春の花春の海を楽しめる、横浜は、赤レンガ倉庫広場です。

赤レンガ倉庫2号館にはお洒落な雑貨屋さんも沢山入っていて、ウインドウ・ショッピングも、もちろん楽しめますよ

 

 


エクステリア・エキシビション 2012

2012年04月15日 09時37分39秒 | お出かけ先の庭と花

昨日、東京ビッグサイトで行われている「エクステリア・エキシビション2012」へ行ってきました。
基本は業者さん向けなのでしょうが、一般人でも見学できます。

TVのCMでおなじみの、大企業の大きなサンルームやら、太陽光発電を備えた車庫から、手作りのアイアン製品の小さなブーズまで色々なエクステリア関連商品が展示されていました。

庭づくりの参考になりそうな商品も沢山ありましたので、その中から身近で面白かった製品をいくつかご紹介します。

一見木製のように見えますが、アルミに木目プリントされた柵(塀)
色々なメーカーで、色々なタイプの「一見木製」素材が展示されていました。
ナチュラル感を求められているんですね~。

地震の時はどうかな~と思うけど、原種系クレマチスなど這わせたら、ワイルドで面白いかも~

ちょっとカッコ良い水回り。
この「一見石造り」の塀は、実は転写プリントされたコンクリートブロック。
今はなんにでもプリントできるんですね~。だまし絵の様では
ジグソーパズルのプリントなんか面白い

ウチの庭ではクロッカスを植えた穴あきブロックを組み立てて、ガーデンライトにしていました。
こんな使い方もあるんですね。

「コレ、マジ、買イタイと思ったのは、組み立て式石釜。
ピザもパンも、ほかにも色々焼けるようです。ガーデンに一つ欲しいな。

サンルームなど大型のエクステリア製品は、とても手の届くお値段ではなく、設置場所もないので、参考に眺める程度でしたが、門扉や柵やポスト、水栓などガーデンアクセサリーは、興味深く眺めてきました。
そして、開催記念セミナーではカリスマ建築家、安藤忠雄氏のお話も、少しの時間ですが、拝聴できてラッキー

ガーデンってお花だけでなく、エクステリアもとても大事。
カタログだけでなく、製品をリアルに目にでき、手にふれてみることのできる良い機会だと思いました。


お花見テニス

2012年04月08日 17時49分58秒 | お出かけ先の庭と花

桜の季節ですね。
外は北風が少し冷たいけれど、お日様はまぶしくて、動くと体が暖かくなります。

月一のテニスサークルで、恒例となったお花見テニス。
いつものテニスコートが、華やか&優雅な雰囲気
テニスも少しお上品にできたかしらん

まだ満開ではなく、8分咲き程度かな。
今年の桜は、入学式に何とか間に合ったぐらいで、咲きようが遅いですね。



この時期お花見がしたくなる・・・というか、しなければと思うのは日本人のDNAでしょうか
「お花見ができて良かったね」などと、ちょっと安堵したような会話がフツ~に成り立つのが、可笑しいです。

お花見と言っても、お酒はなく、和菓子と煎茶で、慎ましく、和気あいあいに
いちご大福はすっかり季節の和菓子然としています。
甘酸っぱく、テニス後の疲れた体にGOODです

 

隣のグラウンドで皆で記念撮影 しました。
まるで、どこぞの映画やドラマのワンシーンのような風景のなか、入学式の親と子と先生と・・・みたいな絵になっているのでは。

 

毎回笑い声の絶えないテニスができる楽しいサークルなんです。
今日は風があったせいもあり少々疲れました~
帰宅して3時間昼寝しました

 

 

 


プラントハンターのガーデン~代々木VILLAGE

2012年02月19日 11時50分03秒 | お出かけ先の庭と花

昨日、新宿に用があったので、時間を作って昨年11月に代々木にできた商業施設代々木VILLAGE寄りました。

先日NHKの「趣味の園芸」で紹介されていた現代のプラントハンターともいうべき西畠清順氏が植栽デザインを担当されているからです。
氏は花・植物生産卸業(植物問屋)「花宇」の五代目だそうで、番組で拝見した感じでも、「プラントハンター」のイメージにピッタリ

入口付近から、まるで植物園のような植え込みに、ワクワク


この壺は200年前にペルシャ人がオリーブオイルを貯めるために使っていたとか。
その隣の太い木は、オリーブの木。
さらに奥の枝垂れた枝の木はヒマラヤ杉。


シドニーでも見たジュラシックツリー(Wollemia Nobilis)を発見
ボタニックガーデンのショップで鉢植えを売ってました。


奥の大きな葉は「100年に一度咲く花」をもつアメリカ、メキシコ原産のリュウゼツラン科の植物。
手前の剣葉はアンデス山脈からやってきたブヤ・セルーレア。樹齢100年らしいですよ

