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世界を旅するために働く、Architectによる旅日記

かつて訪れた場所 カンボジア 33

2019年07月11日 | OLD DAYS

 

 

暑い中の観光が続いています。

一旦ホテルに戻って、午後の観光になりました。

 

朝からハードな観光がが続いていました。

2組で観光していましたが、もう一組の方は体調不良もあり、

ここから先の観光をキャンセルされていました。

食事が合わなかったのか、水が合わなかったのか。

結構厳しい、夏のカンボジア観光です。

 

 

 

 

 タ・ケウ

 

碧王の塔という意味の遺跡です。

10世紀末にジャヤバルマン5世の手によって建設が始まった寺院です。

ですが、王の死によって建設が中止されたとも、建設中に中央祠堂に落雷があり、

神の怒りと信じた当時の人々によって建設が中止されたとも言われています。

 

 

 

 

ピラミッド式の祠堂には、3つの回廊が造られています。

見上げるような立派な祠堂が見えます。

急な階段が、祠堂へと続いています。

 

ここを上がって祠堂へ入ってきます。

 

 

 

 

上がってくるとこんな景色です。

ここは元々、ヒンドゥー教の寺院して建設されています。

 

周壁の造られ方が、ヒンドゥー教の寺院のものに見えます。

この遺跡には砂岩のみが使用されている点が、他の遺跡と異なっているそうです。

 

 

 

 

窓のある周壁、が廻りを囲んでいます。

コーナー部分には、小さな祠堂のようなものが造り込まれています。

 

基礎の構成方法がアンコールワットと同じように造られているそうです。

元々、長きにわたって使用することを考えたでの建設だった寺院に感じます。 

 

 

 

 

 

 中央祠堂の部分です。

 

未完状態で放置された部分です。

こうしてみるとまず積み上げてから、彫刻を彫り込んだように見えます。

形としては祠堂の形状に積みあがっています。

 

装飾の無い四角い形状には、違和感を感じます。

 

 

 

 

 遺跡を囲む周壁は、完成しているように見えます。

 

寺院へ入っていく門の上部には、アンコールトムのような微笑む仏像の顔が見えます。

元々ヒンドゥー教の寺院として、建設された寺院です。

この門が当時のものだとすると、仏教的なものと融合しているように見えます。

 

謎の多い、未完の寺院です。



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