スターアライアンスNote

世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

’10 夏 アンダルシア 21

2010年09月04日 | ’10 アンダルシア



暑い日が続きますが、今朝郵便局の前を通ると

” 年賀状の予約受付を始めました ”

と張り紙がされていました。

まだまだ残暑お見舞いより、猛暑お見舞いといった感じなのですが
あまりに季節感のないポスターにちょっと絶句しました。

そういう私は年末の旅行の準備を進めているのですが....



今回予定外のマドリッド滞在が決まった時に、見てみようと思ったものが3つありました。

王宮とプラド美術館と ” ゲルニカ ” でした。
時間の関係で王宮かゲルニカをあきらめそうになりました。

頑張って時間を調整しながら、予定の2つ目を見学します。







ソフィア王妃芸術センター


現国王フアン・カルロス1世の王妃ソフィアにちなんで名付けられました。

20世紀の近現代美術を中心に展示されています。
ピカソ ・ ダリ ・ ミロ の作品が多数展示されているそうです。
 






ここがエントランスになります。

入館料は一人6ユーロです。
ここでもカードが使えました。

日本人のツアーの方々がちょうど出てきたようです。
皆さんで写真を取り合っていました。







正面にあるガラスのエレベーターで4階まで上がることにしました。
ここの展示フロアーは2階と4階のツーフロアーになります。
2機ある ガラス張りのエレベーター ですが、温室のようで中が暑い。







エレベーター前の踊り場もガラス張りでした。

やはりここも暑いです。
今日のマドリッドの気温は34℃あります。
乾燥した街ですのでほとんど汗をかきませんが、ここは別でした。

この美術館も当然のように NO PHOTO でした。

4階は写真を中心とした構成です。
やはり戦争テーマとしたものが多いような気がしました。

時間があまりありませんので、飛ばして見て行きます。
絵画が増えてきて、 ” おっ ” と思うものはやはり ピカソやダリ でした。
ミロの作品は私の好みではありませんでした。

不思議な音のする階段で2階まで降りました。

ここも駆け足で見て回ります。
ところどころにあるダリに足を止めながら、やっと見つけました ” ゲルニカ ” 


やはり人だかりになっています。


それでも無理して写真を撮ろうとする中国の方が何人かいました。
それにしても私が想像していたより大きい作品です。


ゲルニカ

 
ピカソの代表作でフランコ政権崩壊後スペインに里帰りし、
プラド美術館別館からここに移され展示されています。

1937年の作品で 縦3.5m 横7.8m の大作です。
キャンバスに工業用絵具ペンキによって描かれているそうです。
絵画としては珍しくモノクロームで描かれています。

あえて血の色を見せなかったと言われています。




ものすごくインパクトのある作品です。
ヨーロッパに来ると教会や美術館にある古い絵のほとんどが宗教画です。
近代美術がすごく新鮮に見えました。

美術館のショップに立ち寄り、先を急ぎました。

思いのほかこの美術館をゆっくりと見学してしまいました。
時間は13時半過ぎです。







次の目的地は ” プラド美術館 ” です。
ホテルには15時半には戻らないといけません。

先を急ぎました。



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