この古びたネットのオブジェらしきものは何でしょう

何と世界一痛いサボテンでした
こうして、珍しい植物に楽しい解説のプレートがついていて、一つ一つとても興味をそそられます。

二階のテラスから見ると、質感や形がバラエティに富んだ植物たちが、案外狭い空間に、不思議に仲良く存在しているのに気づきました。
奥の建物は京都の有名シェフのプロデュースするイタリアン・レストラン。

西畠氏のオフィス。残念ながら植物は販売していません。

この商業空間は貨物コンテナで構成されていて、レストラン以外はどのお店もコンテナでできているので、お店としては狭いです。
コーヒーなどはテイクアウトしてテラスで飲むのがコンセプトっていうのかしら。

でも、寒かったのでお店の隅でいただきました。
drink&soup kurkkl labさんのハーブティは北海道北見産。
クリームチーズののったマフィンはこちらのニンジンジュースを作った搾りかすを使って、レストランのシェフが作っているのだそうですよ。

 

土曜日だったせいか、20代の若い人々が多かった~
皆さん植物にも興味津々で、熱心にプレートを読んでいる姿も。
若い感覚のガーデンって、こんな感じなのかしらね。

朝ドラの「カーネーション」で、主人公が流行先端のファッションについていけなくなった感覚が、チョッピリわかったような

しかし、施設と植物が刺激し合っている感じがして、面白かったです。

 

ジュラシックツリー・・・育ててみたいかも~

 

 


湘南の隠れ屋ガーデンレストラン

2011年12月10日 12時10分44秒 | お出かけ先の庭と花

今朝、我が家の庭は初氷でした。冷え込みました~
晴れたのでガーデニングしようと思いましたが、土が凍っていて出来そうにありません。

 

先日、長女が代休を取ったので、二人で半年前から行きたいね~と話していた市内海側にあるレストラン「Village(ヴィラージュ) 片瀬山」へ行きました。
長女の知り合いが「あのような庭にしたい」と言ってたのだとか。

住宅街の一角にある、隠れ屋的なレストランで、室内は落ち着いた西洋アンティークな雰囲気
ピクチャーウインドウから眺めるお庭は、秋バラが少し咲いていて、クリスマスローズはまもなくの開花を待機中。
煉瓦作りのスモークハウスはシェフの手作り。


カトラリーもお皿も使い込まれた感じで、それがアンティークなインテリアと似合っていてシック
お料理はフレンチで、どれも温か味のある味わい。
前菜のスモークサーモンは、自家製スモークハウスで作ったのかしら
私の選んだメインのお肉(右上)は柔らかく、長女の選んだお魚料理(右下)はソースが特に美味しかったようで、嬉々として食べてました。
どれも美味しく、庭の話をしながら母娘で、一寸贅沢なランチしちゃいました

食後はお庭を散策させていただきました。
アレコレ見ることに夢中だった写真担当の長女は、肝心の庭の写真を撮り忘れ

北斜面に作られた庭には、バラが100本ぐらいあるのだそうで、マダムが「バラの見頃に訪れていただきたい」と仰るのも当然ですね。
でも、私達みどり愛好家はバラが無くても十分楽しめ、庭作りのヒントも頂きました。
こちらの庭はマダムが無農薬で管理しているのだそう。素晴らしいです。

次回は是非ともバラの頃にバラ好き&食通の友人を誘って行っちゃおうかな~

 

 


メトロに乗って偶然を楽しむ

2011年11月27日 10時14分24秒 | お出かけ先の庭と花

昨日はお天気が良く、久しぶりに東京へ、友人の参加する日本画のグループ展を見に行きました。
小田急線から乗り継いで東京メトロ千代田線で千駄木まで。
ボタニカルな植物画を描いている友人の、緻密なサルスベリの絵に、実物以上のリアルさを感じて感心感心
ガーデニングの同志でもあるので、植物の話でひとしきり盛り上がりました。

会場を後にして駅へ向かう途中、偶然目にした「旧安田楠雄邸庭園」の看板。
せっかく遠出したので、庭も見られるならラッキーかもなんて思いついてチョイと寄ってみる事に。

其処は都指定名勝になっている大正8年(1923年)に建てられ、関東大震災にも耐え、東京大空襲からも逃れた日本家屋。
内装もほぼ当時のままの状態で残されていました。
当時のお金持ちが、お金をかけて建てた家なので、細部まで品良くモダンに作られていて、唯一の洋間であるコンサバトリー付きの応接室には暖炉も、特注の手あぶり火鉢もあり、しかもすべて胡桃材を使うという懲りよう。

日本間の照明も部屋に合わせて一つ一つ特注品。
こだわりの意匠も。(写真上:鷹の切り絵みたいな透かし付き)


