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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’17 冬 ダナン 58

2017年04月13日 | ’17 ダナン

 

 

この街で、一番日本らしい場所として残っている場所。

 

来遠橋

 

通称 日本橋、1593年当時在住の、日本人によって架けられた橋です。

その当時の、日本人街と中華街とを、結んでいたそうです。

 

 

 

 

橋の部分に、屋根が架けられ居住スペースが、作り出されています。

 

幅3m、長さが18mあります

日本人街と、中華街とを遮る関所のように、

使用されていたのかもしれません。

 

 

 

 

 

下流の様子です。

 

来遠橋の名前の由来は、完成から、ずっと経った1719年に、

国王が論語にある

” 朋あり遠方より来たる、また楽しからずや。 ”

というくだりから、名付けたとされています。

 

 

 

 

内部は、朱塗りになっています。

金文字で、来遠橋と書かれた額が掛けられています。

色が落ちかけていますが、水色に塗られた部分も見えています。

 

 

 

 

ヴェトナム語で、橋寺 と呼ばれています。

 

その名の通り、内部には があります。

ここが日本人にとっての、集会所のような役目を、

はたしていたのかもしれません。

 

 

 

 

床には、こんな隙間もあります。

 

ここは、1986年に修復されています。

修復から、約30年経っていることになります。

 

 

 

 

申年から工事が始まり、戌年に完成した来遠橋。

橋の入口には、それぞれ猿と犬の木像が、置かれています。

 

2006年発行の20,000ドン紙幣に、この橋の姿が描かれているそうです。

日本製のものが、外国の紙幣に姿があるのは、珍しいのかもしれません。



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