これなんだかお分かりになりますか?
バラガン邸のゲストルームの窓についている内側の扉です。
カーテン代わりに、4つの扉で採光を調節するようになっています。
これもなかなかクライアントには理解が得られなくて、実現していません。
非常に機能的に考えられています。
彼の書斎に面する出窓部分です。
道路に面したこの東向きの窓から、やわらかい日差しが差し込むようになっています。
一日のうち、どの時間帯にどういう光が差し込むかが検討され配置されています。
リビングを自然のうつろいと向き合う場所とし、外が見えない書斎を内面と向き合う場所と彼は考えたそうです。
設計の草案を考えたり、友人と語り合ったのはこの書斎だったそうです。
こちらが12号地、仕事場のドアです。
自宅の向こう側、オルテガ邸と反対側に配置されています。
本来なら一日限定で何組かが内部の見学ができるようになっています。
ここは、ルイス・バラガン財団によって管理されています。
今回はクリスマスあたりから年明けの間がクローズされています。
1月24日まで東京で「ルイス・バラガン邸をたずねる」 というイベントが行われていて、ここからも家具等が持っていかれていたそうです。
少し見づらいですが、ここにも世界遺産を示すプレートが掛けられていました。
この建物には、彼が在住時代のメイドさんが今も暮らしています。
「 私の家は、私の心の避難場所でした。 」
彼が残した言葉です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます