東洋のモナ・リザを見てきました。
ツアーでの観光は、容赦なく次の目的地へと向かいます。
今度は森の中を進んで行きます。
ここにもお土産物をドルで取引しようとする、子供たちがたくさんいます。
ここは王が造った療養施設です。
ニャック・ポアン
ここがその中心部分の、中央池と呼ばれる場所です。
廻りには、4つの小さな池が配置されています。
1辺70mの中央池です。
その真ん中に人口島が造られ、そこに中央祠堂が配置されています。
円形の7段の基壇で人口島は造られています。
元々はヒマラヤからの水を引き込んでいたそうですが、現在は干上がっています。
雨季の大雨の時期には、水がたまらないのでしょうか。
水に浮かぶ祠堂を見てみたい気がします。
中央祠堂です。
ここには観世音菩薩が祀られています。
ヒマラヤからの水で沐浴し、体調を整えていたそうです。
ここは大きな沐浴場です。
右手には、蛇神ナーガが見えます。
東側に2つの頭があり、西側で尾を絡ませています。
ニャック・ポアンとはクメール語で、” 絡み合う蛇 ” という意味だそうです。
左手に見えているのが、向こう向きですが 神馬ヴァラーハ です。
インドの物語では、ヴァラーハは観世音菩薩の化身だったそうです。
水が流れ落ちる場所がありました。
中央池の周りには、水、土、火、風 を象徴する4つの池が配置されています。
4つの池はそれぞれが、中央の水源である主水槽と石の水路によって繋がれています。
東西南北には小さな祠堂があり、牡牛、馬、ライオン、象が配置されているそうです。
中央祠堂に彫られた仏像です。
この彫刻も、修復されているようです。
古い修復は、フランスの手によって行われています。
東洋と西洋の神とでは、顔立ちや造りも違うと思うのですが問題なかったのでしょうか。
芸術に造詣の深い国ですので、問題無いのかもしれません。
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