スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’10 冬 カンクン・メキシコシティ71

2010年03月22日 | ’10 カンクン・メキシコシティ
本館のエントランス前から、さらに先へと進んでいきます。
この大学の壁画のもうひとつの見所です。







ダビッド・アルファロ・シケイロス


メキシコの社会主義リアリズムの画家でスターリン主義者。
ディエゴ・リベラ、ホセ・クレメンテ・オロスコらとともにメキシコ壁画運動(メキシコ・ルネサンス)を立ち上げました。
巨大なフレスコ壁画作品で知られています。

シケイロスはオロスコ、リベラとともに第25回ヴェネツィア・ビエンナーレに初のメキシコ代表として参加しました。

そうして制作されたのが、1952年にメキシコシティのメキシコ国立自治大学の戸外に描かれた『 人民のための大学、大学のための人民 』と題された壁画です。


その壁画がこれです。
壁画というより、モニュメントのようです。
かなりのパワーを作品から感じます。
今から60年前の作品とは思えません。







2つの大きな作品は、こんな位置関係です。
ここは、少し足を伸ばしてもぜひ見てもらいたい場所です。

私も実は、国立人類学博物館とどちらを見るか悩んだのです。
昨日見た国立宮殿の壁画を見て、ぜひこちらを見てみたくなりました。


2つセットでぜひご覧下さい。







こちらが、大学の校章を中心とした学生の役割が描かれた西の壁面です。

メトロ・バスでやってくると、少し歩かないといけません。
バスで来れるそうですが、スペイン語が理解できない私はメトロ・バスを選択しました。
結構、街中からは距離があったように感じました。







なかなか見所のある大学を後にします。


これから向かうのは、ルイス・バラガンの自邸。
世界遺産です。







先程のモニュメントが見えます。
かなり距離があるように見えています。







実は遠近法を利用した造りになっています。
写真で見ると奥行きがわかりにくいので、効果を発揮しているように見えます。

コンビにで水分補給をして、次へと向かうことにしました。


post a comment