![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/89/4bad25d32844ece23a023ac63fb9223d.jpg)
この大聖堂には、2種類のステンドグラスが存在します。
従前からよく見られる宗教画を、モチーフとしたもの。
そして、ここにもうひとつ、趣の違うものが存在しています。
ゲルハルト ・ リヒター の作品です。
第2次大戦で壊されたステンドグラスは、一旦修復されました。
ですが、新しいものは光の透過率が良くなく、全体に照度が不足していたそうです。
ですので、2001年からゲルハルト ・ リヒターの手によって変更が検討されました。
この大聖堂で使われている、中世に造られた元のステンドグラスに用いられていた72色を使用し、
このようなランダムなデザインを造り出しています。
写真にするのが難しく、何度も撮り直して何とか1枚撮れました。
教会にそぐわないなど、賛否両論あったステンドグラスですが、私的にはいい感じだと思います。
床にも、こうした細かいデザインのモザイクがありました。
リヒター もこうしたものを見て、モチーフとしたのではないでしょうか?
複雑なデザインは、コンピューターによる乱数表を使用して、デザインされたそうです。
東方三博士の聖遺物
ガラスのケースに、厳重に納められています。
過去の偉人の遺物が納められているのか、これを目当てに大聖堂を訪れる方も多いのだそうです。
東方三博士の聖遺物と一緒に、ミラノからこの絵も運ばれてきたのでそうです。
” 市の守護聖人たちの祭壇画 ” と呼ばれています。
ミラノから運ばれてきたからか、中央の女性は ” ミラノのマドンナ ” と呼ばれています。
絵画の横の柱にも、マリア像が見えます。
絵画がこの場所にあるので、ここに造られているように見えます。
教会内には、他にも柱に造り込まれた神々が見られます。
フランスのアミアン大聖堂を参考に造られた、この教会。
こちらの方が、側廊部分が広く造られています。
600年かけて造られた、世界最大のゴシック建築。
一見の価値は、十分にあります。
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