スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’10 冬 カンクン・メキシコシティ74

2010年03月25日 | ’10 カンクン・メキシコシティ
ルイス・バラガンの自邸とその仕事場


ルイス・バラガンが、後半生を過ごした自宅兼仕事場です。
2004年、ユネスコの世界遺産に登録されました。


フランシスコ・ラミレス将軍通りの12番地と14番地に位置し、12番地は仕事場そして14番地は自宅に当たります。
それぞれの建物は結ばれていますが、通りに面した入り口もそれぞれについています。

1948年竣工 コンクリート造3階建 面積1,161㎡ 。







外観を見ると、とても世界遺産のようには見えません。
私の好きな建築家の一人 ” ルイス・バラガン ”
彼の作品を初めて見学します。


中には入れないんですけどね....


見学をしても内部の写真は取ることが、元々できません。
それでもやはり見てみたかった.....







こちらが14号地、自宅側のエントランスです。
黄色く塗玄関ドアは、内部から見ると欄間から入る光で黄色く周りを染めます。


ぜひ見てみたかった。







黄色く染まるエントランスの先は階段になっています。
その先がアトリエとリビングに分かれます。


リビングには、庭を切り取る十字のフレームの大きな窓があります。







バラガンは、家の中には緑色は決して使いませんでした。
なぜなら、グリーンは屋外にたくさんあるから使う必要が無いと....


彼らしい発想です。



全景を見わたすパノラマよりも、
正しく枠取られた
風景のほうが美しいものです。



ルイス・バラガンの言葉です。







書斎から、ゲストルームに繋がる階段です。
こんな階段をやってみたいのですが、建築基準法に阻まれます。


もう少し個人住宅の建築などは、自己責任でもいい気がするのですが....


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