欄間や障子やガラス窓の格子など、現代でも新鮮な印象を受けるくらいモダンなイメージ
シンプル&ビューティフルという感じでしょうか。

二階の続き間から庭を眺めると枯山水の和庭園。
紅葉が綺麗に見えるよう配置され植えられていましたが、真ん中に10年前お嬢様が植えたという枝垂桜もありました。
お庭は工事中で入ることが出来ず残念

こちらは(財)日本ナショナルトラストの管理下にあり、邸宅内をボランティアさんが説明して回ってくれます。

私「あの枝垂桜はこの庭には要らないですね。」
ボ「此処を残すことに決まった際に、それが問題になったんですよ。」
私「でも、それも歴史だから。」
ボ「そうなんです。それで残す事にしたのです。今では桜を楽しみにしてくださる方も多いのです。」

なんて会話しながら、旧財閥のお屋敷をとても興味深く拝見。目の保養になりました


その後、千代田線で日比谷まで乗り、銀座へ所用を足しに寄ったら、なんと5丁目の看板の上に3匹の猫が
歩行者天国でもあったので大勢の方が写真を撮ってらっしゃいました。
なぜ此処に猫 招き猫なのか

携帯で撮影




銀座を後にして、もう一つの目的地へ向かうため銀座線で表参道へ。
南青山にある「ニコライ・バーグマン・カフェ」は、フラワーショップに併設されたカフェ。
エントランスの椅子が苔張り 勿論座れません

カフェ内奥の壁は壁面緑化でリアル植物画

店内はオシャレなフラワーショップ然

予定より一時間ほど過ぎていてお腹ペコペコ。
遅いランチにオープンサンドイッチ・プレートとマンゴーなどのフレーバーティを頼みました。
このティは、甘く華やかな香りで味は渋み少なく、大変美味しく頂きました

奥には小さなテラスがあり、外でもお食事できます。
ヒソヒソ話にちょうど良いかも
コンクリート打ちっぱなしのテーブルの上の、個性的な菊のアレンジメントが目を惹きました。
「菊」というより「マム」って感じ。秋に素敵な一輪

 

久しぶりの上京も、偶然なるお庭との出合いのおかげもあり、今回も充実した一日となりました
久しぶりのヒールのあるブーツに、足はクタクタ・イタイタでしたけど

 

 


立山で出合った高山植物たち

2011年08月26日 13時04分41秒 | お出かけ先の庭と花

23日と24日の一泊二日で「立山黒部アルペンルート」へバスツアーで行って来ました。
ケーブルカー、登山バス、ロープーウェイ、トロリーバス等、乗り物競争のようのツアーでしたが、トロッコ列車にも乗れて、とても楽しい思い出深い旅行となりました。

立山では雄大で美しい山並みと、綺麗な空気と、清らかで美味しい水と、そして可愛らしい花々に出会えましたので、少しですがご紹介します。

 

高山植物でとても有名な白い小さな花「チングルマ」は、花は終わっていましたが、なごりのケブケブが沢山茂っていました

此花は「モミジカラマツ」でしょうか
スクッと伸びた茎の先に小さな白い花が房になって咲いています。

花は「ヨツバシオガマ」。ビザギザの小さな葉は「ミヤマキンバイ」かな。

コレは何かな。北邦野草園でも見たような気がしますが、花は終わっていました。

ウサギギク」が所々に

ミヤマアザミ」は大株は存在感があります。

白い「ヤマハハコ」と薄紫の「マツムシソウ

青い花は「ミヤマリンドウ」かな。アチコチポツポツと咲いているのですが、本当に小さな花です。

オオヤマリンドウ」もちょうど咲こうとしているところ

 

こんな蛾も

他にも「コケモモ」や点々と咲く小さな小さな白い花など、岩や石や草原の中に咲いていて、健気な感じなんです

北海道以外で、自然の中に咲く高山植物をじっくり見たことがなかったので、ほぼ初めての出会いに、とにかく可愛らしくてしょうがなく、時間があればもう少し眺めて居たかった

 

 

雷鳥に会うことは出来ませんでしたが、こんなに高い山に、乗り物だけで行けるのですから、現代人は超お気楽というか・・・幸せですね
山を開いた先人の苦労は如何ばかりなのか。想像を遥かに超えるでしょう。
この様な素晴らしい景色を見ることができて、つくづく「ありがたい」と思いながら、立山を後にしたのでした。

 

 

 

 


美術館をはしご in 箱根

2011年07月25日 12時35分02秒 | お出かけ先の庭と花

先週半ばから忙しく、週末は箱根へドライヴに。お目当ては美術館。
箱根は一層涼しかったですよ~。

箱根ガラスの森美術館」は、一度訪れてみたいと思っていたところ。
入り口前のガラス細工の木がキラキラ光って

この美術館からの眺め最高
左の緑の山は小塚山。正面の茶色い部分は大涌谷。
その上の尖がっている山が冠ヶ岳。右は台ヶ岳と、箱根の山々が綺麗に見えます。

箱根ではあちこちで紫陽花の花を見かけました。
美術館の庭園でも、色鮮やかに咲いていて、同じ県内でも気温の差に驚きますね。
さすが避暑地

ガラスのオブジェは、現代ヴェネチアン・グラスを代表する作家、リヴィオ・セグーゾの作品「ガラスの森」。
水音に導かれて庭園を下り、見上げるとアナベルの白い波。

木陰は更に涼しく、斜面下を早川が流れているので、清涼感満点
散策路はアップダウンが案外厳しいですが、小鳥のさえずりに耳を澄ませながら、流れる水面を眺めると、しばし暑さを忘れます

館内では「クリスタルトリオ アンサンブル サマーコンサート」が開かれていました。
沢山のワイングラスのようなグラスをを並べた「グラスハープ」や、いくつもの大きな試験管のような物で出来た「ヴェロフォン」による演奏は、とても水と指先だけを使っていると思えない美しい音色。「グラスパンフルート」とともに奏でられる音楽は素晴らしかったです
タイミング良く演奏時間に間に合って良かった

 

ドライブの一番の目的は、「ポーラ美術館」。
昨年誕生日のプレゼントにと、次女に招待券を貰っていたのです。
ちょうど「レオナール・フジタ展」が開催中。

レオナール・フジタは「乳白色」の絵画ぐらいしか思いつかなかったのですが、今回の展覧会では、その絵画の技法の詳しい説明や、可愛らしい子どもの職人を描いた作品群など、面白い作品を見ることができて、楽しかったです。

小企画展や常設展示と、館内を結構歩き、多少疲れてきたので、カフェで休憩。
緑濃い森を眺めながら頂くケーキセット、美味しい~

 
芸術作品を見た後目に入るのが、自然豊かで広々とした風景だと、見てきた作品が一層美しく記憶に残るような気がします。
「箱根に行ったから美術館でも寄ろうか」ではなく、「美術展を観に箱根に行こうか」というのも、アリですね。

この後、峠を越えて湯河原までドライブしていたら、3匹のウリボウがかたまって沢側から道路に出てきました
以前、猿に出会った事はあるのですが、猪は初めて。
可愛らしいお尻をフリフリ、仲良くチョロチョロと道路を横切って 、山へ消えていきました。
兄弟かな~

 


緑を愛でに美術館へ

2011年06月06日 13時39分20秒 | お出かけ先の庭と花

今回の東京一泊旅行で、もう一つ美術館を訪れたいと思い、色々検索した結果、南青山の根津美術館へ行くことにしました。

改修工事以前と今では、どんな風にお庭等が変わったのか知りたかったし、先日旅したハウステンボスで有田焼や柿右衛門の陶磁器など見てきたので、企画展にも興味を持ったから。
伊万里・柿右衛門・鍋島 肥前磁器の華」では、1600年代前半から1700年代前半までの肥前磁器が時系列で展示されていて、磁器の発展の歴史を垣間見る事ができたように思います。
小学校の教科書に載っていた初代柿右衛門の苦労話を思い出し、苦労のかいあっての赤い色だと思うと、情熱の色のような気もしました。


お庭の様子は大きくは変わっていなかったのですが、庭園へ直接向かう道をつけたり、茶室に少し手を入れたりされたそうです。
庭側から竹越に見える美術館。
竹の葉がサワサワ揺れておりました。

土曜とあってか、各茶室ではお茶会が催されていて、庭で和服の方々とすれ違いました。
待合の踏み石に写る葉陰は、何とも風情があります。


カフェへ向かう小道は新しく作られたもの。

MEZUCAFEのテラスの木漏れ日も、初夏の暑さを和らげる演出の一つかも。

この庭園は昔ながらの地形を生かした西洋風にいえばサンクン(沈床)ガーデン。アップダウンが結構あるのですよ
一回りしてきたら、案外疲れていたので、ここで休憩。
名物のミートパイを頂きました

 

残念ながら燕子花(かきつばた)や藤は終わっていましたが、楓の緑葉のざわつきや、小川の水音など感じる、都会とは思えない自然豊かな和空間
紅葉の時期も、さぞ素晴らしいでしょうね。
日本の四季を感じつつ芸術にふれられる美術館。たまには訪れたいものです。

今回は家の都合で十分時間が取れなかったのですが、こうして美術館だけを目的に旅をするのも素敵かも。
今冬不祝儀で帰省した際、帰路の飛行機でお隣に座った女性の方は、二泊三日で美術館巡りをするのが目的だと話していました。

首都圏にはたくさん美術館があるので、時間とお金が許せば、あちこち出かけて自分の糧に出来たら良いな~、と思います。