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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 カンボジア 31

2019年07月09日 | OLD DAYS

 

 

一度破壊された寺院です。

ですが、自然による破壊も進行しているようです。

この部分は、ガジュマルによる浸食を補強しながら防いでいるようです。

 

聖なる劔が発見された場所ですので、ここはこの国の歴史上重要な場所に感じます。

 

 

 

 

ですが、自然の力にはなかなか勝てない気もします。

 

私が訪れてからかなり時間が経っていますので、

修復や保全がもっと進んでいるかもしれません。

観光による収入は、修復などの財源に欠かせない気がします。

ですが、あまりに人が増えすぎるのも、保全面からするとマイナスなることも多い。

そのバランスが、難しい感じです。

 

 

 

 

手付かずの場所が、多い寺院です。

 

本堂は三重の周壁に囲まれています。

東西南北4つの参道がありますが、南北の参道は崩れて使用できないそうです。

それぞれにアンコールトムのような塔門が設けられていたそうですが、

入って来た東の部分以外は、崩れ落ちてしまっています。 

 

 

 

 

内部に置かれた彫像です。

 

上部の壁に穴が開き、そこから光差し込んできています。

私が訪れた時には、修復を行っている感じではありませんでした。

遺跡は数多く点在しているので、なかなか難しいのかもしれません。

 

 

 

 

 仏像も修復されているようです。

王が造った寺院ですので、やはり彫刻も細かなものが施されています。

 

かつてはこの寺院に、千人以上の僧侶が暮らしていたそうです。

今では全く、その面影は感じられません。



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