スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 カンボジア 29

2019年07月07日 | OLD DAYS

 

 

東洋のモナ・リザを見てきました。

ツアーでの観光は、容赦なく次の目的地へと向かいます。

 

今度は森の中を進んで行きます。

ここにもお土産物をドルで取引しようとする、子供たちがたくさんいます。

 

 

 

 

ここは王が造った療養施設です。

 

ニャック・ポアン

 

ここがその中心部分の、中央池と呼ばれる場所です。

廻りには、4つの小さな池が配置されています。

 

 

 

 

1辺70mの中央池です。

その真ん中に人口島が造られ、そこに中央祠堂が配置されています。

円形の7段の基壇で人口島は造られています。

 

元々はヒマラヤからの水を引き込んでいたそうですが、現在は干上がっています。

雨季の大雨の時期には、水がたまらないのでしょうか。

水に浮かぶ祠堂を見てみたい気がします。

 

 

 

 

中央祠堂です。

ここには観世音菩薩が祀られています。

 

ヒマラヤからの水で沐浴し、体調を整えていたそうです。

ここは大きな沐浴場です。

 

 

 

 

右手には、蛇神ナーガが見えます。

東側に2つの頭があり、西側で尾を絡ませています。

ニャック・ポアンとはクメール語で、” 絡み合う蛇 ” という意味だそうです。

 

左手に見えているのが、向こう向きですが 神馬ヴァラーハ です。

インドの物語では、ヴァラーハは観世音菩薩の化身だったそうです。

 

 

 

 

水が流れ落ちる場所がありました。

 

中央池の周りには、水、土、火、風 を象徴する4つの池が配置されています。

4つの池はそれぞれが、中央の水源である主水槽と石の水路によって繋がれています。

東西南北には小さな祠堂があり、牡牛、馬、ライオン、象が配置されているそうです。

 

 

 

 

中央祠堂に彫られた仏像です。

この彫刻も、修復されているようです。

 

古い修復は、フランスの手によって行われています。

東洋と西洋の神とでは、顔立ちや造りも違うと思うのですが問題なかったのでしょうか。

芸術に造詣の深い国ですので、問題無いのかもしれません。



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