この街で、一番日本らしい場所として残っている場所。
来遠橋
通称 日本橋、1593年当時在住の、日本人によって架けられた橋です。
その当時の、日本人街と中華街とを、結んでいたそうです。
橋の部分に、屋根が架けられ居住スペースが、作り出されています。
幅3m、長さが18mあります。
日本人街と、中華街とを遮る関所のように、
使用されていたのかもしれません。
下流の様子です。
来遠橋の名前の由来は、完成から、ずっと経った1719年に、
国王が論語にある
” 朋あり遠方より来たる、また楽しからずや。 ”
というくだりから、名付けたとされています。
内部は、朱塗りになっています。
金文字で、来遠橋と書かれた額が掛けられています。
色が落ちかけていますが、水色に塗られた部分も見えています。
ヴェトナム語で、橋寺 と呼ばれています。
その名の通り、内部には 祠 があります。
ここが日本人にとっての、集会所のような役目を、
はたしていたのかもしれません。
床には、こんな隙間もあります。
ここは、1986年に修復されています。
修復から、約30年経っていることになります。
申年から工事が始まり、戌年に完成した来遠橋。
橋の入口には、それぞれ猿と犬の木像が、置かれています。
2006年発行の20,000ドン紙幣に、この橋の姿が描かれているそうです。
日本製のものが、外国の紙幣に姿があるのは、珍しいのかもしれません。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます