場内の大名庭園を見てきました。
2010年に再現された、いもり堀です。
1907年に旧陸軍によって、埋め立てられました。
江戸時代の堀は、幅が広いところで約40m、
深さ10m以上あったそうです。
復元されて緑に囲まれた堀は、とても美しく見えます。
お堀通りを右に進んでいきます。
正面には、石川県政記念しいのき迎賓館です。
1924年に建てられた、旧石川県庁です。
2003年に新庁舎へ移転し、
ここは2010年にリニューアルオープンしています。
ガラスのカーテンウォールのファザードは、
大正時代の建築物とは対照的な建築物です。
正面側へと回り込んでいました。
矢橋賢吉氏、旧大蔵省の設計者です。
建設当時、石川県で初めての鉄筋コンクリート造の建築物です。
外装に使用されている煉瓦は、
旧帝国ホテル本館で日本初に使用されたと言われる、
愛知県武豊産のスクラッチタイルを使用しています。
樹齢約300年の椎の木が、正面に配置されています。
振り返ると、金沢21世紀美術館があります。
2004年に妹島和世氏と西沢立衛氏の設計で建設されました。
ここは以前に来たことがありました。
1900年以降に制作された作品が展示されています。
地上1階、地下1階建ての美術館です。
直径112.5mのガラス貼りの建築物です。
展示室はそれぞれ独立していて、回廊式にはなっていません。
見たい作品を各々が、選んで見ていく形式に配置されています。
2016年に、設計者によってデザインされた ” まる ” です。
写り込む廻りの景色が、きれいに見えます。
依然来た時には、無かった作品です。
外側の空間にも、楽しめる作品が配置されします。
これも設計者によってデザインされた、チェアです。
そら豆のようなデザインです。
座ってみたくなる形状です。
入らなくても、十分楽しめる美術館です。
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